1歳児の平均身長は?伸びない原因は危険な場合も?適切な対処法も紹介

1歳児の身長が伸びないのには何か問題があるのでしょうか。この記事では、1歳児の身長・体重の平均や、男の子・女の子別の成長曲線などを紹介します。さらに、身長が伸びない原因や、適切な対処法も紹介しますので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 1歳児の身長・体重の平均値は?
  2. 1歳児の成長曲線を男の子・女の子別に紹介!
  3. 1歳児の身長が伸びない原因は?危険な場合も?
  4. SGA低身長症とは?
  5. 1歳児の身長が伸びないのときの適切な対処法!
  6. 1歳児の身長について知っておこう!

1歳児の身長・体重の平均値は?

1歳の子どもの身長・体重の平均値は、男の子が身長およそ75.0cm、体重およそ9.3kgです(※1)。女の子が、身長およそ73.4cm、体重およそ8.7kgになります(※1)。子どもの成長を確認するためにも平均値を知っておくのは有効ではありますが、この数値はあくまでも目安となります。

1歳の子どもの成長は個人差も大きいため、この平均に近くなければならないというわけではありません。過度に気にしすぎず、子どもがすこやかに成長できる環境を整えてあげることが大切です。

(1歳の子どもの成長については以下の記事も参考にしてみてください)

【1歳6ヶ月】赤ちゃんの成長目安と育児の注意点!1歳半健診とは?体験談も

1歳児の成長曲線を男の子・女の子別に紹介!

まずは、1歳の子どもの成長曲線からみてみましょう(※1)。男の子・女の子別に1歳児の成長曲線を紹介しますので参考にしてみてくださいね。

(1歳の子どもの成長については以下の記事も参考にしてみてください)

【1歳10ヶ月】赤ちゃんの成長目安や育児のポイント!体験談多数

男の子

1歳児の男の子の平均身長の成長曲線の標準の範囲は、1歳ちょうどで69.4〜78.5cm、1歳半で74.8〜84.8cm、2歳ちょうどで79.7〜90.7cmになります。平均体重の成長曲線の標準の範囲は、1歳ちょうどで7.51〜10.82kg、1歳半で8.53〜12.23kg、2歳ちょうど月で9.52〜13.69kgです。

子どもは、2歳半ころまでどんどん成長していきます。1歳の男の子は、2歳になるまでの1年間で平均8.9〜11.7cmほど成長します。身長の伸びがこの範囲内であれば、小さめであっても大きめであっても安心してよいでしょう。

女の子

1歳児の女の子の平均身長の成長曲線の標準の範囲は、1歳ちょうどで64.7〜76.7cm、1歳半で73.0〜83.2cm、2歳ちょうどで78.3〜89.4cmになります。平均体重の成長曲線の標準の範囲は、1歳ちょうどで7.02〜10.27kg、1歳半で7.90〜11.55kg、2歳ちょうどで8.78〜12.9kgです。

1歳の女の子は、2歳までの1年間で平均8.8〜11.8cmほど成長します。伸び率がこの範囲内であれば、正常に成長していると判断できるでしょう。

平均身長・体重ともに少し男の子の方が大きいですが、1歳くらいまではそれほど差はありません。しかし、1歳2ヶ月を過ぎると、徐々に男の子と女の子の身長・体重の差は開いていきます。

1歳児の身長が伸びない原因は?危険な場合も?

子どもが1歳になったのに身長が伸びない場合、何か問題が隠れていることも考えられます。1歳の子どもの身長が伸びない時に考えられる原因について、くわしく解説します。

子どもの栄養不足

子どもの身長は、栄養不足が原因で伸びないということも考えられます。離乳食の進みが悪かったり、好き嫌いが激しいなど、食事の栄養バランスが取れていない場合、身長の伸びや体重の増加に支障をきたすこともあるのです。

専業主婦

30代

とにかく離乳食の好き嫌いが激しくて、1歳くらいになってもなかなか食べてもらえなかった。そのせいで、身長も体重も平均以下に。先生からは、まずはしっかり離乳食を食べさせることが大切といわれ、味付けとか調理方法を工夫して頑張ったよ。

そのおかげか、3歳になった今は平均通りの身長と体重になった。

早い時期に断乳や卒乳をした子どもの場合は、ミルクや母乳の栄養が不足することになるため、食事の栄養バランスに特に気をつける必要があります。

(1歳の子どもの食事については以下の記事も参考にしてみてください)

1歳の子がご飯を拒否…原因や対処法!病気の可能性も?体験談あり

基礎疾患

1歳の子どもの身長が伸びないのは、基礎疾患が原因である場合もあります。肝臓病や心臓病、腎臓病などの慢性疾患や、アミノ代謝異常症や脳下垂体の近くの脳腫瘍など、さまざまな疾患がホルモン異常や栄養不良を引き起こし、低身長の原因になると考えられています。(※2)

ホルモンの異常

1歳の子どもの身長が伸びない原因としては、ホルモンの異常も考えられるでしょう。とくに、脳下垂体から分泌される「甲状腺ホルモン」と「成長ホルモン」が足りない場合、身長の伸びに影響を与えることが分かっています。(※2)

脳下垂体近くの脳腫瘍によってホルモンが分泌されにくくなっていることもありますし、頭を強くぶつけて脳下垂体に障害が起こってしまいホルモンが分泌されなくなっている場合もあるでしょう。

遺伝や体質

パート

30代

うちは私も夫も平均より身長が低いから、子どもも生まれた時からずっと平均より小さめだよ。1歳でも身長も体重も平均以下だったけど、遺伝かなってとくに気にならなかったな。男の子だとちょっとかわいそうだけど、女の子だから「まぁいっか」って。

1歳の子どもの身長が伸びない場合、原因のほとんどが子どもの体質や遺伝だとされています(※2)。両親が低身長だと、子どもも大体の場合は低身長になりますよね。また、両親だけでなく、祖父母からの隔世遺伝という場合もあります。

しかし、必ずしも低身長が遺伝するわけではないため、両親が平均以下の身長だったとしても子どもは平均以上に伸びることもあります。

会社員

20代

おじいちゃん、おばあちゃんも小さく、私も小さいので1人目の子どもも平均ギリギリラインの小ささ。低身長はしっかり子どもに遺伝してます。でも驚いたのが、2人目は大きく成長してること。平均より少しはみ出す勢い。遺伝ってわからないなーと思ったよ。

両親や祖父母の体質や体格が、どれくらい子どもの成長に影響を与えるかははっきりとは分かっていません。そのため、両親が平均よりも小さいからといって、子どもの身長に影響があるかもしれないと心配しすぎる必要はないでしょう。

病気の可能性も

子どもの身長が伸びない場合、低身長をきたす疾患が隠れていることも考えられます。低身長の症状がある病気は「SGA低身長症」があります。SGA低身長症については下記の見出しでくわしく紹介します。

また、女の子のみ発症する「ターナー症候群」も低身長の要因となる病気です。ターナー症候群は、染色体が欠けることにより女性ホルモンや成長ホルモンが不足してしまいます。(※2)

さらに、骨や軟骨の病気によって、低身長になることもあります。軟骨異栄養症の場合、体にくらべ手足が短いなどバランスに問題があり気づくケースもあるでしょう。

SGA低身長症とは?

1歳の子どもの身長が伸びないとき、SGA低身長症が原因であることも考えられます。ここでは、SGA低身長症について症状と治療法をくわしく解説します。(※2)

SGA低身長症の症状

SGAとは「Small for Gestational Age」の略で、ママのお腹の中にいる期間に相当する標準身長・体重に比べ、小さく生まれてきた赤ちゃんのことです。赤ちゃんの出生時の身長・体重をみて、専門の医師がSGAかどうかを判断します。

SGAであった場合でも、ほとんどの赤ちゃんは2~3歳までに平均身長に追いつきます。しかし、この頃までに平均身長に追いつかない場合、SGA低身長症の可能性を疑う必要が出てくるのです。治療を受けなければ、大人になっても低身長のままということもあります。

SGA低身長症の治療法

SGA低身長症の場合、ホルモン治療が必要になります。SGA低身長の診断・治療をしてもらうためには、小児内分泌外来を受診するようにしましょう。小児内分泌外来で詳しい検査を行い、治療が必要かどうかを判断します。

SGA低身長症の治療法は、毎日のホルモン注射です。成長期が終わるまで、毎日就寝前に注射でホルモンを補います。自宅で簡単に注射できるペン型の注射器を使用するため、それほど大きな負担なく治療が可能です。

専業主婦

30代

SGA性低身長症で治療中です。2年ほど治療してますが、治療前と比べると驚くほどぐんぐん身長が伸びています。最初の1年は、10cmくらい伸びて本当に驚いたよ。6cmくらいどんと伸びる時期もあれば、数mmしか伸びない時もあり、先生が量を調整しながらホルモン注射してます。

身長の伸びにあわせながら、医師がホルモンの量を調整し治療していきます。ホルモン注射で問題なく成長する子どもも多いため、子どものためにもしっかり治療を続けてあげたいですね。

1歳児の身長が伸びないのときの適切な対処法!

1歳の子どもの身長が伸びない場合、どのように対処するのが適切なのでしょうか。正しい対処法を知っておくことで、子どもの成長を手助けすることもできます。

栄養バランスのとれた食事を心がける

パート

30代

1歳になってもなかなか離乳食が進まず、おかげで身長も体重も小さいまま。不安になり、フォローアップミルクを追加したり、野菜をなんとか食べてもらえるよう工夫して与えるように頑張りました。少しずつ食べる量も増え、徐々に成長曲線の標準の範囲におさまるようになりました。

1歳の子どもの身長が伸びない時の対処法としては、まずはじめに食生活を見直してみることが必要です。栄養がしっかりたりているか、子どもの食事を確認してみましょう。とくに、子どもの体の成長を促す栄養素を多めに取り入れることを意識してみましょう。

事務

30代

うちの子は好き嫌いが激しくて、食べられるものを与えようと離乳食は偏ったメニューになりがちに。でも、身長が伸びてない…と不安になり、栄養をしっかり与えないとと考え直しました。

乳製品や卵も工夫して食べさせるようにしたら、2歳ころなんとか平均に追いついたよ。

子どもの体の成長には、たんぱく質やカルシウム、亜鉛やビタミンD、マグネシウムなどの栄養素が欠かせません。肉、魚、乳製品や卵、納豆などをしっかり食べさせてあげましょう。また、太陽の光を浴びると体内でビタミンDが作られます。栄養をしっかりとり、日光をたくさん浴びることを心がけてみましょう。

(1歳の子どもの食事については以下の記事も参考にしてみてください)

1歳半の食事量やスケジュールは?食べない時は?味付けや注意点も!

たっぷり睡眠をとる

1歳の子どもの身長が伸びない時の対処法として、たくさん睡眠をとらせることも大切になります。子どもの成長のためには、睡眠時間を長くすることよりも、成長ホルモンが多く分泌さている時間帯にしっかり眠ることが大切です。成長ホルモンは入眠後2〜3時間の間にもっとも多く分泌されるため、この時間帯にぐっすり眠ることが重要です。

専業主婦

20代

1歳のころ、平均より身長も体重も少なくて不安になりました。お昼寝しすぎて夜寝れないって日が多かったから、そのせいかな?と思い生活習慣を見直すことに。お昼寝を短くして、夜早めに寝かせるようにしました。2歳すぎには平均通りの成長になっていて、一安心。

お昼寝をしすぎてしまうと、夜の成長ホルモンが分泌される時間帯にぐっすり眠れなくなる可能性があるため注意しましょう。また、1歳で夜泣きがひんぱんな場合も、子どもの成長に影響を及ぼすことが考えられます。夜泣きの対処法を知り、子どもがぐっすり眠れるよう意識してみましょう。

(1歳の夜泣きについては以下の記事も参考にしてみてください)

1歳〜1歳半の夜泣きの原因と5つの対処法!病気の可能性も?体験談あり

規則正しい生活を

サービス業

40代

日中よく寝る子で真夜中は元気に遊んでいることも度々あり、身長が平均よりも低めでした。保健師さんから成長ホルモンが分泌できてないのかもといわれ、生活リズムを整えるようにしました。

日中あまり寝かせないようにしたら、2歳までにぐんぐん成長!2歳すぎたら平均より大きめになってました。

1歳の子どもの身長が伸びない時の対処法として心がけたいのが、規則正しい生活を送ることです。子どもの発達に大切な成長ホルモンは、生活リズムの乱れや睡眠不足が原因により分泌量が減るといわれています。そのため、毎日同じリズムで生活することが、子どもの成長には何より大切になるのです。

パート

30代

お昼寝たっぷりしたからいっかーとついつい夜更かしさせてしまってたら、1歳半健診で身長が低く平均ギリギリに。夜更かしのせい?と思い、規則正しい生活を心がけるようにした。すると、3歳健診ではしっかり平均にはまってました。夜の睡眠って本当大事。

休日前だからと大人の就寝時間に子どもを付き合わせたり、お昼寝をたくさんしたからとダラダラ夜遅くまで起こしていたりなど、リズムが狂う生活習慣は見直すようにしましょう。

1歳児の身長について知っておこう!

この記事では1歳児の平均身長や伸びない原因について紹介しました。身長が伸びないからと過度に心配しすぎる必要はありませんが、中には基礎疾患やホルモン異常など危険が潜んでいる場合もあります。子どもの状態や成長をしっかり確認し、平均よりも明らかに身長が伸びていない時は、小児科を受診するようにしましょう。

しかし、ほとんどの場合は、生活リズムや食生活の見直しで対処できます。子どもの成長のために、栄養バランスのとれた食生活、睡眠をしっかりとれる生活習慣を心がけてあげましょう。

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