赤ちゃんの頭皮にフケができる原因は?乾燥したカサカサ肌の対処・予防法を紹介!

【医師監修】赤ちゃんのフケが気になったことはありませんか?この記事では、赤ちゃんの頭皮にフケができる原因や、フケ・カサカサ肌の対処法を原因別に解説します。さらに、赤ちゃんの肌の乾燥を予防するシャンプーなどの保湿対策や、頭皮のフケや乾燥で注意することも紹介します。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきの原因は?
  2. 赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきの原因が乾燥の場合の対処法
  3. 赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきの原因が皮脂の場合の対処法
  4. 赤ちゃんの肌の乾燥を予防するシャンプーなどの保湿対策
  5. 赤ちゃんの頭皮のフケや乾燥で注意することは?
  6. 赤ちゃんの頭皮のフケは対処・予防しよう!

赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきの原因は?

赤ちゃんの頭皮のフケやカサつきが気になったことはありませんか?赤ちゃんの頭皮は、生まれてすぐでもトラブルが起きやすい箇所です。赤ちゃんの頭皮のフケやカサつきの原因は、乾燥と皮脂によるものがほとんどです。ここではまず、赤ちゃんの頭皮のフケやカサつきの原因を乾燥と皮脂に分けて、それぞれの症状について解説します。

(赤ちゃんの肌のトラブルについては以下の記事も参考にしてみてください)

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乾燥が原因

赤ちゃんの頭皮のフケやカサつきが乾燥によるものの場合、白く細かいフケがパラパラと落ちてくることが多いでしょう。また、頭皮や髪の毛にベタつきがなく、頭全体がカサカサしているように感じるのも症状の特徴です。乾燥による頭皮のカサつきは、とくに秋から冬にかけて起こりやすくなります。

皮脂が原因

赤ちゃんの頭皮のフケやカサつきの原因が皮脂の場合、赤ちゃんの頭皮や髪の毛全体がべたついているように感じるでしょう。さらに、頭皮からは脂っぽいにおいがして、黄色いかさぶたのようなかたまりができている場合もあります。皮脂が原因の症状は、新生児期にも起こりやすいでしょう。

会社員

40代

新生児のころ、赤ちゃんの頭皮に黄色っぽいかたまりができてベタついて大変だった。先生に相談したら「乳児脂漏性湿疹」と言われたよ。新生児期によく起こる症状らしく、しっかり洗ってあげてと言われた。軟膏も出してもらえて、比較的すぐ治った。

また、皮脂が原因の場合ひどくなると「乳児脂漏性湿疹」を引き起こすこともあります(※1)。この場合、頭皮だけでなく顔や体にも湿疹ができ、かさぶたのようになります。症状がひどい時は、軟膏を処方してもらう必要もあるでしょう。

新井昇子

小児科医

乳児期によくみられる頭皮のトラブルで、皮脂が原因の場合は赤みや腫れがない場合はお風呂の時に石鹸で頭皮を洗って余分の皮脂を落とします。赤みや腫れがある場合は一時的にステロイド剤を使用することもあります。医師の指示に従ってステロイドを使用すれば炎症はよくなってきます。ステロイド剤に抵抗のある方もいると思いますが、適量適切に使用すれば副作用はほとんどありませんし、皮膚炎になってしまっている状態を早く改善することが重要ですので割り切って使うことも必要な時もあります。不安な方は小児科に遠慮なくご相談ください。

赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきの原因が乾燥の場合の対処法

赤ちゃんの頭皮のフケやカサつきの原因が乾燥の場合、どのように対処したらよいのでしょうか。ここではまず、赤ちゃんの頭皮が乾燥している時の対処法やお世話のポイントについて解説します。

(赤ちゃんのお世話については以下の記事も参考にしてみてください)

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洗いすぎないようにする

赤ちゃんの頭皮が乾燥している時は、頭を洗いすぎないことが大切です。シャンプーなどで赤ちゃんの頭をゴシゴシ洗いすぎると、必要な皮脂までも洗い流してしまいます。洗いすぎで皮脂や水分が奪われ、赤ちゃんの頭皮が乾燥してしまうのです。

赤ちゃんの頭皮が乾燥してフケが出たりカサついたりしている時は、シャンプーを使わずお湯だけで洗い流す程度にしてみましょう。また、頭皮用のシャンプーよりも洗浄力の弱いボディ用に変えてみてもいいですね。さらに、乾燥の場合は頭を洗う回数にも注意が必要です。赤ちゃんはよく汗をかきますが、1日に何度も頭をシャンプーする必要はありません。

シャンプーはしっかり洗い流す

赤ちゃんの頭皮が乾燥してフケが出たりカサついたりしている場合、頭を洗ったシャンプーなどの洗浄料をきちんと洗い流すよう心がけましょう。頭皮にシャンプーなどの洗浄料が残っていると、乾燥やフケを引き起こす原因になってしまいます。赤ちゃんをお風呂に入れる時は、体だけでなく頭皮の洗浄料も完全に洗い流すことを意識しましょう。

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