赤ちゃんの首すわりの時期はいつから？練習の必要性や確認方法の動画も！

赤ちゃんにとっての最初の発達過程が、首すわりです。首すわり前、特に新生児期は抱っこをしていても首が不安定で、早く首がすわらないかなと思っているママも多いかもしれませんね。では、赤ちゃんの首すわりとは具体的にどのような状態のことを指すのでしょうか。

首すわりとは、赤ちゃんが自分で首を自由に動かせる状態のことを指します。赤ちゃんの首の筋肉の発達に伴い、新生児期には重くて支えることのできなかった頭を少しずつ支えることができるようになります。具体的には、縦抱っこの状態で首が安定し、左右に動かすことができ、うつ伏せになったときに赤ちゃんが自分で首を持ち上げることができる状態です。（※1）

赤ちゃんの運動機能は上から下へと発達していくといわれています。まずは首がすわり、寝返りをするようになり、次に腰がすわって座れるようになり、ハイハイ、歩行と発達します。そのため、首すわりは赤ちゃんにとっての最初の発達過程といわれています。

（赤ちゃんの寝返りについては以下の記事も参考にしてみてください）

ある日突然赤ちゃんの首がすわるのではなく、首すわりには過程があります。はじめは筋力が未発達のため、自由に首を動かすことすらままなりません。赤ちゃんの成長に伴い、まずはあおむけ寝の状態で首を左右に動かせるようになります。

その後、うつぶせ寝にしたときに首を持ち上げようとするようになり、抱っこしたときの首のグラグラ感が少しずつ安定してきます。

このような過程を経て、少しずつ首を持ち上げることのできる時間が増え、抱っこの際の安定感も増し、赤ちゃんの首すわりが完了します。

赤ちゃんの発達の目安のひとつとなる首すわりは、生後3ヶ月頃から始まり生後4ヶ月を目安に完了します（※1）。

早い子だと、新生児期から首を左右に動かし始め、生後2ヶ月頃からうつ伏せにしたときに短時間首を持ち上げることができるようになり、縦抱っこしたときも首が安定しはじめます。生後5ヶ月の終わりには、ほとんどの赤ちゃんが首すわりが完了するといわれています。

しかし、これはあくまでも目安の月齢です。赤ちゃんの発達過程には個人差が大きいので、生後5ヶ月になっても首がすわっていないからといって焦る必要はありませんよ。首がすわることで、今まで寝んねで天井ばかり見ていた赤ちゃんの視界が、縦横左右に広がり、赤ちゃんの世界も広がることになります。

（赤ちゃんの月齢の数え方については以下の記事も参考にしてみてください）

赤ちゃんの首がすわったかどうかの判断は、多くの自治体で行われる3～4ヶ月健診において医師が確認することがほとんどです（※1）。しかし、ママやパパが自分でも赤ちゃんの首がすわったのかを確認したい場合は、上の動画のような方法で確認することができます。

くわしくは、以下に解説しています。いずれの方法も、赤ちゃんの様子を見ながら無理せず試してみてくださいね。

まずは、赤ちゃんをうつ伏せにして寝かせます。そのときに、自力で頭を持ち上げることができれば、首がすわったと判断できます。最初は短時間ほんの少し首を持ち上げる程度だった赤ちゃんも、首の筋肉の発達に伴い、安定して頭をあげられるようになります。

赤ちゃんの脇の下を持ち、縦抱きにしてみましょう。そして、赤ちゃんの身体を少し傾けたときに、重力に逆らい首の筋肉を使って首を持ち上げることができれば、首がすわったと判断できます。首すわりが完了していないときにやると赤ちゃんの首が前後左右にガクンと傾いてしまうので、慎重に試してみてくださいね。