赤ちゃんの首すわりの時期はいつから?練習の必要性や確認方法の動画も!

【医師監修】赤ちゃんにとって、最初の成長の目安となる首すわり。ここでは、赤ちゃんの首すわりの時期や、判断・確認方法の【動画】について、紹介します。また、首すわりが遅い際の練習の必要性や、首がすわり始める頃の注意点についても紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの首すわりとは?
  2. 赤ちゃんの首すわりの時期は?
  3. 赤ちゃんの首すわりの判断・確認方法は?【動画】あり
  4. 赤ちゃんの首すわりが遅いのは大丈夫?練習が必要?
  5. 赤ちゃんの首がすわり始める時期の注意点
  6. 赤ちゃんの首がすわるまでは抱き方に注意しよう!

赤ちゃんを仰向けにして寝かせ、手を持ってそっと身体を持ち上げます。このとき、赤ちゃんの身体が持ち上がるのに合わせて頭も一緒に持ち上げることができれば、首がすわっていると判断できます。

赤ちゃんの首すわりが遅いのは大丈夫?練習が必要?

生後5ヶ月を過ぎても首がすわらないと、赤ちゃんの発達に何か問題があるのでは?と不安になってしまうこともありますよね。しかし、赤ちゃんの発達は個人差が大きいです。生後5ヶ月頃に首がすわる、というのも統計的にその時期に首すわりが完了する子が多いというだけで、首がすわっていないと必ず問題があるというわけではありません。(※1)

なかなか首すわりが完了しなくても、縦抱っこをしたときのぐらつきが少しずつ減ってきているか、うつ伏せにしたときに首を持ち上げられる時間が少しずつ長くなってきているかなど、以前とくらべて成長しているかどうかをよく見るようにするとよいですね。

首すわりが遅いときは病院に行くべき?練習は?

焦る必要はないとはいえ、やはりなかなか首がすわらないと心配になってしまいますよね。多くの自治体では、生後3~4ヶ月健診で首すわりの確認をします。このときに首すわりが完了していなくても、発達に問題がないかを確認し、必要に応じて練習の仕方についてアドバイスをもらうことができます。

うつ伏せの姿勢が好きではない赤ちゃんもいますので、アドバイスに従って無理のない範囲で少しずつ練習をしてみましょう。うつ伏せにして頭の上のあたりにおもちゃを持ってきて赤ちゃんの関心を誘うなど、遊びの一環としてうつ伏せ練習を取り入れてみるとよいですよ。そのとき「どうしてできないの?」と焦らず、おおらかな気持ちで見守ってあげてくださいね。

その後もなかなか首がすわらず不安に感じる場合は、一度小児科を受診して医師に相談してみてもよいでしょう。

赤ちゃんの首がすわり始める時期の注意点

新生児期は、首も不安定で慎重に恐る恐る抱っこしてたママも多いかもしれませんが、少しずつ首が安定してくると抱っこにも少しずつしやすくなりますよね。しかし、首すわり前の赤ちゃんのお世話をするときには、まだまだ注意が必要です。

そろそろ首がすわり始めたかな?と思っても、完全に首がすわるまでは、以下のようなことに注意しながら赤ちゃんと接するようにしてくださいね。

焦って無理にうつ伏せ練習をしない

赤ちゃんの発達スピードには、個人差があります。生後3ヶ月が経っても首がすわらないと、焦ってたくさんうつ伏せ練習をしようとするマもいるかもしれませんが、焦って無理に練習をする必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、1日少しずつ、うつ伏せ寝にする時間を設けてみるとよいでしょう。

赤ちゃんの抱っこの仕方に気を付ける

首がすわるまでは、首の筋肉が未発達なので、抱っこのときはしっかりと頭を支えてあげるようにしましょう。首すわり前から使用可能な抱っこ紐は首元にクッションなどがあり、首がガクンとならないようにはなっていますが、可能であれば首元に手を添えるようにすると安心ですよ。

新生児から利用可能な抱っこ紐についても、首元にサポートのついた縦抱きタイプのものだけではなく、横抱きできるものやスリングなど、さまざまなものが売られています。ママの使いやすさや、赤ちゃんの様子を見ながら試してみるとよいですよ。

首を支えていないときに前後にガクンとなってしまうと、「赤ちゃんの脳に障害がでるのでは?」と不安に思ってしまうママもいるかもしれませんね。しかし、激しく何度もゆさぶるような場合でなければ、すぐに脳に影響が出るということはほとんどありません。

富田規彦

小児科医

首のすわりは健診でもチェックポイントのひとつです。3ヵ月頃には、気付かないうちに定頚が出来てきていますが、頭をしっかり支えて抱くように心掛けましょう。

(新生児から使える抱っこ紐については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児から使える抱っこ紐は?先輩ママ達おすすめ15選!口コミあり

首すわり前のおんぶはNG

赤ちゃんのおんぶは首すわり完了後からできるようになります。抱っこしていないと泣いてしまって、家事が全然進まない…というママにとっては、早くおんぶをしたいと思うかもしれませんが、首すわりまでは我慢です。

おんぶをした状態だと、赤ちゃんの様子を見ることができず、赤ちゃんの機嫌がわからないだけでなく、首が後ろに倒れてしまっていても、抱っこと違ってすぐに気がつくことができません。家事が進まなくても今は仕方ないと割り切って、赤ちゃんの安全第一で過ごしましょう。

(おんぶの方法については以下の記事も参考にしてみてください)

【動画】ベビーラップの巻き方・おんぶ方法!国内外・人気商品7選も

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