黄昏泣き（コリック）とは？原因・症状・対策法は？いつからいつまで続く？

生後数ヶ月の赤ちゃんが黄昏泣き（コリック）をする原因には、寂しさが関係しているともいわれています。黄昏泣きをする夕方の時間帯は、ママが家事などで忙しくなる時間でもありますよね。そのため「ママが構ってくれなくなって寂しい」「放置しないで」という気持ちを、赤ちゃんが泣いて伝えている可能性もあると考えられているのです。

赤ちゃんはよく泣くのが普通ですから、どの症状が黄昏泣き（コリック）なのか判断するのは難しいですよね。しかし、黄昏泣き（コリック）は明らかにいつもと泣き方が違うため、症状はわかりやすいともいえます。黄昏泣き（コリック）の症状は、以下のような泣き方が挙げられます。

・30〜40分以上、何をしても泣き止まない
・泣きながら、足をお腹近くまであげている
・背中を大きくそらしながら泣く
・手や足を激しくばたつかせながら泣いている
・顔が真っ赤になるほど泣く
・こぶしを強く握りしめている
・夕暮れ時に大泣きして泣き止まない
・痛そうにする仕草を見せる

このような症状がみられる場合、赤ちゃんの大泣きは黄昏泣き（コリック）であると考えられます。

赤ちゃんの黄昏泣き（コリック）は原因がはっきりしていないため、予防することも難しいといえます。しかし、黄昏泣き（コリック）する前に赤ちゃんの気持ちをまぎらわせたり落ち着かせたりできれば、泣かせずに対策できる場合もあります。予防対策としては以下の方法を試してみるのもおすすめです。

・黄昏泣き前に十分抱っこできるように、夕方までに家事を済ませておく
・泣く時間帯に散歩に出かけて、赤ちゃんの気を紛らわせる
・泣く時間帯に合わせて車で出かけ、赤ちゃんを落ち着かせる
・夕方くらいをお昼寝の時間に変えてみる
・日中あまり刺激を与えないようにする
・日頃からスキンシップをたくさんとる
・できるだけ空気を飲ませないようにまっすぐ座らせたり、日頃からゲップをしっかり出させるようにする

（赤ちゃんのゲップについては以下の記事も参考にしてみてください）

では、黄昏泣き（コリック）の症状が始まってしまった時は、どのように対処したらよいのでしょうか。赤ちゃんにも個人差があるため、どの対策法が合うかはそれぞれ違います。泣き止まない時に確実に泣き止ませられるわけではありませんが、以下の対策法を試してみましょう。

・コリック抱きで落ち着かせる（やり方は上の動画で確認してみましょう）
・おっぱいやミルクを飲ませてあげる
・散歩に出かける
・車に乗せてドライブに出かける
・赤ちゃんを泣き止ませる効果のある音楽や音を聞かせる
・温かいお風呂に入れる
・お腹をマッサージして不快感を取り除いてあげる
・赤ちゃんのお腹が下になるように膝にのせ、背中をさすってあげる
・ゆりかごや新生児用のかごベッドに入れて揺らしてあげる
・おしゃぶりやおもちゃを与えて赤ちゃんの気を紛らわせる

対策法はいろいろありますが、赤ちゃんによってはこの方法でなおさら泣いてしまうということも考えられます。赤ちゃんの様子をしっかりみながら、赤ちゃんに合った対策法を探してみましょう。

（泣き止まない赤ちゃんについては以下の記事も参考にしてみてください）