黄昏泣き(コリック)とは?原因・症状・対策法は?いつからいつまで続く?

【医師監修】赤ちゃんが泣き止まない黄昏泣き(コリック)に悩むママやパパは多くいます。この記事では、黄昏泣き(コリック)の原因・症状・予防法・対処法をはじめ、黄昏泣き(コリック)がいつからいつまで続くのか、医師に相談する基準なども紹介します。

Contents
目次
  1. 黄昏泣き(コリック)とは?
  2. 黄昏泣き(コリック)の原因は?
  3. 黄昏泣き(コリック)の症状は?
  4. 黄昏泣き(コリック)の予防法は?
  5. 黄昏泣き(コリック)した時の対処法は?
  6. 黄昏泣き(コリック)はいつからいつまで続く?
  7. 黄昏泣き(コリック)の赤ちゃんを放置しても大丈夫?受診の目安は?
  8. 黄昏泣き(コリック)にはのんびり付き合おう

黄昏泣き(コリック)とは?

黄昏泣きとは、生後数ヶ月の赤ちゃんが1日に3時間以上もの長い時間大泣きし続けることをいいます。授乳をしオムツをかえても、大泣きして泣き止まないのが黄昏泣きの症状です。何をしても泣き止まない赤ちゃんに、お手上げになってしまうママとパパも多いでしょう。

1日のうちで夕方の時間帯に症状が出ることが多いため「黄昏泣き」と呼ばれています。ただし、どの時間に泣き始めるかには個人差があり、昼夜問わず深夜まで大泣きすることもあります。原因が解明されていないため、対策や予防も難しいといえるでしょう。

専業主婦

30代

生後2ヶ月くらいから、夕方6時に大泣きするようになりかなり大変でした。「いつまで続くの…」と途方に暮れてたけど、1週間くらいでおさまったかな。生後数ヶ月の小さな赤ちゃんが激しく大泣きするのは、見ていて本当につらかったよ。

また、黄昏泣きは海外では「コリック」とも呼ばれています。コリックは日本語で「疝痛(せんつう)」という意味で、発作性の腹部の激痛が原因で赤ちゃんが泣いていると考えられています。

(赤ちゃんの泣く理由については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの泣く理由は泣き声でわかる?聞き分け方は?【動画で解説】

黄昏泣き(コリック)の原因は?

黄昏泣き(コリック)の原因は、はっきりと解明はされていません。そのため、どのような理由や原因があって赤ちゃんが泣き止まないのかは、推測するしかありません。黄昏泣き(コリック)の原因は諸説あるとされており、以下のようなことが考えられます。

(赤ちゃんの行動については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんが奇声をあげる…原因は?月齢別の大声で叫ぶ意味、対処法を紹介

腹部・胸部の不快感

赤ちゃんが黄昏泣き(コリック)をする原因として考えられるのが、消化器官が未発達であることによる不快感です。とくに、胃酸が逆流していたりお腹にガスがたまっている、胸やけなどの腹部・胸部の不快感が考えられます。この不快感は赤ちゃん自身ではどうしようもないため、泣いて伝えようとしていると考えられているのです。

食物アレルギー

黄昏泣き(コリック)の原因の1つとして考えられるのが、何らかの成分に対する食物アレルギーではないかということです。母乳やミルクしか飲んでいない生後数ヶ月の赤ちゃんですが、消化器官が未発達なためにアレルギー症状がわずかながら出ているのではないかと考えられているのです。そのアレルギー症状の不快感によって大泣きしているともいわれています。

神経系の未発達

生後数ヶ月の赤ちゃんは、神経系も未発達です。そのため、何かに不満を感じると気持ちを切り替えるのが難しいといわれています。何かが気に入らないという状態になり、その感情を処理できずに大泣きしているとも考えられています。

1日の疲れ

赤ちゃんが黄昏泣き(コリック)をするのには、疲れが原因となっている可能性もあります。ちょうど黄昏泣きの症状がでる夕方は、大人も疲れを感じる時間帯ですよね。赤ちゃんも同じように1日の疲れを感じ、大泣きしていると考えられているのです。

赤ちゃんの性格・性質

赤ちゃんの黄昏泣き(コリック)の原因には、赤ちゃん自身の性格や性質が関係しているともいわれています。生後数ヶ月でも、よく泣く子やよく眠る子など赤ちゃんの性格や性質などはあらわれます。刺激に敏感で感受性が強いなどの性質を持った赤ちゃんは、黄昏泣き(コリック)をしやすいと考えられているのです。