赤ちゃんの満腹中枢はいつから?生後3ヶ月?母乳の飲ませすぎのサインや対策も!
【医師監修】生まれて間もない赤ちゃんは満腹中枢がまだ未発達だと知っていますか?赤ちゃんの満腹中枢はいつから発達するのか、母乳やミルクの飲ませすぎのサイン、飲み過ぎる原因を紹介します。また、赤ちゃんに母乳・ミルクを飲ませすぎない方法も紹介します。
赤ちゃんの満腹中枢はいつから?生後3ヶ月?
生まれて間もない赤ちゃんの食事は母乳やミルクです。ミルクならば、どのくらい与えればいいかという目安がわかりやすいです。しかし、母乳だと適量を判断するのが難しいこともありますよね。赤ちゃんが泣く度にあげ続けるのもよくありません。赤ちゃんはいつから満腹中枢が発達するのか把握して、飲ませすぎに注意しましょう。
満腹中枢の発達はいつから?
赤ちゃんの満腹中枢の発達は生後3~4ヶ月頃です。これにははっきりとした根拠がなく、生まれたときからあるのではないかという見解もあります。諸説ありますが、生後4ヶ月前後になれば赤ちゃん自身に「お腹いっぱい。もういらない」という意思が生まていると考えるのが一般的です。
(赤ちゃんの食事については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの母乳やミルクの飲ませ過ぎのサインは?
母乳やミルクの飲ませすぎをどのように判断すればいいのでしょうか。泣いたり指をしゃぶる行為が授乳のサインとは限りません。この判断を間違うと飲ませすぎの原因になることがあります。赤ちゃんが飲みすぎているサインを見極められるようにしておきましょう。
赤ちゃんの1日の体重増加量の超過
赤ちゃんの1日50g以上の体重増加は、母乳やミルクの飲ませすぎによる過飲症候群の疑いがあります(※1)。生後3ヶ月までの1日の体重増加量は、粉ミルクの場合は25~30gとされています。母乳のみの場合だと1日の体重増加量はミルクの場合よりも少ないとされています。生後3~4ヶ月になると、1日24gの体重増加が平均です。
毎日体重を計って、母子健康手帳に記録しておきましょう。数十g単位で計測できる新生児用の体重計は高価です。2gや5g単位で計測できるベビースケールのレンタルがおすすめです。
渡邉恵里
小児科医
平均はあくまでも平均です。成長曲線から逸脱するような増加でなければ気にし過ぎなくて大丈夫です。私自身も子どもたちは、生後1ヶ月頃、母乳栄養で40g/日の増加でしたよ。 毎日体重測定していると便の有無でも大きく変動し色々な事が不安になると思いますが、健康な子なら毎日測る必要はありません。
授乳後にゲップをさせても吐き続ける
赤ちゃんに授乳した後は、背中をポンポン叩いてゲップさせるというのが基本です。これは飲んだものを空気と一緒に吐き出さないために必要なことです。しかし、飲ませすぎているとゲップをさせても吐いてしまうことがあります。
赤ちゃんが吐き続ける症状は、幽門狭窄症などの病気を発症していることもあるので、飲ませすぎに心当たりがない場合は小児科の受診をおすすめします(※2)。
お腹が張りすぎている
赤ちゃんのお腹は風船のように丸いイメージがあります。しかし、お腹がはち切れそうなほど膨れているのは飲ませすぎのサインです。赤ちゃんの出ベソが大きくなってきた場合も飲ませすぎを疑いましょう。
排泄の異常
母乳やミルクの摂取量が多ければ当然排泄量も多くなります。したがって、排泄の回数や量がいつもよりも多い場合には、授乳のしすぎと考えましょう。
母乳・ミルクの飲みすぎは消化不良を起こします。4日~1週間の便秘や下痢が続く原因にもなるので注意しましょう。場合によっては、じゅるじゅると泡立っている緑色の便が出ることもあります。赤ちゃんの排泄にも常に気を配っておきましょう。
濡れ手・濡れ足で冷たいことが多い
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