赤ちゃんの満腹中枢はいつから?生後3ヶ月?母乳の飲ませすぎのサインや対策も!

【医師監修】生まれて間もない赤ちゃんは満腹中枢がまだ未発達だと知っていますか?赤ちゃんの満腹中枢はいつから発達するのか、母乳やミルクの飲ませすぎのサイン、飲み過ぎる原因を紹介します。また、赤ちゃんに母乳・ミルクを飲ませすぎない方法も紹介します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの満腹中枢はいつから?生後3ヶ月?
  2. 赤ちゃんの母乳やミルクの飲ませ過ぎのサインは?
  3. 赤ちゃんが母乳やミルクを飲み過ぎる原因は?
  4. 赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませすぎない方法は?
  5. 赤ちゃんの満腹中枢の発達は個人差がある!

赤ちゃんの濡れ手・濡れ足は、基本的に体温調節をしている状態です。しかし、飲みすぎの場合には、体内の水分を汗として排出しようとしたり、母乳・ミルクを早く消化しようと代謝を上げて汗をかいている可能性もあります。手足がしっとりしているのに冷たいというのは、体温が下がってきている証拠なのです。

首の後ろまでしっとりしていたり、体があたたかいと感じたら着せすぎなども考えられます。

苦しそうな声を出す

赤ちゃんが「うーうー」と苦しそうに唸る、泣く、力んでいるという場合は「お腹が苦しい」というサインかもしれません。ただ、ガスが溜まっていたり、うんちを出そうと力んでいたり、哺乳瓶が口に合わないなどの理由で唸っている場合もあります。授乳の量を振り返ってみて、飲みすぎによる唸り声かどうかを見極めましょう。

母乳・ミルクの飲みすぎで苦しさを感じていると、ゲホゲホと咳をするなど風邪のような症状が出るケースもあります。

縦抱きしていないと泣く・寝ない

満腹中枢が未発達の赤ちゃんでも、お腹が苦しいという感覚はあります。満腹な状態で仰向けになると、大人でも苦しいですよね。赤ちゃんも満腹状態だと、仰向けに寝るよりも、縦に抱かれるほうが楽なのです。授乳後、仰向けに寝かせると嫌がる場合は母乳やミルクの飲みすぎを疑いましょう。

また、授乳をしただけで泣くという場合には、授乳が苦しいものと覚えてしまっている可能性もあります。赤ちゃんの感じていること、伝えたいことをしっかりと読み取ってあげましょう。

授乳後なかなか寝ない・眠りが浅い

お腹いっぱいになるとよく寝てくれると聞いたことがあるでしょう。しかし、母乳やミルクを飲ませすぎても眠れずにぐずったり、眠りが浅くなることがあります。寝付いたと思ってもすぐに目覚め、なかなか寝付けなくなってしまうことも多いので、適量の授乳を心がけましょう。

(赤ちゃんの食事については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのチョコレートは何歳から?アレルギー反応のリスクや食べてしまった際の対処法も!

赤ちゃんが母乳やミルクを飲み過ぎる原因は?

赤ちゃんの授乳は、1~2時間おきが目安です。また、1日の標準体重増加量にも注意が必要です。母乳やミルクの与え方によっても体重の増減は異なるため、飲みすぎに繋がってしまうことがあります。

母乳の場合、飲みすぎる原因は?

母乳は1時間ほどで消化吸収されるので、赤ちゃんが欲しがるだけ与えても飲みすぎる心配はあまりありません。母乳は「前乳」と「後乳」で腹持ちが変わります。

「前乳」は水分量が多く低カロリーなので満腹感が続きません。終わりかけに分泌される「後乳」は高カロリーで腹持ちが良いといわれています。つまり、両方の母乳から飲ませると前乳ばかり飲ませているということになってしまうのです。

ミルクの場合、飲みすぎる原因は?

ミルクは3時間ほどで消化吸収されるので、母乳よりも飲ませすぎには注意が必要です。粉ミルクの場合は、適度な授乳量が明確になています。赤ちゃんの週数や体重に応じた分量を守って与えていれば、飲みすぎる心配はありません。

しかし、赤ちゃんの体重によっては目安量ではカロリーが足りないケースもあります。また。赤ちゃんが泣くのはミルクが欲しいときとは限りません。泣く度にミルクを与えるのは避け、正しい分量を守りましょう。

母乳とミルクの場合、飲みすぎる原因は?

母乳とミルクではカロリーが異なるため、消化時間が長いミルクの飲みすぎには注意しましょう。ミルクを飲みすぎると栄養を過剰に摂ってしまう原因になってしまいます。

生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、指をしゃぶったり、乳首に口を近づけて吸うなど、口に触れたものを吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」というものがあります(※3)。これは反射行動なので必ずしも空腹を示すサインではないことを覚えておきましょう。

(授乳の注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

生後2ヶ月の授乳間隔・回数は?母乳やミルク別の量や注意点!体験談も