把握反射・吸啜反射とは何?反応がない・弱いのは異常?いつまで確認できる?
【医師監修】生まれたての赤ちゃんによく見られる愛らしい反応は、把握反射や吸啜反射といった、赤ちゃんの原始反射です。今回は、把握反射・吸啜反射の確認方法や、いつまで続くかなどをわかりやすく解説します。また、反応がない・弱い場合の障害の可能性についても紹介しますよ。
赤ちゃんの吸啜反射は、ママが一番確認しやすい立場にあります。授乳時に乳に吸いつく感覚から、ママは我が子の吸啜反射を実感できるのです。
(以下の「吸啜反射」が含まれる記事も参考にしてみてください)
把握反射・吸啜反射はいつまで続くの?生後何ヶ月で消失?
では、把握反射や吸啜反射はいつまで続くのでしょうか。赤ちゃんの脳の発達には個人差があるので、はっきりと「いつまで」と一概にはいえません。
とはいえ、一般的には生後5~6ヶ月で手の把握反射が消失し、足の把握反射は2~3ヶ月遅れて消失するといわれています。その後は脳の発達により、自発的にものを握れるようになりますよ。
一方、吸啜反射はいつまで続くかというと、まだお腹にいる妊娠32週頃から出始め、生後6ヶ月頃にはほとんど消失します。ただ、それ以降も哺乳瓶やおしゃぶりに吸いつきますが、これは赤ちゃんの脳が発達して自発的に吸いついています。
把握反射や吸啜反射がない・弱いのは異常?
原始反射は赤ちゃんの脳の発達に関わる大事な反応です。我が子の把握反射や吸啜反射がなかったり、力が弱いと「うちの子は異常なのかしら」「もしかして病気かしら」と不安になってしまうでしょう。
こういった原始反射がない・弱いといった異常がある場合には、脳の中枢神経系や上部脊髄に障害を抱えている疑いがあります。まれに手や指の異常で反応が乏しいケースもあるようですが、重い病気や障害のリスクを考えて迅速に病院を受診しましょう。生活に支障をきたさないためには、早期発見と適切な治療がとても重要です。
(赤ちゃんの気になる行動については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの把握反射・吸啜反射を確認してみよう!
生まれたての赤ちゃんが大人の指を小さな手で力強く一生懸命握ってくると、なんだか嬉しくなりますよね。赤ちゃんの把握反射や吸啜反射は、赤ちゃん自身が生きようとする生命力の証です。我が子が生まれたら、こういった原始反応を確認して異常がないか見極めましょう。
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