乳児の体重増加の月齢別目安は?増えない・増えすぎる場合の対処法も解説

【医師監修】乳児の体重増加の月齢別目安を、成長曲線を使って紹介します。乳児の体重が増えない・増えすぎる場合の原因や対処法も紹介するほか、乳児の体重を上手に測るおすすめの方法も紹介しますので、乳児の体重の目安を知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 乳児成長曲線とは?
  2. 乳児の体重増加や成長の月齢別目安
  3. 乳児の体重が増えすぎ・増えないのは大丈夫?原因・対処法を紹介!
  4. 乳児の体重をうまく測るおすすめの方法
  5. 乳児の体重は個人差が大きい!

9〜10ヶ月

生後9〜10ヶ月になると、ハイハイでいろいろなところに行こうとします。中には、つたい歩きをする乳児もいますよ。生後7〜8ヶ月くらいまではあまり使うことのなかった上半身を使うようになり、全身に筋肉がつくようになります。

生後9〜10ヶ月の赤ちゃんは、精神的にも発達しています。ママの後をハイハイでついてくることもあるでしょう。つたい歩きができる赤ちゃんはお座りの状態から立ったり、ハイハイからつたい歩きをするという動きも安定してできるようになり、行動範囲がかなり広くなります。

離乳食が3食になるのに、体重が大きく増加しないのも生後9〜10ヶ月の赤ちゃんの特徴です。母子手帳の乳児成長曲線を確認して、おおよそグラフに沿った成長していれば十分なので、安心して大丈夫ですよ。

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男の子:8,730グラム
女の子:8,200グラム
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11〜12ヶ月

生後11〜12ヶ月の赤ちゃんは、早いスピードでつたい歩きをしたり、何かにつかまらなくても立つことができます。11〜12ヶ月になると、必要な栄養素の約70%を離乳食からとっているといわれています(※2)。ですので、離乳食の栄養素や量を意識する必要があるでしょう。

この時期になると体重が急激に増加することはないので、体重が増えないことに関して心配しすぎる必要はありません。しかし、どんなものを食べさせてあげるかということを大切にしてみてくださいね。

生後11〜12ヶ月になると、1人で歩き始める赤ちゃんも多くいます。しかし、歩く時期は赤ちゃんによって個人差が大きいので、赤ちゃんのペースを大切にしてあげましょう。

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男の子:9,280グラム
女の子:8,710グラム
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(生後12ヶ月の赤ちゃんの発育目安については以下の記事も参考にしてみてください)

【生後12ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安は?育児のコツ・注意点も!

乳児の体重が増えすぎ・増えないのは大丈夫?原因・対処法を紹介!

乳児の体重が平均よりも増えすぎていたり、少なすぎると不安になってしまいますよね。乳児の体重が平均よりも増えすぎる場合や少なすぎる場合に分けて、原因と対処法を紹介していきます。

赤ちゃんの体重が増えすぎてしまう原因

他の赤ちゃんよりも明らかに体が大きかったり、乳児成長曲線の平均体重から大きくはみ出てる場合、心配になってしまうママもいるでしょう。

しかし、生後6ヶ月くらいまでは運動量が少なく、体重が増えやすい時期になります。そういった時期的な要因で体重が大きく増えてしまっている場合は、特に心配ありません。ハイハイを始めるなど、運動量が増えるにつれて消費エネルギーが増え、体重の増加率は低くなるでしょう。

1. 体重が増えすぎる場合の対処法【完全母乳に変更する】

母乳だけで十分な栄養をとれているのに、追加でミルクを飲むことで栄養過多になり、体重が増えてしまう場合があります。混合育児をしている場合、完全母乳に変更することで赤ちゃんの体重の増加を抑えることができますよ。

混合育児から完全母乳に変更する場合は、赤ちゃんが母乳を欲しがるだけ与え、ミルクを飲ませずに様子を見てみてください。母乳だけで赤ちゃんがご機嫌になるのであれば、ミルクがなくても満腹だということでしょう。赤ちゃんが泣いてしまっても、外出や抱っこをしただけで泣き止むなら満腹だということなので、追加でミルクをあげる必要はありません。

完全母乳にしても、うんちやおしっこをしっかりして、体重が大きく減らないようであれば問題はないでしょう。しかし、完全母乳に変更することが不安な場合は、医師や助産師に相談をしてみるといいかもしれません。

2. 体重が増えすぎる場合の対処法【量や間隔を変える】

ミルクを飲むのを途中でやめても赤ちゃんの機嫌が良いようなら、ミルクの量を減らしても問題ありませんよ。作ったミルクをすべて飲ませないといけない、と考えていませんか?

赤ちゃんがミルクを飲むときに少し休んでいたり、遊んでいる様子を見せている場合は、ミルクの量が多い可能性があります。また、1回当たりの量を減らすのではなくミルクの回数を減らすという対処法もおすすめです。

赤ちゃんが離乳食を食べ始めたら、母乳やミルクの量を減らさないと栄養の摂りすぎになってしまいます。離乳食を始めたら、ミルクの量を少し減らすようにしてみてくださいね。

渡邉恵里

小児科医

便秘の赤ちゃんは、たまった便のせいで一時的に体重が増加しているように感じるかもしれませんが、本来の体重増加ではありません。その場合1日毎の評価ではなく1ヶ月毎の評価をして下さい。どうしても1日の体重増加が気になるようなら、ミルク栄養の場合は混合栄養にするとか、綿棒浣腸をするなど、まずは便秘対策を行いましょう。

赤ちゃんの体重が増えない原因

体重が乳児成長曲線の目安と比べてあまりにも少ない場合、病気なのではないかと不安になってしまうかもしれませんね。乳児の体重が増えない原因として考えられるのは、栄養不足です。

母乳は、出始める頃はカロリーが低く、徐々に高くなっていきます。出始めの母乳をしっかり飲んでいても、カロリーが高くなってからの母乳を飲んでいないと、栄養が足りなくなってしまう可能性も考えられますよ。

また、母乳の栄養素が足りていてもよく動く赤ちゃんは消費カロリーが多いので、体重があまり増えない傾向があります。よく動くのは元気な証拠ですが、あまりにも体重が増えない時期が続くようであれば医師に相談をしてみましょう。

(赤ちゃんの体重については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの体重が増えない!原因は?増加しないと対処が必要?

1. 体重が増えない場合の対処法【離乳食が始まれば増える可能性も】

離乳食が大好きな赤ちゃんの場合は、離乳食を食べ始めたら体重が増える可能性もあります。母乳やミルクをあまり飲まないのに、離乳食を喜んで食べる赤ちゃんもいますよ。ママも、離乳食を気に入ってもらえるよう赤ちゃんの好みに合うものを作ってあげてみてくださいね。

離乳食をあまり食べない赤ちゃんでも、離乳食に慣れれば食べる量が増え、体重が増加する可能性があります。離乳食の栄養を考えて、赤ちゃんの体重を増やせるように頑張ってみてくださいね。