乳児の体重増加の月齢別目安は?増えない・増えすぎる場合の対処法も解説

【医師監修】乳児の体重増加の月齢別目安を、成長曲線を使って紹介します。乳児の体重が増えない・増えすぎる場合の原因や対処法も紹介するほか、乳児の体重を上手に測るおすすめの方法も紹介しますので、乳児の体重の目安を知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 乳児成長曲線とは?
  2. 乳児の体重増加や成長の月齢別目安
  3. 乳児の体重が増えすぎ・増えないのは大丈夫?原因・対処法を紹介!
  4. 乳児の体重をうまく測るおすすめの方法
  5. 乳児の体重は個人差が大きい!

2. 体重が増えない場合の対処法【粉ミルクに頼る】

を赤ちゃんの体重が十分に増えないなら、母乳と合わせて粉ミルクあげてみることもおすすめです。赤ちゃんには母乳が出るだけあげて、足りない分は粉ミルクで補うようにしましょう。

母乳には、赤ちゃんの免疫を高めることができることなど、さまざまなメリットがあります。しかし、中には母乳ができにくい体質のママや、あまり母乳を飲まない赤ちゃんもいるのです。

赤ちゃんに母乳を飲ませることにもメリットがありますが、ミルク育児にもたくさんのメリットがあります。育児に絶対はないので「母乳で育てなければ」と強く思い込みすぎるとママの負担になってしまう可能性もあります。母乳にこだわりすぎず、上手にミルクも取り入れてみてくださいね。

乳児の体重をうまく測るおすすめの方法

乳児の体重は、どうしたら上手に測れるのでしょうか?体重を測るおすすめの方法を紹介します。体重は、排泄が済み、母乳やミルクを飲む前のタイミングで測るようにしてみてくださいね。

体重計は裸の状態で乗ることがベストですが、赤ちゃんにおしっこをかけられてしまう危険もあります。おむつや洋服の重さをあらかじめ測って後でその分を引いたり、風袋引き機能を使って着ているものの重さを引いて体重を測ることもおすすめできますよ。

ベビースケールを買う

ベビースケールは7,000円程度で購入することができますし、体重を最低でも5グラム単位ではかることができるので、赤ちゃんの体重を把握したい時にぴったりです。

ミルク育児なら、赤ちゃんがどのくらいのミルクを飲んだのか把握できますね。しかし、母乳育児の場合は赤ちゃんが飲んだ量を把握することが難しいでしょう。母乳を飲む前と飲んだ後に体重を測れば、飲んだ母乳のおおよその量を知ることができますよ。

(ベビースケールについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん用体重計で成長を測ろう!人気ベビースケール9選!口コミあり

病院や施設を利用する

家にベビースケールを置くことが難しいなら、病院や施設のベビースケールを使うことをおすすめします。病院では赤ちゃんの体重によって薬の量を決めますので、ベビースケールは必ずありますよ。

また、市役所や区役所も赤ちゃんの健診をするためのベビースケールがあります。健診の時期以外にも自由に赤ちゃんの体重を測れるように設置してある所もありますので、近くの役所に聞いてみるといいかもしれませんね。

また、大型スーパーやショッピングモールなどにもベビースケールを置いている場合があります。買い物のついでに、誰でも自由に赤ちゃんの体重を測ることができるのが嬉しいですね。

大人用の体重計で計測する

ベビースケールを買うことも、外出をすることも難しい…という場合は、大人用の体重計で体重を計測する方法もあります。大人用の体重計に赤ちゃんをそのまま置くことは難しいので、ママが赤ちゃんを抱っこして体重計に乗りましょう。

測り方は簡単です。まず、ママが一人で体重を測ります。その後、赤ちゃんを抱っこして一緒に体重を測りましょう。赤ちゃんを抱っこしてはかった体重からママの体重を引けば、赤ちゃんの体重が分かります。

大人用の体重計を使うことはとても簡単ですが、50~100g単位でしか体重を測れないというデメリットもあります。より正確に体重を把握したい場合は、ベビースケールを購入した方がいいかもしれませんね。

乳児の体重は個人差が大きい!

乳児成長曲線などから赤ちゃんの体重の目安や平均を知ることはとても大切です。月齢ごとのおおよその体重の目安を把握して、赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。

乳児の平均体重に対して体重が増えすぎている場合でも、増えない場合でも、母乳やミルク、離乳食など食事の内容を見直すことで改善できるでしょう。赤ちゃんの体重を測る方法はいろいろありますので、ママの楽な方法で気楽に計測してみてくださいね。

渡邉恵里

小児科医

産院退院後の赤ちゃんは、病気の時を除けば頻回に体重を測定する必要はありません。哺乳が安定し、健診で問題がないと言われた場合は、気になったらワクチン接種のタイミングなどでかかりつけの小児科で相談するくらいでいいです。体重増加は個人差がありますから、平均を気にしたり周りと比較し過ぎたりせず、その子のペースの成長を見守って下さいね。