シュタイナー教育とは何?方法論・理念の特徴は?メリット・デメリットも紹介
シュタイナー教育という教育方法をご存知でしょうか。この記事では、シュタイナー教育とは何か、方法論・理念の特徴を解説します。また、シュタイナー教育のメリット・デメリットや家庭に取り入れる際のポイント・注意点もあわせて紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
シュタイナー教育とは?
シュタイナー教育とは、オーストリアの哲学者であるルドルフ・シュタイナーが唱えた教育法です。あまり耳馴染みがないかもしれませんが、モンテッソーリ教育と並んで最近注目されてきている教育方法となっています。
ドイツのタバコ工場で労働する子供たちが平等に教育を受けることができるようにと創設されたヴァルドルフ学校が始まりです。シュタイナーは、心と体の発達をバランスよく調和させた教育を行い、偏見にとらわれない自由な人間精神の育成を目指しました。
次からは、シュタイナー教育の方法や特徴などについて詳しくみていきましょう。
シュタイナー教育の方法論・理念の特徴
では、具体的にはシュタイナー教育とはどのように行われるのでしょうか。ここでは、シュタイナー教育の方法論や理念の特徴を詳しく解説していきます。
7年ごとに育成時期を分ける
シュタイナーは、人間には7年に1度節目がやってくると考えて、0~21歳までの間で7年ごとに成長段階を分けました。0~7歳までは身体をつくる時期、7~14歳までは芸術的刺激を与えて心を育てる時期、14~21歳まではさまざまな思考力をもって頭を育てる時期というように、子供の発達段階に適した教育を行います。
一貫教育を重視する
シュタイナー教育では小学校と中学校が分断されません。3~5歳が幼児教育、1~8年生が初中等部、9~12年生が高等部という分け方をします。この教育を実践するために、幼児教育だけでなく学校教育も行われています。
芸術を取り入れた科目が多い
シュタイナーは、心と身体と頭をバランス良く育成するための教育として、芸術体験を重要視しました。そのため、シュタイナー教育では芸術を取り入れた教育がとても特徴的です。算数などの授業も芸術的要素と結び付けて行います。
教科書を使わない
シュタイナー教育では教科書は使用しません。その代わり、子供たちは「エポックノート」と呼ばれるノートに学んだことをたくさん書き込んでいきます。教科書は自分で考えて作りあげるという考えのもとに行われています。
子供がゆっくり成長できる環境づくり
シュタイナーは、子供はさまざまなことを吸収しやすいため、小さい幼児期に刺激を与えすぎない方がよいと考えました。子供たち1人ひとりがゆっくりと自分のペースで成長することができるよう、シュタイナー教育を行っている幼稚園ではカーテンは淡いピンク色、おもちゃは木製のものなど温かみのあるものを揃えて子供たちが安心できる環境づくりをしています。
先輩ママ(体外受精経験有)
(30代後半)
子供が伸び伸びと育てるという徹底した理念に共感し、シュタイナー教育を取り入れている幼稚園に子供を入れました。テレビやゲームが無くても自分で遊びを考えるというスタイルがうちの子供には合っていたのか、とても楽しそうに過ごしていました。
現代では当たり前にテレビがあって、子供もそれに慣れてしまいますが、初めから無ければ自分で考えて遊ぶということができるようになります。
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