1歳児の歯磨きのやり方!嫌がる際の対策や、好きにさせるテクニックも!

【医師監修】赤ちゃんでも歯が生え始めれば歯磨きが必要になります。こちらの記事では、1歳児の歯磨きのやり方や、回数・時間などを紹介しています。嫌がる際の対策や、歯磨きを好きにさせるテクニックも紹介していますので、1歳の赤ちゃんがいるママは参考にしてみてくださいね。

専門家監修 | 小児科医 マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、...
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています。

目次

  1. 赤ちゃんが歯磨きを始める時期は?
  2. 1歳児は虫歯になりやすい?
  3. 1歳児の歯磨きのやり方のコツ&注意点!
  4. 1歳児の歯磨きの回数・時間は?
  5. 1歳児が歯磨きを嫌がる際の対策は?好きにさせるテクニックを伝授!
  6. 1歳前から歯磨きを習慣にしよう!

赤ちゃんが歯磨きを始める時期は?

赤ちゃんは歯がない状態で生まれてきますが、早い赤ちゃんでは生後半年から歯が生え始めます(※1)。最初は下の前歯がちょこんと生えて表情もさらに可愛らしくなりますが、下の歯が生え始めたら歯磨きをスタートするタイミングです。歯が生えない時期は歯磨きが必要ないから楽!と考えるママもいるかもしれません。

しかし、歯が生え始めた途端に急に赤ちゃんの口に中に歯ブラシを入れたらどうなるでしょう。赤ちゃんは驚いて歯ブラシを嫌がり、歯磨きをさせてくれなくなってしまいます。歯が生えていないうちから、歯磨きの練習をすることはできます。清潔なガーゼでくるんだママの指で赤ちゃんの口周りや口の中を優しく触ってあげましょう。(※1)

そうすることで口の中を触られることに慣れて、歯磨きをする時期がきても赤ちゃんがそれほど嫌がらずにすみます。初めてのことは少しずづ段階を踏んで行っていきましょう。

(赤ちゃんの歯磨きの時期については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの歯磨きはいつから?歯磨き粉は?やり方と注意点!体験談あり

1歳児は虫歯になりやすい?

1歳児は虫歯になりやすいことがわかっています。原因は、赤ちゃんの歯のエナメル質が薄いことにあります。エナメル質とは歯の表面にある硬い組織のことをいいます。虫歯菌はお菓子や果物などあらゆる食べ物に入っている糖分から歯を溶かす酸を作り出して、この酸を使って頑丈なエナメル質を溶かして虫歯にしてしまうのです。

赤ちゃんの歯のエナメル質はとても薄く柔らかいという特徴があり、虫歯になると早い段階ですぐに対処できないほどの大きな虫歯になる可能性があります。歯磨きを怠ると磨き残しが原因で虫歯になってしまいます。歯が生えたら歯磨きを習慣化させてしっかり虫歯対策をしましょう。

(チョコレートの食べさせていい時期については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのチョコレートは何歳から?アレルギー反応のリスクや食べてしまった際の対処法も!

1歳児の歯磨きのやり方のコツ&注意点!

1歳児はじっとしていることが難しく、ママが歯磨きをしようとしてもうまくいかない場合が多いでしょう。ここからは、1歳児の歯磨きのやり方のコツや注意点を紹介しますので、チェックしてみてくださいね。

コツ➀1歳児が歯磨きを嫌がる理由を理解する

1歳児が歯磨きを嫌がるのは、自由になれない仰向けの状態が一つの理由です。また、口の中に歯ブラシという異物を入れられて不快感を感じています。何をされるかわからない状態で、怖がっているという気持ちもあるでしょう。1歳児が歯磨きを怖がる理由を理解せず、嫌がっているのに無理やり歯磨きをしようとすると、ますます歯磨きが嫌になってしまいます。

どうして1歳児が歯磨きを嫌がるのかを理解して、嫌がらないようなやり方を工夫することが大切です。

コツ➁:歯磨きに慣れてもらうことが重要

1歳児の歯磨きを習慣化させるために、まずは歯を磨くことに慣れてもらうこと重要です。しっかり磨くことももちろん大切ですが、無理やり歯磨きをすると仰向けになることさえも嫌がってしまいます。

対処法として、赤ちゃんを仰向けにして体をマッサージしたり頬を触ってあげるなど、ママと触れ合うことで仰向けになることは嫌なことではないと感じてもらいましょう。恐怖心をなくし、歯磨きは楽しいことだとわからせることがコツになります。

注意点①歯を磨くときの強さについて

1歳児の歯を磨くときは、ママが歯ブラシを鉛筆を持つようにして握り優しく磨いてあげましょう。できるだけ歯茎の部分は磨かないように注意し、いろいろな角度から均一に磨くのがコツです。歯茎まで磨いてしまうのを避けるには、歯茎の部分を指で押さえて歯の部分だけ磨くと良いでしょう。

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小児科医

特に前の真ん中の歯と歯の間についている、「上唇小帯」という紐状の構造物は、歯磨きで痛みを感じやすい場所と言われています。子供は痛みを感じたら次から歯磨きを嫌がるようになるので、なるべく歯ブラシが当たらないように優しく慎重に磨きましょう。

注意点②歯ブラシの種類や歯磨き粉について

歯ブラシにはさまざまな種類のものがあります。柄の短い自分で磨く用と柄の長い仕上げ用歯ブラシ、赤ちゃんが持ちやすい柄の部分が丸い輪っかになっているもの、喉の奥に歯ブラシが行かないようなストッパー付きのものなどがあります。自分で持てる歯ブラシを持たせて歯ブラシに慣れさせた後は、ママが柄の長い歯ブラシで仕上げ磨きをしてあげましょう。

仕上げ用は特に、ブラシ部分が小さい歯ブラシを選ぶと磨きやすいです。歯磨き粉は口をゆすげるようになってから週に数回使うところからスタートしましょう。口をゆすげないうちは、歯磨き粉はない状態で歯磨きをしていきます。(※2)

1歳児の歯磨きの回数・時間は?

1歳児の歯磨きの回数は1日どのくらいなのか、歯磨きをしている時間など初めての歯磨きではママもわからないことが多いでしょう。ここからは、1歳児の歯磨きの回数と時間について紹介します。

(赤ちゃんの歯ブラシについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんに歯ブラシはいつから?選び方は?おすすめ13選!口コミも

回数

1歳児の歯磨きの回数は1日1回、夜の寝る前だけで良いでしょう。歯のエナメル質を溶かす虫歯菌は、唾液の少ない寝ている時間が1番増えると言われています。寝る前にしっかり歯磨きすることを習慣にしてみてくださいね。

時間

一般的には歯磨きは3分と言われていますが、歯の本数も少ない1歳児の場合はそこまで長く磨く必要はありません。1本の歯につき10~20回くらいブラシを動かすようにしましょう。時間にすると5~10秒ほどです。

赤ちゃんが動いたり嫌がったりするとママの手に力が入って強く磨いてしまいがちですが、軽く素早く磨くやり方が上手に歯磨きをするコツになります。歯を磨く順番や磨く角度を毎回変えて、磨き残しがないように注意しましょう。

1歳児が歯磨きを嫌がる際の対策は?好きにさせるテクニックを伝授!

1歳児は特に慣れない歯磨きを嫌がるので、うまく歯磨きができずに多くのママが悩むところですね。ここからは、1歳児が歯磨きを好きになるテクニックを紹介しましょう。

歯磨きをしている様子を見せる

テレビや教育番組で、ほかの赤ちゃんやキャラクターが歯磨きをしている様子を見せることで、スムーズに歯を磨かせてくれることがあります。歯磨きをしても泣いたり苦しそうにしていない様子を見て、歯磨きは嫌なことではないということを認識して、安心して歯磨きをしてくれるのです。

楽しそうに歯磨きをしている様子を見れば、興味をもって歯磨きに取り組んでくれるかもしれませんね。

甘い味のついた歯磨き粉を使う

赤ちゃんは甘い味のものが大好きなので、フルーツなどの甘い味のついた歯磨き粉を使うのも歯磨きを嫌がる場合の対処法として有効です。甘い味のついた歯磨き粉は歯磨きの時しか使えないので、毎日の歯磨きの時間を楽しみにしてくれるでしょう。歯磨き粉はつけすぎないように注意して使ってみてくださいね。

歯磨きを題材にした絵本を読んであげる

歯磨きを題材にした絵本を読んであげるのも、歯磨きを嫌がる場合の対処法です。絵本を通して、歯磨きは嫌なことではないということを見せてあげると、歯磨きが身近なものになり嫌がることも少なくなるでしょう。

歯磨きをする時に嫌がって泣いたとしても、絵本を読んであげて「今度は〇〇ちゃんもやってみようね~」と声掛けすることでスムーズに行えるようになります。

(絵本の簡単な作り方については以下の記事も参考にしてみてください)

【動画】絵本の簡単な作り方*簡単立体・からくり・飛び出す系など!みんなの作品集も

ママも一緒に歯磨きをする

歯磨きを嫌がってなかなしてくれない時の対処法として、ママが赤ちゃんとともに歯磨きをするのも良いでしょう。笑顔で歯磨きをするママを真似て、赤ちゃんも興味をもってチャレンジしてくれることが期待できます。歯磨きを真似するところから苦痛が取り除かれて楽しい気持ちが芽生え、赤ちゃんが歯磨きに対してより関心を持ってくれるでしょう。

歌を歌いながら歯磨きをする

赤ちゃんは歌が大好きです。歯磨きをしながらママが赤ちゃんの好きな歌を歌ってあげたり、お気に入りの音楽をかけてあげるのも嫌がるときの対処法としては良い方法でしょう。無理に歯磨きをするのはよくありませんので、歯磨きを楽しく取り組めるように対策をしながら歯磨きを進めていってくださいね。

歯磨きの後はたくさん褒めてあげる

いろいろな対策をしても上手なやり方で磨いても、赤ちゃんが歯磨きの時に泣いたり嫌がってしまったりするのは仕方がありません。歯磨きが習慣化できるように、歯磨きの後は「よく頑張ったね!」とたくさん褒めてあげましょう。歯磨きの後は褒めてもらえることがわかれば、赤ちゃんは頑張って歯磨きをしてくれるようになります。

歯磨きを嫌がっても決して怒るようなことはせず、毎日の習慣として歯磨きをしていきましょう。

1歳前から歯磨きを習慣にしよう!

赤ちゃんが歯磨きを始める時期や赤ちゃんの歯が虫歯になりやすい理由、歯磨きのやり方のコツや注意点、歯磨きを嫌がる際の対策などを紹介しました。赤ちゃんに歯磨きを習慣化させるのは最初は難しいでしょう。対策をしながら続けることで歯磨きを嫌がらなくなります。習慣化するために根気強く続けていきましょう。

マキ先生

小児科医

きょうだいがいる場合は、逆に早くからお兄ちゃんお姉ちゃんの真似をしたがり、歯磨きにも興味を示しやすいです。興味を示したときがチャンスなので、赤ちゃん用のストッパーのついた柔らかい歯ブラシを用意してあげると良いでしょう。

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