3歳児の身長の発達の平均は?伸びない原因は?伸ばすための食事・睡眠・遊びを紹介!

【医師監修】3歳の男の子・女の子別の身長の平均や伸び率、なかなか伸びない原因について詳しく解説します。また、3歳の男の子の身長を伸ばすために親がサポートできる《食事》《睡眠》《遊び》などもご紹介します。身長が伸びないことが気になる人はぜひ参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. 3歳児の身長の平均や伸び率は?
  2. 3歳児の身長がなかなか伸びない原因は?
  3. 3歳児の身長を伸ばすための食事
  4. 3歳児の身長を伸ばすための睡眠
  5. 3歳児の身長を伸ばすための遊び
  6. 3歳児の身長には個人差があることを忘れずに!

ママとしては3歳の子供の身長を伸ばすために、どんな食事を作ることが望ましいのかと気になりますよね。こちらでは、3歳の子供が身長を伸ばすために必要な栄養素を詳しくご紹介します。それぞれの栄養素がどんな食材に入っているかもご紹介しますので、食事作りの参考にしてみてくださいね。

たんぱく質

たんぱく質は、3歳児の身体の発達に欠かせない栄養素のひとつです。実は、人間の身体は体重の1/5がタンパク質でできています。また、たんぱく質は三大栄養素のひとつでもありますね。身体の発達に必要な筋肉や血液を作る働きがあります。たんぱく質がたくさん入っている食べものは、卵類、乳製品、魚、肉、大豆などです。とくに、良質のたんぱく質を摂取したいのであれば、肉は赤身の部分を調理するといいでしょう。

βカロテン

3歳児の身長を伸ばすためには、βカロテンも必要な栄養素です。βカロテンというと聞きなれないママも多いかもしれませんが、βカロテンは子供の身体のなかでビタミンAに変化します。ビタミンAは、体内の免疫力をあげたり粘膜を強くする効果のある栄養素です。βカロテンを多く含む食材は、にんじんやかぼちゃ、モロヘイヤなどがあります。

3歳児の場合は、にんじんやかぼちゃからチャレンジするのがいいでしょう。モロヘイヤはくせのない味ではありますが、粘り気があるため苦手な子もいます。しかし、3歳児の身長を伸ばすためにもモロヘイヤの栄養素はぜひ取り入れたいものです。子供の様子を見ながら食卓に出してみるのもいいでしょう。

カルシウム

3歳児の身長を伸ばすには、カルシウムもしっかりと摂取したほうがいいでしょう。カルシウムは、桜エビや牛乳、チーズなどに多く含まれています。カルシウムというと、骨をイメージする人も多いのではないでしょうか。カルシウムには骨だけでなく、歯も丈夫にしてくれる栄養素です。

とくに、牛乳にやチーズにはたんぱく質も多く含まれているため、ぜひ食事の献立に検討してみてくださいね。

亜鉛

亜鉛をしっかりと摂取することも、3歳児の身長を伸ばすには大切なことです。亜鉛という栄養素は聞きなれないママも多いでしょうが、成長ホルモンの分泌を促す作用があります。亜鉛が多く含まれている食材は、レバーやピーナッツ、抹茶やピュアココアなどです。

3歳児にとってレバーは食べづらいかもしれませんが、ココアやピーナッツであればおやつとして喜んで食べてくれるでしょう。また、亜鉛に限らずどの栄養素も過剰摂取はよくありません。まんべんなく、たくさんの栄養素を摂取することが3歳児の身長を伸ばすのに好ましい食事といえます。

食べものに興味がない子の場合

3歳児はさまざまなものへの興味が湧いてくる時期ですので、食べることが好きな子は多いです。しかし、食べることにあまり興味がなく、食事の量が少ない子も中には存在します。子供が食事を食べたがらない場合は、無理にすすめると逆効果になってしまいます。そういうときは、足りない栄養素を補うサプリメントなどを取り入れてみるのもいいですよ。

サプリメントはさまざまな形状のものがあります。子供が食べやすいものや興味を引きそうなものを選んでみてくださいね。また、サプリメントのほかにはおやつを活用するのもひとつの方法です。3歳の子供はまだ胃が十分に発達していないため、もとよりたくさん食べることはできません。

カルシウムやたんぱく質が不足しているのであれば、おやつにチーズや牛乳などがおすすめです。βカロテンの不足には、手作りのかぼちゃタルトやにんじんケーキなどもいいですね。さらに、亜鉛が不足しているのであれば、ココアやピーナッツなどもおすすめです。

3歳児の身長を伸ばすための睡眠

3歳児の身長を伸ばすためには、睡眠の質も大切です。しかし、パパやママが「もう寝なさい」といっても遊びたい盛りの3歳児は素直に寝てくれませんよね。こちらでは、3歳児が身長を伸ばすために目安にしたい睡眠時間や、上手に寝てもらうためのコツやポイントなどをご紹介します。

3歳児の睡眠時間の平均は10時間

3歳児の睡眠時間の平均は10時間といわれています(※2)。「寝る子は育つ」という言葉がありますがまさにそのとおりで、寝ている間に2~3時間間隔で成長ホルモンが分泌されるのです。そのため、たくさん寝ている子の方が成長ホルモンが分泌されて身長が伸びやすくなるということです。しかし、この睡眠時間はあくまでも目安なので、こだわり過ぎる必要はありません。

遅くても夜9時には就寝

睡眠時間の目安が10~13時間となると遅くても夜9時には就寝させなくてはなりません。たとえば、目安どおりに13時間の睡眠をとると、夜9時から就寝させたときに起床するのは朝7時という計算になります。朝7時に起床は「いろいろ間に合わない…」と感じるママが多いのではないでしょうか。

とくに働いているママであれば、自分が会社に出社する前に子供を預けなくてはならないので、朝7時の起床では間に合わないでしょう。幼稚園の場合も、子供の朝ごはんや支度を考えるとギリギリの時間です。3歳児の身長を伸ばすためにも、夜9時より早めの就寝を心がけましょう。

寝る前の儀式を決める

就寝時間や睡眠時間の目安はわかっても、遊びたい盛りの3歳児はそう簡単には寝てくれませんよね。そこで、寝る前の儀式を決めておくことで、スムーズに眠ることができますよ。寝る前の儀式といっても、難しいことはしなくても大丈夫です。歯を磨く、絵本を読む、パジャマに着替えるなどです。

最初はなかなか覚えてくれなくても、繰り返し行うことで習慣になります。諦めずに小さなことからでも大丈夫なので、続けてみてくださいね。

(3歳児の反抗期については以下の記事も参考にしてみてください)