乳児の期間はいつからいつまで?成長の流れや、この時期特有の注意点も

【医師監修】乳児と呼ぶのはいつまでなのか?と疑問に思うママも多いのではないでしょうか。この記事では、乳児の期間はいつからいつまでかという疑問をはじめ、新生児・幼児との違いや、成長・発達の特徴を紹介します。また、病気・アレルギー・予防接種など乳児期特有の注意点も紹介します。

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Contents
目次
  1. 乳児の期間はいつからいつまで?新生児・幼児との違いは?
  2. 乳児の成長・発達の特徴
  3. 乳児期特有の注意点!病気・アレルギー・予防接種
  4. 乳児の成長・発達を見守ろう

乳児の期間では赤ちゃんの成長や発達が増える喜びを感じられる反面、病気やアレルギー、予防接種などにも注意が必要です。

ママからもらった免疫がなくなる時期

赤ちゃんは胎児の頃に胎盤を通してママから免疫をもらっています(※6)。そして生まれてからも母乳からママの免疫をもらっているため、赤ちゃんは病気にかかりにくいのです。赤ちゃんが1歳を過ぎる頃まで授乳を続けたとしても、その母乳には免疫となる物質が含まれなくなることはありません。

YOTSUBA専属ライター

29歳

同僚の赤ちゃんがよく熱出してたから、うちの子はいつから熱出たりするんだろって思ってたら、生後6ヶ月過ぎた頃に初めての熱!そして突発性発疹。予防接種たくさん受けてたから油断してた。これからは免疫切れてどんどんいろんな病気もらってくるんだろうな。

生後6ヶ月頃には出生時にママからもらった免疫が切れてくるため、病気にかかりやすくなります(※7)。

(母乳については以下の記事も参考にしてみてください)

母乳育児は大変?メリットや先輩ママたちの乗り越え方!体験談多数

生後6ヶ月以降にかかりやすい病気は?

ママからもらった免疫が切れてくる生後6ヶ月以降に赤ちゃんがかかりやすい病気は以下が挙げられます。

●かぜ症候群
●インフルエンザ
●プール熱(咽頭結膜熱)
●手足口病
●突発性発疹
●胃腸炎
●りんご病(伝染性紅斑)

赤ちゃんに熱や下痢、嘔吐の症状がみられた場合は病気の可能性がありますので、必ず小児科を受診しましょう。また、赤ちゃんは大人のように手洗いうがいはできません。病気の感染を防ぐためには、室内の換気や湿度を保つことが大切です。また赤ちゃんに病気をうつさないために、大人はしっかりと手洗いうがいをしましょう。

乳児の時期に受ける予防接種はたくさん

赤ちゃんは生後まもなくから、予防接種を受けることが推奨されています(※8)。万が一病気にかかったとしても予防接種を受けていることで重症化することを防ぐことができるのです。

乳児の時期には、毎月さまざまな種類の予防接種を受けることになるため、スケジュール管理が大切です。接種する時期を案内してくれる小児科もありますので、かかりつけの小児科で確認するようにしましょう。

先輩ママ(人工受精経験有)

30代

1歳手前までは、ほぼ毎月予防接種。赤ちゃんも成長するにつれて、病院に行くと予防接種されることに気づいて泣くように。予防接種しなくて、病気にかかって重症化したら怖いからね。私たちの行ってる小児科は毎回次の予防接種の予約を案内してくれるから、スケジュール管理できて安心。

予防接種は任意接種のものも以外は、ほとんど国からの補助で無料で接種することができます。赤ちゃんを病気から守るため、病気にかかっても命を落とさないためにも、予防接種は忘れず接種しましょう。

離乳食が始まるとアレルギーにも注意

離乳食で初めての食材を食べさせる時には、アレルギーがないか注意することが大切です。アレルギーによる症状としては湿疹や腫れ、じんましんが出たり、嘔吐や下痢、喘息が起こることもあります。症状がひどい場合は、アナフィラキシーショックを起こして呼吸困難や意識障害を招き、命の危険を伴うこともあるのです。(※9)

初めて食べさせる食材は、少量あげて赤ちゃんの様子をみるようにしましょう。万が一、アレルギーの症状が出た場合は離乳食は中止して、小児科を受診することをおすすめします。

(赤ちゃんのアレルギーについては以下の記事も参考にしてみてください)

猫と赤ちゃんは相性が悪い?アレルギーになる?5つの注意点!体験談も

乳児の成長・発達を見守ろう

乳児である1年間は、赤ちゃんの成長や発達がめざましい期間です。日々の赤ちゃんの成長や発達に喜びを感じるママも多いでしょう。しかし、病気やアレルギーの心配も出てきますよね。赤ちゃんが元気で健康に成長できるように、きちんと予防接種は受けましょう。病気やアレルギーについて心配な場合は、市の保健センターや医療機関に相談してみましょう。

成長や発達は赤ちゃんによって異なります。成長や発達の段階を他の赤ちゃんと比較して焦ることなく、おおらかな気持ちで赤ちゃんの成長を見守りましょう。