夜泣きの放置は『ほったらかし』とは別!放置するための過程や注意点を解説!

【医師監修】夜泣きは放置してもいい?夜泣きや育児に対する海外の考え方や、放置とほったらかしとの違いを解説します。また、夜泣きを放置する過程やその注意点も紹介!夜泣き放置の赤ちゃんへの影響や、夜泣きから解放されるための対策も紹介します。

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Contents
目次
  1. 海外では夜泣きを放置するって本当?
  2. 夜泣きの原因は?
  3. 夜泣きの放置と『ほったらかし』は違うことに注意!
  4. 夜泣きを放置するための過程を紹介!
  5. 夜泣きを放置する際の注意点は?
  6. 夜泣きを放置することで赤ちゃんへの影響はある?
  7. 夜泣きから解放されるための対策
  8. 夜泣きの放置に関する体験談!
  9. 夜泣きを放置して赤ちゃんを見守ろう!

泣き止ませることに意識を向けすぎると、ママの心身の負担が大きくなるため、泣き止ませることだけを意識する必要はありません。赤ちゃんが泣いたときに、お腹が空いているわけでもおむつが汚れているわけでもないのであれば、解決策が見つかりませんよね。

ママができる範囲のことをしているにも関わらず泣いているときもあります。ママのやり方が悪いのではありません。その時には、無理に泣き止ませる必要はないのだと考えましょう。

マキ先生

小児科医

それに、何も、お母さんが泣き止ませる必要はありません。お父さんだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったり、ときには友達だったり、いろんな人に力を借りることも重要です。

放置とほったらかしの違い

放置とほったらかしや無視の違いは、きちんと赤ちゃんを見ているかどうかです。放置とは、赤ちゃんを無理に泣き止ませようとせず、夜泣きに対してすぐにあやさないことです。赤ちゃんの様子を無視しているわけでも、赤ちゃんに関心がないわけでもありません。

赤ちゃんの様子を確認しながら、泣き止むのを待つことが放置なのです。放置は立派な育児の形ですよ。

様子をみる時間を作る

夜泣きの時には、すぐにあやさず様子を見る時間を作りましょう。夜泣きをしたときにすぐ駆けつける必要があると考えると、ママにとっては赤ちゃんの夜泣きが恐怖になってしまうこともあります。泣いても5~10分は様子を見ておくという意識にしておくと、それだけで心が楽になりますよ。

さらに、ママの心が楽になるだけではなく、その5~10分の間にあっさりと泣き止みまた眠りにつくことも多いのです。見守る時間は、ほったらかしでも無視でもないと考えましょう。

夜泣きを放置するための過程を紹介!

放置をすると聞いても、これまでと違った方法の育児は不安ですよね。そこで、夜泣きを放置する際の過程を紹介していきます。参考にしてみてください。

一人で眠りにつく習慣をつける

夜泣きを放置する過程として大切なのが、一人で眠りにつく習慣をつけることです。ママに抱っこされていれば気持ちよく眠る赤ちゃんは多いですよね。しかし、横に寝かせた瞬間に目が覚めて泣き出してしまい、困っているママも多いのではないでしょうか。

大切なのは一人で横になって眠れることです。確かに抱っこした状態で眠ってくれるのであれば、抱っこした状態で寝かしつけをしたくなりますが、徐々に一人で眠れる習慣をつけていきましょう。初めは横になって添い寝状態からでも構わないので、少しずつママとの距離感をあけていきましょう。

状況を確認する

赤ちゃんが夜泣きを始めたら、まずは状況を確認しましょう。夜泣きの放置は、あくまで眠らせる習慣や赤ちゃんの自立のために行うものです。もし、泣いている原因が空腹や取り除ける不快感であれば、対応する必要があります。

お腹を空かせていないか、おむつが汚れていないか状況を確認しましょう。そのような泣いている原因が見当たらないのであれば、放置することになります。

5~10分間観察する

状況確認して、問題がなければ5~10分間赤ちゃんの様子を観察しましょう。早ければこの観察の時間で寝てくれる場合もあります。そして、この5~10分間の間に、泣いている原因となっているものが見つかる可能性もあります。

また、赤ちゃんを抱っこしない状態で少し声をかけてみるのもいいでしょう。安心感を与えることができ、徐々に一人での眠りにも慣れてくれます。大切なのは、赤ちゃんが一人で眠る状態を崩さないように、抱っこや添い寝をしないことです。

放置する

状況確認と、数分の観察が終わったら放置してみましょう。放置していると、赤ちゃんに対して罪悪感を感じる場合もあります。しかし、その必要はありません。夜泣きは、赤ちゃんの成長過程でもあるのです。

赤ちゃんにとっては、周期的に眠るということはまだ難しく、慣れていません。赤ちゃんは眠りのサイクルを上手くつかめていないため泣いているのです。そして、赤ちゃんが眠りのサイクルを得る過程として夜泣きがあります。放置は、赤ちゃんをほったらかしているのではなく、赤ちゃんの成長を見守る育児です。

夜泣きを放置する際の注意点は?

夜泣きの時には放置をしても大丈夫ですが、注意点があります。泣くことは赤ちゃんからのサインでもあるので、注意点を知っておきましょう。