2歳児の睡眠時間の理想は?平均は?ママも楽になる生活リズムの整え方も!

【医師監修】2歳児の睡眠時間の平均をはじめ、2歳児の理想の睡眠時間を紹介!睡眠不足が子供にもたらす害や、睡眠不足になる原因、睡眠不足の子供に出る症状を解説します。2歳児の子供の生活リズムを整える方法も紹介するので、参考にしてみてください。

専門家監修 | 小児科医 渡邉恵里
平成19年卒、小児科医。現在は、精神科クリニックで子どもの発達や心の問題に取り組んでいます。
平成19年卒、小児科医。現在は、精神科クリニックで子どもの発達や心の問題に取り組んでいます。

目次

  1. 2歳児の睡眠時間の平均は?
  2. 2歳児の理想の睡眠時間は?
  3. 睡眠不足が子供にもたらす害は?
  4. 睡眠不足になる原因は?子供に出る症状は?
  5. 2歳児の生活リズムを整える方法は?
  6. 2歳児の睡眠時間を上手に整えよう!

2歳児の睡眠時間の平均は?

子育ては、時代とともに理想とされているものが変化し、個人差もあるので難しいことだらけですよね。しかし、子供の健康を考えるとできるだけ理想や平均を目指したいと思うママも多いのではないでしょうか。子供の睡眠時間は月齢や年齢に合わせてどんどん変化していきます。

2歳児がとる睡眠時間の平均は10時間程度と言われています。親の手が空き寝かしつけることのできる時間と、子供がスムーズに寝てくれる時間がかみ合わず、思うように睡眠時間がとれないこともありますよね。そんな中でも、10時間程度の睡眠時間を確保している家庭が多くなっています。

(赤ちゃんの睡眠時間については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児の睡眠時間はどれくらい?月齢で寝る時間が違うの?

2歳児の理想の睡眠時間は?

2歳児の平均睡眠時間は10時間ほどですが、理想の睡眠時間はどの程度なのでしょうか。推奨されている2歳児の理想の睡眠時間は、11時間~15時間程度と言われています。平均時間よりも長いですね。

平均時間が理想の睡眠時間よりも短い理由としては、夜の睡眠時間帯に原因があると考えられています。文部科学省の調査では、夜22時以降に眠りにつく日本の2歳児の割合は3割程度です(※1)。海外に比べると日本は赤ちゃんの眠る時間帯が遅いのです。

2歳児の寝かしつけとして理想的な時間帯は夜の20時~21時と言われています。その時間帯に眠ることができ、朝7時に起きるとすれば、夜に10時間~11時間の睡眠を確保できますね。昼に2時間ほど昼寝の時間を確保できれば、昼夜合わせた睡眠時間は理想の睡眠時間になります。

(3歳児の発達や睡眠については以下の記事も参考にしてみてください)

3歳児の身長の発達の平均は?伸びない原因は?伸ばすための食事・睡眠・遊びを紹介!

睡眠不足が子供にもたらす害は?

理想の睡眠時間に達していなくとも、子供が元気そうであれば問題がないという気もしますよね。眠る時間が短いと、子供にとってどのような害をもたらすのでしょうか。

睡眠不足による子供への影響として考えられているのは、集中力の欠如と成長の妨げです。睡眠時間が足りていないと、子供にとっては眠いまま起きている状態が長くなります。そうなると、活動時間帯に集中力が低下してしまいます。集中力が落ちていると、記憶力にも影響し、子供の精神的な成長を遅らせる恐れがあるのです。

また、睡眠時間中は身体の中の成長ホルモンが分泌されます。眠る時間が短いと、それだけ成長ホルモンが分泌される時間が短いということになるのです。睡眠不足は、成長ホルモンの分泌にも影響を及ぼすと言われており、子供の身体的成長を妨げる心配もされています(※2)。

睡眠不足になる原因は?子供に出る症状は?

睡眠不足になる原因は、寝かしつけるための親の時間が不足していることが考えられます。子供は寝かせようとしてもすぐに眠るものではありません。寝かしつけに毎日苦労しているママやパパも多いのではないでしょうか。もし、子供を夜21時に寝かしつけようとすれば、子供によってはその1時間~2時間前に準備を始める必要が出てきます。

しかし、共働きの家庭では、仕事を終えて帰ってくるとすでに19時を回っていることもありますよね。また、共働きの家庭では、仕事をしている間にたまった家事を行うため、帰宅後に大幅な時間をとられてしまうでしょう。そうなると、短い時間での寝かしつけが求められ、理想通りの時間に寝かしつけることが困難になります。

睡眠不足時に子供に出る症状は、大人と同じです。眠る時間が短いと集中力が保てず、ぼーっとする時間が長くなります。また、記憶力や運動能力低下などの症状も現れるでしょう。

(子育てと仕事の両立については以下の記事も参考にしてみてください)

子育てと仕事を両立する10のポイント!ママ達の体験談多数

2歳児の生活リズムを整える方法は?

生活リズムを整えたいと思っても、2歳の子供はなかなか言うことを聞いてくれませんよね。特に共働きの家庭であれば、自分の時間の確保も難しく、イライラが募ることもあるでしょう。しかし、子供のために少しでも生活リズムは整えてきたいですよね。

2歳児の生活リズムを整えるための方法をご紹介します。

電気を消す

事務職

30代

電気を消してからは絶対に話さないというのを徹底しています。初めは色々と話につきあったり、音楽をかけたりと工夫していたのですが、電気を完全に消すことで、眠る時間なんだというのを子供に覚えてもらいました。初めは嫌がりましたが、リズムが身に付いてからは楽になります。

子供の寝かしつけ時には部屋の電気を消しましょう。小さな明かりでも、睡眠時にはまぶしく感じて、睡眠導入の妨げになる可能性があります。暗くなれば眠る時間という意識を子供に植え付けるためにも、毎日部屋は暗くして眠るようにしましょう。

共働き家庭でゆっくり寝かしつけ時間を確保できない場合や、昼間の対策が難しい場合には、電気を消すことの徹底はおすすめですよ。

スマホを触らない

生活リズムを整えるため、寝かしつけ時にスマホを触らないようにしましょう。寝かしつけに時間がかかるときには、ママやパパも暇ですよね。暇つぶしのためにスマホを使う人も多いのではないでしょうか。しかし、スマホから発しているブルーライトは刺激が強く、子供が興奮しで寝つきが悪くなる恐れがあります。

スマホを見ているのは親だけで、子供の目には入っていないと思うかもしれませんが、漏れているスマホの明かりも十分な影響力をもっています。寝かしつけを始める30分前にはスマホから子供を遠ざけましょう。

渡邉恵里

小児科医

スマホやテレビなどは、就寝2時間前には控えるようにしましょう。 子どもは寝る事に対する不安感から寝付けない事も多いので、その子に合った睡眠導入の儀式をみつけられるといいですね。

睡眠導入の儀式を決める

OL

20代後半

うちは睡眠導入儀式として声掛けをやっています。「眠る時間だよー」といって電気を消し「おやすみなさい」と声をかけます。その後は基本的に声をかけません。我が家は共働きで、ゆっくり時間をとれないので「おやすみなさい」といったらもう眠るんだというのを徹底させています。

生活リズムを整えるには、睡眠前に睡眠導入儀式を行うのがおすすめです。睡眠導入儀式の方法に決まりはありません。音楽を流したり、子守唄を歌ったり、絵本を読んで聞かせるなど、子供に合ったものを探しましょう。同じことを寝る前に繰り返すことによって、子供は安心感を得て、自然と眠りにつけるようになります。

(寝かしつけの音楽については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの寝かしつけに人気の音楽・動画17選!寝かしつけにも!

朝起きる時間を決める

生活リズムを整える基本として、朝起きる時間を決めましょう。共働きの家庭などでは仕事の都合に合わせる必要があり、起床時間がばらつくこともありますよね。ただ、なるべく子供の起きる時間は同じ時間にしましょう。

2歳児は、まだ睡眠のサイクルを理解できておらず、眠ることを練習している最中です。朝起きる時間を一定にすることによって、睡眠サイクルを身に着けるサポートができるのです。

陽の光を浴びる

生活リズムを良くするためには、陽の光を浴びることも重要です。2歳児は大人と同じように時間の間隔を理解しているわけではありません。陽の光を浴びることによって朝、昼、夜の感覚を覚えてもらいましょう。

朝起きたらすぐにカーテンを開け、陽の光が当たる環境を作ってみてください。そして、昼間にも陽の光に当たる機会を作りましょう。

昼間に体を動かす

主婦

30代前半

夜に子供が寝付かず困っていたのですが、散歩の時間を増やしたら寝つきがよくなりました。しっかり歩いて十分な運動にもなりますし、陽の光をたっぷり浴びることもできるので一石二鳥です。また、用事があって出かけるときは余裕をもって出かけ、なるべく自分で歩かせます。

夜しっかり寝るためには、昼間に体を動かしましょう。昼間にママやパパとしっかり遊ぶことにより、夜に体力回復のための睡眠を身体が求めやすくなります。また、昼間のママやパパとのスキンシップは、信頼関係もつながるでしょう。

子供は夜に不安な気分になりやすく、そのことで寝る時間が遅くなる場合があります。ママやパパとの信頼関係を作っておくことで、寝かしつけ時の不安解消効果が期待できますよ。

昼寝の時間を決める

夜に寝る時間が遅くなっても、昼寝を長くしないようにしましょう。1日のうち昼と夜の2回寝る機会があると、睡眠時間を一定にするために、昼寝の時間を変化させたくなりますよね。しかし、昼寝の時間を長くすると、夜の睡眠導入の妨げとなり、結果的に生活リズムがより崩れる場合があります。

夜寝る時間が短いと焦ってしまうかもしれませんが、昼寝の時間は一定にしておきましょう。

2歳児の睡眠時間を上手に整えよう!

子供の成長にとって睡眠時間は大切です。しかし、思うように眠ってくれず苦労も多いですよね。子供に合った寝かしつけ方を取り入れながら、徐々に生活リズムを整えてあげましょう。

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