赤ちゃん・新生児の首は要注意!安全な抱き方やガクンとした時の影響も!

【医師監修】産まれたての赤ちゃんは首も不安定で、抱っこをするのも気を使いますよね。今回は、赤ちゃん・新生児の首すわりの時期や、確認する方法を【動画】で解説します。また、新生児の首に負担の少ない安全な抱き方や、首をガクンとさせてしまった場合の影響についてもお話します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃん・新生児の首すわりの時期は?
  2. 赤ちゃん・新生児の首すわりを確認する方法!【動画あり】
  3. 赤ちゃん・新生児の首に負担の少ない安全な抱き方
  4. 赤ちゃんの首をガクンとさせてしまった場合の影響は?
  5. 油断していると「揺さぶられっ子症候群」の危険性も?
  6. 赤ちゃんの首は寝ている時も要注意!おすすめの首枕3選!
  7. 赤ちゃんの時期は小さなことにも気を配ろう!

まだ首がしっかりとすわっていない赤ちゃんを無理な体勢で抱っこすると、首に負担をかけてしまう可能性があります。ここでは、赤ちゃん・新生児の首に負担の少ない安全な抱き方を紹介します。

横抱き

まだ産まれて間もない新生児の時は、まずはこの抱き方を覚えましょう。ママの身体を赤ちゃんに近づけ、片手は赤ちゃんの首から後頭部を支え、もう片方の手を股の間に入れてお尻を支えて抱き上げます。この時、赤ちゃんの首が後ろにガクンと倒れないよう気をつけてくださいね。抱き上げたら、手で持ち上げた首から後頭部をママのひじの内側にずらします。

新生児~生後3ヶ月頃は、1日中赤ちゃんを抱っこして腱鞘炎に悩むママがたくさんいます。手首の力だけで赤ちゃんを支えようとせず、身体全体を使い、なるべく手首に負担がかからないように抱っこするようにしましょう。

(赤ちゃんの抱っこの仕方については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの抱っこの良い抱き方は?コツや注意点・嫌がる抱き方とは?

コアラ抱き

赤ちゃんの一番自然な体勢であるカエル足のようなM字開脚を維持する抱き方です。赤ちゃんの首を支えながら、ママの身体を赤ちゃんに密着させて抱き上げ、赤ちゃんの足をM字に開いた状態で、ママの腕でおしりを支えます。

まだ首がすわっていない状態で縦抱きをすることに不安を感じるママもいるかもしれませんが、首をしっかり支えてあげれば問題ありませんので安心してくださいね。

YOTSUBA専属ライター

(30代前半)

生後2ヶ月でまだ首すわりもしてない時期から首を支えてコアラ抱きをしていました。なぜか横抱きだと泣きやまないのに、コアラ抱きをするとぴたっと泣き止んでいました。赤ちゃんによって好みの抱き方があるようです。

コアラ抱きは、ママと密着できるので赤ちゃんも安心します。首すわりがまだの赤ちゃんをコアラ抱きする時は首をしっかりと支え、グラグラと動かないように慎重に抱っこしてあげてくださいね。

渡邉恵里

小児科医

抱っこでお母さんが腱鞘炎になる場合や、コアラ抱っこが好きな赤ちゃんには、首すわり前から使える抱っこ紐の利用をお勧めします。出来るだけお母さんの負担を減らせるように工夫してみて下さいね。

(縦抱きでの授乳については以下の記事も参考にしてみてください)

縦抱きので授乳はいつからOK?新生児でも安全?やり方も【動画】で解説!

赤ちゃんの首をガクンとさせてしまった場合の影響は?

赤ちゃんを抱き上げる時やお風呂に入れる時、授乳後にゲップをさせる時などに赤ちゃんの首をガクンとさせてしまい、ひやっとしたことのあるママは多いのではないでしょうか。なかには「何か脳に影響が出て後遺症が残るのでは」と心配になってしまったママもいるかもしれません。

しかし、何度も強い力でガクンと揺さぶったり、強く固いものにぶつけたりしない限りは脳に後遺症が残るようなことはほとんどありません。赤ちゃんの体は首も身体も柔軟性があるので、少し首をガクンとさせたくらいでは脳にダメージを与えることはないのです。

日常生活の中で、赤ちゃんの首がガクンとなってしまっても焦らないでくださいね。

先輩ママ(人工受精経験有)

(30代後半)

新生児の頃、沐浴の時に頭を支えている手が滑って首が後ろにガクンとなってしまったことがあります。赤ちゃんは驚いて大泣きしているし、大丈夫かどうか何度も確認しました。幸いしばらくして赤ちゃんは泣き止んで何も問題はなかったのですが、本当にひやっとしました。

よほど強い力で頭を動かしたりしなければ、心配しなくても大丈夫です。ただし、念のためしばらくは赤ちゃんの様子をしっかりと見て、問題がないかどうかを確認するようにしてくださいね。

油断していると「揺さぶられっ子症候群」の危険性も?

前述の通り、少しくらい赤ちゃんの首がガクンとなってしまってもほとんどの場合は問題ありません。しかし、あまりに強い衝撃を与えると揺さぶられっ子症候群になってしまう危険性があります。ここでは、揺さぶられっ子症候群とは何か、また原因や予防法についても詳しく解説します(※2)。

揺さぶられっ子症候群とは?