子供の血液型はいつわかる?どこで調べる?検査の費用・内容や組み合わせについても!

子供の血液型はいつわかる?産まれてすぐにわからない理由は?わからないと困る?といった疑問を解決していきます。どこで調べるのか、検査費用・内容、組み合わせなどについても紹介していきますので、子供の血液型について悩んでいるママはぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 子供の血液型はいつわかる?産まれてすぐにわからない理由は?
  2. 子供の血液型はすぐに調べるべき?
  3. 子供の血液型がわからないと困る?輸血で必要?
  4. 子供の血液型を調べる場所はどこ?
  5. 子供の血液型の検査費用・内容
  6. 子供の血液型の組み合わせ
  7. 子供の血液型は1歳以降に検査しよう

子供の血液型の検査費用・内容

子供の血液型検査をどこで調べるのかなどが決定したら、次は費用や内容などが気になるママも多いでしょう。子供の血液型検査の費用や内容を紹介しますので参考にしてみてくださいね。

子供の血液型の検査費用は?

血液型の検査は健康を左右するようなものではありません。医学的には必要がないといわれているので、血液型検査をする場合は全額自費になってしまいます。

アレルギー検査など、別の検査のついでに行う場合でも、別途費用がかかるでしょう。病院によって検査の費用に差がありますが、おおよそ数百円~数千円ほど必要になりますよ。

子供の血液型の検査の内容は?

血液型検査をする場合は「オモテ試験」という抗原を調べる検査と「ウラ試験」という抗体を調べる検査を行います。血液型検査の内容を理解するためには、抗原・抗体反応について紹介する必要があるため、簡単に解説します。(※1)

抗原・抗体反応というのは、病原菌などから体を守るために作り上げた機能のことです。体の中に病原菌などの抗原が侵入した時に、抗原と結合するタンパクが作られます。抗原とタンパクが結合した結合体が、体の中の異物を除去する体の働きを活発にするのです。こういった体の反応を利用して、血液型検査がおこなわれます。

オモテ検査では、抗A血清と抗B血清を使って、赤血球の反応を見る方法がとられます。抗A血清か抗B血清、どちらかの血清で血が凝集した場合はその血液型、どちらの血清でも凝集が見られた場合はAB型、どちらでも血液が凝集しない場合はO型ということになります。

ウラ試験は、オモテ試験の内容を裏付けるために行われる試験です。血液の血清を使って血球の凝集を判定する試験を行い、オモテ試験との結果が一致した場合に血液型が決定します。

(妊婦さんの血液検査の内容については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦健診の血液検査で何がわかる?検査項目・費用は?回数・頻度も紹介!

子供の血液型の組み合わせ

血液型といえば、ABO式が有名ですね。ABO式には、A型、B型、O型、AB型の4パターンがあります。ただし、O型というのは正しくはOO型のことです。A型の中にもAA型、AO型がいるなど、人はみんな2つの血液型を持っています。A型とB型は優性、O型は劣性なので、AOの組み合わせなら「A型」という風に言われているだけなのです。

子供の血液型は、両親の持つ2つの血液型のうち、どれをどのくらい受け継ぐかで決定します。例えば、A型のママとB型のパパの間に生まれた子供は、A型、B型になる可能性もありますがAB型やO型になる可能性もあります。また、ママがAO型、パパがBO型なら、両親のO型の性質を受け継いでO型になる確率もあるのです。

  A型 B型 O型 AB型
A型 A型・O型 A型・B型・O型・AB型 A型・O型 A型・B型・AB型
B型 A型・B型・O型・AB型 B型・O型 B型・O型 A型・B型・AB型
O型 A型・O型 B型・O型 O型 A型・B型
AB型 A型・B型・AB型 A型・B型・AB型 A型・B型 A型・B型・AB型

表にすると、上のようになります。

たとえば、B型のママとO型のパパの間の子供の血液型はO型かB型になります。ママがBO型ならO型になる可能性もありますが、BB型なら必ずB型になります。B型とO型の組み合わせでA型、AB型の子供が生まれることはありません。

また、AB型同士の組み合わせの場合はA型、B型、AB型の子供が生まれます。A型同士の組み合わせの場合は、2人ともAO型の場合だけO型の子供が生まれる確率がありますよ。

子供の血液型は1歳以降に検査しよう

子供の血液型を知りたいと感じることがあるかもしれませんが、1歳前後になるまでは血液型が決定しないので、検査をしても意味がありません。よほどの事情がある場合は別ですが、輸血をする場合はその時に血液検査を行うので、特に血液型を把握する必要はないといえるでしょう。

子供が血液型のことを知り、自分の血液型や自分のことについてもっと深く知りたいと考えた時や、献血などで血液型を知りたいと考えた時など「子供が興味を持った時に調べよう」という考えでも、全く問題はありませんよ。