離乳食を吐く原因は？危険な症状、赤ちゃんの嘔吐・吐き戻しの対処法と対策を紹介！

赤ちゃんは胃が未発達なので頻繁に嘔吐します。吐き戻したからといって、過剰に心配する必要はありません。しかし、離乳食を吐く時は重大な問題が隠されている可能性もあるのです。以下から病院に行くべき症状を見ていきましょう。

嘔吐のほかに、以下のような症状がある場合は、夜間でもすぐに病院に連れて行きましょう。

●吐いたものが濃い緑色・濃い赤色
●ぐったりしている
●反応が鈍い
●機嫌が悪くて激しく泣く
●顔色が悪い

何度も繰り返し吐く時は、薬も飲めません。赤ちゃんの状況に対応してくれる小児科か、救急体勢が整った病院に行きましょう。

赤ちゃんの体調が悪くなった時、どのように治療が進むのか分からないと不安を感じてしまいますね。赤ちゃんに投薬や外科的な治療はできるのでしょうか？　　以下からそれぞれの症状・病気に応じた処置の方法を見ていきましょう。

ウイルス性胃腸炎や風邪を治すための薬はありません。症状を軽減させるために、解熱剤や整腸剤などが処方されることが多くあります。赤ちゃんが吐き続けていて水分をとれない時は、吐き気止めが処方されることもあるでしょう。ただし、インフルエンザの場合は、タミフルなどの抗インフルエンザ薬が処方されることもあります。

腸重積になった時発症から24時間以内に発見されれば、生理食塩水などを肛門から注入する「高圧注腸」と呼ばれる方法で元に戻ることが多いです。ただ、当日中に再発する可能性が10％程度あるので、入院して様子を見ることもあります。

特定の食べ物を食べた時に赤ちゃんが嘔吐する時は、食物アレルギーが疑われます。食物アレルギーの原因になっている食べ物を突き止めた上で治療方針を決めることになるでしょう。

完全に除去する方法や少しずつ食べさせて様子を見る方法など食物アレルギーの対処法はさまざまですが、いずれも自宅で勝手に行うことは非常に危険です。必ず医師の指導を受けるようにしましょう。

脳の異常が原因で離乳食を吐く時は、脳内を流れる髄液の検査や、画像での検査が必要になります。症状に応じて投薬や手術を行うこともあるでしょう。