離乳食を吐く原因は?危険な症状、赤ちゃんの嘔吐・吐き戻しの対処法と対策を紹介!

赤ちゃんが離乳食を吐くと、病院に行った方が良いのではないかと心配になりますよね。この記事では、赤ちゃんが離乳食を吐く原因や、正しい対処法・対策を解説します。また病院へ行く目安や病気の可能性、みんなの体験談も紹介します。

目次

  1. 赤ちゃんが離乳食を吐く原因は?胃の形が関係している?
  2. 離乳食の嘔吐・吐き戻しの正しい対処法
  3. 離乳食を赤ちゃんが吐く時の対策
  4. 離乳食を吐く場合に病院へ行くべき症状は?病気の可能性も?
  5. 離乳食を吐く場合の病院での治療法は?
  6. 赤ちゃんの離乳食の嘔吐・吐き戻しに関する体験談!
  7. 赤ちゃんの離乳食の嘔吐・吐き戻しは対策をしよう!

赤ちゃんが離乳食を吐く原因は?胃の形が関係している?

いよいよ離乳食が始まったと思ったら、赤ちゃんが食べた離乳食を吐いてしまった、ということは案外よくあることです。でも、突然赤ちゃんが吐いてしまうと、病気なのではないか、病院に連れて行った方が良いのではないかと戸惑ってしまいます。

実際に、嘔吐の原因が病気によるもので病院に連れて行った方がよい場合もあります。赤ちゃんが吐く場合は症状をしっかりと観察して、想定される原因を見極めることが大事です。

(吐き戻し防止枕については以下の記事も参考にしてみてください)

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赤ちゃんの胃は吐きやすい構造

離乳食を吐く原因の一つは、赤ちゃんの胃は大人とは違い吐きやすい構造になっていることです。大人の胃は簡単には食べたものが胃から逆流しないようになっていますが、赤ちゃんの胃はちょっとした体勢の変化などで簡単に逆流してしまいます。(※1)

母乳やミルクの場合にも、赤ちゃんが吐き戻した経験がある方も多いのではないでしょうか?この現象は「溢乳(いつにゅう)」と呼ばれており、赤ちゃんの胃が未発達であるために起こるものです(※2)。離乳食も母乳やミルクと同様ドロドロした液体に近い形状なので、吐き戻しやすいのです。

(赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐く原因や対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐いてしまう!原因と対処法は?

離乳食の量が原因の吐き戻し

離乳食の量が赤ちゃんにとって多すぎる場合にも、胃から逆流して溢れ出てしまう場合があります。赤ちゃんが欲しがるだけ離乳食をあげているようなら、一度離乳食の量を見直してみるのもおすすめです。

離乳食の大きさが原因の嘔吐

離乳食後期になると、段々と形がわかる状態の食事になっていきます。しかし、この時に離乳食の形状が大きすぎるなどして赤ちゃんが飲み込みづらいと、吐いてしまう場合があります。赤ちゃんが吐く時には、しっかり飲み込めているかをチェックしましょう。

咳が原因の吐き戻し

赤ちゃんの胃はちょっとした刺激で逆流します。風邪を引いている時や、温度差が原因の咳によって吐き戻すこともあります。

(赤ちゃんがむせて咳き込む原因については以下の記事も参考にしてみてください)

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アレルギーによる嘔吐

赤ちゃんは、卵や乳製品など特定の食べ物にアレルギーを持っていることもあります。特定の食べ物で吐く場合にはアレルギーの可能性も考慮して病院を受診するか判断しましょう。(※3)

ウイルス性胃腸炎による嘔吐

赤ちゃんは、ノロウイルスやロタウイルスが原因のウイルス性胃腸炎にかかることもよくあります(※4)。ただし、この場合は嘔吐以外に発熱などの症状があります。

風邪・インフルエンザによる嘔吐

風邪やインフルエンザの場合にも、胃腸に症状が現れて吐く場合があります。この場合にもウイルス性胃腸炎と同様、嘔吐以外の症状が見られるでしょう。時には赤ちゃんの元気がなくなる場合もあります。そのような場合には、病院を受診するのがおすすめです。

(赤ちゃんの風邪については以下の記事も参考にしてみてください)

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腸重積などの消化管閉塞による嘔吐

腸重積などによって消化管が閉塞すると、嘔吐に繋がる場合があります。腸重積は、腸管の中に腸が入り込んで重なってしまう状態のことです。腸重積の症状のひとつに嘔吐があります。真っ赤な血便の症状が出る場合もあり、早急な受診が必要です。(※5)

脳の異常が原因の嘔吐

脳炎・髄膜炎といった脳神経系の病気や異常も、離乳食を吐いてしまう原因になります。また、頭を打ってしまって、頭蓋内で出血が起きてしまっているような場合にも、嘔吐を起こす場合があります。いずれにしても、脳の異常は放っておくと危険な場合もあるので、病院の早急な受診が必要です。(※6)

(赤ちゃんが頭をぶつけた時の対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

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離乳食の嘔吐・吐き戻しの正しい対処法

赤ちゃんが離乳食を嘔吐・吐き戻しをしてしまった時には、焦らず対処することが大事です。吐いた後に喉を詰まらせないためにも、適切な対処法を覚えておくと安心です。

吐いた後の姿勢の取り方

赤ちゃんが嘔吐や吐き戻しをした時に、吐いたものが喉に詰まってしまうと窒息の危険もあります。そのような危険を避けるためにも、適切な姿勢を取らせてあげることが大事です。

もしも一度吐いたあとにまだ吐きそうな時は、赤ちゃんの体を横向きにします(※7)。仰向けの姿勢は吐いた時に嘔吐物が喉につまる危険性が高まるので避けた方が良いのです。縦抱きや、タオルを背中の下に挟むなどして上体を起こしたような姿勢にするのもおすすめです。

口の周りはきれいに

吐いたものが詰まらないような姿勢を取らせたら、嘔吐物を処理します。まずは、赤ちゃんの口の周りを湿らせた柔らかいガーゼなどで拭いてあげます。また、吐いた時の姿勢によっては、耳の穴に嘔吐物が入り込んでしまっている可能性もあるので、耳の中のチェックも大事です。

衣服・シーツを交換

吐いた物は独特のにおいがするため、吐いた物がついた衣服はなるべく早く着替えさせましょう。においが原因で、また嘔吐してしまう場合もあります。また、寝ているときに吐いてしまった場合は、シーツも交換してあげると良いでしょう。

水分補給

ウイルス性胃腸炎などで嘔吐が続く場合には、水分補給をしないと脱水症状に陥ってしまう場合があります。吐いた直後に飲ませようとすると嘔吐を再度誘発してしまう可能性があるので、嘔吐が落ち着いた頃を見計らって、5分から10分間隔でスプーンなどを用いてひと口ずつ水分を補給すると良いでしょう。

スプーンで何度か飲ませても吐かない様子であれば、一気にガブガブ飲めない程度の小さめのコップなどで、少量ずつ水分を補給します。30分間で100ml程度飲むことができて吐かない様子なら、普段通りの水分補給に戻して問題ないでしょう。

なお、水分補給をする場合には、ジュースなどの胃に刺激の強い飲み物は避けましょう。母乳やミルク、ノンカフェインのお茶、経口補水液などを飲ませるのがおすすめです。

嘔吐・吐き戻し以外の症状をチェック

未発達な胃の構造が原因で吐いてしまっている場合は、それほど心配することはありません。しかし、もしもほかの異常が原因で吐いてしまっているのなら、早急な対処が必要な場合もあります。離乳食を食べて吐いた時には、体温やウンチの状態・赤ちゃんの顔色・機嫌といった点にも注意しましょう。

離乳食を赤ちゃんが吐く時の対策

ウイルス性胃腸炎や消化器や脳などの異常が原因で吐き戻しや嘔吐をしている場合には、病院を受診するなど症状に応じて適切に対処することが大事です。

一方で、そういった特定の異常があるわけではないのに吐く場合には、いくつかの対策を知っておくことで吐く頻度が減る場合があります。

食事の後は安静に

赤ちゃんの胃は未発達なので、ちょっとした刺激でも逆流しやすくなっています。離乳食を食べた後に動き回ると、その動きが刺激となって吐き戻してしまうこともあります。食事の後は、少なくとも30分程度静かに過ごすのがおすすめです。

食材をしっかり加熱

大人ならなんともない果物や生野菜も、未発達な赤ちゃんの胃には消化しにくく、吐く原因になる場合があります。しっかり加熱することで赤ちゃんの胃の負担が減って、吐かなくなることもありますよ。生の野菜や果物を離乳食で与えている場合には、一度しっかり加熱した離乳食を試すのもおすすめです。

食材の大きさを変更

赤ちゃんの発達の度合いに対して食べ物のサイズが大きすぎると、吐き戻してしまう場合があります。食材の大きさを変えてから吐くようになったときは、食材の大きさを小さくしてみましょう。

赤ちゃんはそれぞれ成長の度合いが違います。本やインターネットの情報の通りにはいかない場合も多いものです。あまり慌てず、自分の赤ちゃんの様子を見ながら、食材の大きさなどは調整していきましょう。

食材のかたさを変更

赤ちゃんは離乳食の初期には、食べ物のかたい食感を嫌がって飲み込まずに吐き出す場合もあります。また、慣れないうちは粒の形状があるものを、うまく飲み込むことができません。このときは、食べ物を柔らかくすることで吐かなくなる場合があります。

また、離乳食中期や後期になると、食材が柔らかすぎるために食べ過ぎてしまって吐くケースもあります。あるいはかたすぎて丸呑みしてしまい、結果として飲み込めずに吐き出す場合もあります。

吐く頻度が高い場合には、それぞれの赤ちゃんにとってちょうど良い食材のかたさを見つけることも必要です。急にかたさを変えるのではなく、徐々に変えていくと良いでしょう。

初めて食べるものは少量から

赤ちゃんにとって初めて食べるものは、食べた後に何が起きるかわかりません。アレルギーを持っている可能性もあります。アレルギーも、赤ちゃんが離乳食で吐く原因のひとつとなります。初めて食べさせるものは少量から始めた方が赤ちゃんにとっても安全です。

離乳食を吐く場合に病院へ行くべき症状は?病気の可能性も?

離乳食で吐いてしまったときは、病院に行った方が良い場合もあります。いつものことだからと思っていても、実は赤ちゃんの体内で異常が起きている場合があるかもしれません。病院にいくべき症状が出ている場合には、注意が必要です。

万が一に備えて、離乳食で吐いた時に病院を受診した方が良い症状についてチェックしておくと良いでしょう。

いつもと変わらない様子なら様子見

赤ちゃんはよく吐くものです。もしも吐いたとしても、その後ケロッとしていつもと変わらない様子なら、まずは様子見で問題ありません。嘔吐・吐き戻し以外の症状がある場合には、病院を受診した方が良い場合もあります。

発熱

赤ちゃんが吐いたと同時に発熱をしている場合は、風邪やインフルエンザ、あるいはウイルス性胃腸炎などにかかっている場合があります。

何度も繰り返し吐く

何度も繰り返し吐く場合も、ウイルス性胃腸炎やインフルエンザなどに感染してしまっている可能性があります。発熱や下痢などの症状も伴う場合は要注意です。

咳・鼻水

いつもは出ていない咳や鼻水の症状が出ている場合は、風邪やインフルエンザにかかっている可能性があります。放っておくと重症化してしまう場合もあるので、なるべく早めに病院を受診した方が良いでしょう。

発疹

食物アレルギーが原因で吐いた場合には、身体に発疹が出る場合があります。また、食物アレルギー以外にも、何らかの感染症に感染してしまったときにも発疹が現れる場合があります。

いずれにしても、発疹は赤ちゃんの体からのSOSサインです。早めに病院を受診するのがおすすめです。

ぐったりしている・機嫌が非常に悪い

赤ちゃんが吐いた後ぐったりとした感じになっていたり、機嫌が非常に悪かったり、どんどん悪くなっていくような場合は緊急を要する症状の場合があります。腸重積などの消化管閉塞や、脳の病気や脳内の出血、重度の脱水症状などの可能性があるので、早急に病院を受診しましょう。

多量の血便

もしもウンチが真っ赤な血便だった時は、緊急事態です。腸重積などの消化管閉塞が起きていたり、何らかのアレルギー症状が起きている場合があります。緊急処置が必要な場合もあるので、夜間であっても病院を受診しましょう。

痙攣

赤ちゃんが吐いたうえに痙攣を起こした場合、赤ちゃんの脳内に脳炎や髄膜炎などの異常が起きている可能性があります。後遺症などの危険性もあるので、痙攣を起こしたのであれば急いで病院を受診しましょう。

水分補給ができない

吐いたにも関わらず、その後しばらくたってもまったく水分補給ができない場合も病院を受診しましょう。おしっこの量が減っている場合も要注意です。脱水症状が進行してしまう可能性があるので、脱水症状に対する対処が必要な場合があります。

呼吸の異常

離乳食を吐いた後に、赤ちゃんの息遣いが明らかにおかしい場合、重度のアレルギー症状や脳の異常が起きている可能性があります。この場合も放っておくと危険な状態に陥る可能性があるので、早急な受診が必要です。

離乳食を吐く場合の病院での治療法は?

離乳食で吐いてしまい、その後病院での治療が必要になるケースもあります。その場合には、それぞれの症状・病気に応じて処置を行います。

ウイルス性胃腸炎・風邪・インフルエンザの場合

ウイルス性胃腸炎や風邪の場合、基本的に治すための薬はありません。このため、症状を軽減させるために薬が処方される場合が多いです。あまりに吐き続けてしまい、水分補給もままならないような場合には、吐き気どめが処方される場合もあります。なお、インフルエンザの場合には、タミフルなどの抗インフルエンザ薬が処方される場合もあります。

また、自力で水分補給ができないと重度の脱水症状になることもあります。このときは、点滴で水分と電解質の補給を行います。ただ、多くの場合は症状に応じた必要な薬を服用し、安静にしながら回復を待つことになります。

腸重積の場合

腸重積の場合は、発見が早ければ「高圧注腸」と呼ばれる、生理食塩水などを肛門から注入する方法によって、元に戻すことができる可能性が高いです。しかし、すぐに再発してしまう可能性もあるため、処置後は入院して経過観察する場合もあります。なお、発見が遅かった場合など、手術が必要になるケースもあります。(※8)

食物アレルギーの場合

食物アレルギーが原因で離乳食を吐く場合には、アレルギー物質の特定が必要になります。それぞれの赤ちゃんの状態に応じて、完全除去したり、少しずつ食べさせて経過を見る場合もあります。長い目で見て、医師と一緒に方針を決めていく必要があります。

脳の異常の場合

脳の異常が原因で離乳食を吐く場合には、脳内を流れる髄液の検査や、画像検査が必要になる場合があります。症状に応じて投薬治療を行うこともあれば、手術が必要になる場合もあります。

赤ちゃんの離乳食の嘔吐・吐き戻しに関する体験談!

専業主婦

20代

8ヶ月の娘が、朝4時半ごろに「ゲポ!ゲポッ!」と大きな音とともに嘔吐。でも、吐いた後は気持ち悪そうな様子もなくいつも通り。続くようなら病院へと思いましたが、次の日は普通でした。原因は昨日食べさせた、脂ののったマグロかも?

パート社員

30代

小麦アレルギーが発覚した我が子。病院の指示で少しずつ小麦を与えていたんだけど、前回大丈夫だったうどん4gで驚くくらいの量の嘔吐をしました。急いで病院に向かおうとすると、その途中も何度も嘔吐。アレルギーは本当に怖いと実感しました。

派遣社員

30代

6ヶ月の赤ちゃんが離乳食を全部吐いて、私は頭が真っ白に。慌てて他の症状をチェックしたけれど、症状は嘔吐のみ。どうやら離乳食をよく食べるからと、離乳食の量をたくさんあげすぎてしまっていたり、ご飯の直後に動かしてしまっていたのがよくなかったようです。反省。

離乳食の嘔吐や吐き戻しを経験している先輩ママはたくさんいます。中にはアレルギーなど、病院での処置が必要だったケースもあるようです。心配のない嘔吐や吐き戻しもありますが、万が一のことを考えて赤ちゃんが吐いた時は他の症状もチェックしましょう。

赤ちゃんの離乳食の嘔吐・吐き戻しは対策をしよう!

赤ちゃんは胃が発達していないので、吐きやすくなっています。しかし、吐きやすいとはいえ、離乳食の嘔吐・吐き戻しは離乳食の量やかたさなどが原因の場合や、食事後すぐに動いたことが原因の場合もあります。改善できる点は対策をしてみることで、赤ちゃんの嘔吐・吐き戻しを減らすことができます。

吐く原因として、アレルギーや病気などが潜んでいる場合には注意が必要ですが、ただ吐くだけなら色々な対策を試してみるのがおすすめです。

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