赤ちゃんに腕枕で添い寝をしてOK?安全なやり方のコツや注意点も!

【医師監修】新生児期から赤ちゃんに腕枕をしてもいいの?という疑問をはじめ、赤ちゃんに腕枕をして添い寝するメリット・デメリットを紹介します。赤ちゃんに腕枕をして添い寝する際の安全なやり方のコツや、注意すべき点も説明しますので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 新生児期から赤ちゃんに腕枕はしてもいいの?
  2. 赤ちゃんに腕枕をして添い寝するメリット・デメリット
  3. 赤ちゃんに腕枕をする安全なやり方のコツは?
  4. 赤ちゃんに腕枕をして添い寝する際の注意点
  5. 新生児期から赤ちゃんの腕枕には注意が必要!

腕に疲労がたまりやすい

腕に疲労が溜まりやすいことが、腕枕のデメリットとしてあげられます。

赤ちゃんは頭が重たいので、少し腕枕をしただけで腕が痺れることもあるでしょう。毎晩のことなので、腕が痛いと辛く感じるかもしれません。腕が痛くなったら赤ちゃんの頭の下から腕を外すなどして、腕への負担を減らせるように工夫をしてみましょう。

赤ちゃんが窒息する危険がある

赤ちゃんを腕枕で添い寝するデメリットとして「眠っている間に窒息する危険性がある」ということも挙げられます。

添い寝をする時は、大人の布団で眠ることが多いですね。7ヶ月くらいまでの赤ちゃんは自分の顔にかかったものを上手に取り除けません。添い寝しているパパやママの寝相によっては、布団や周りに置いているものが赤ちゃん顔に落ち、ケガをしたり窒息したりしてしまう可能性があるのです。

また、パパやママが寝返りの際、赤ちゃんの上の覆いかぶさる恐れもあります。赤ちゃんが眠ったあとは、少しスペースを開けて眠ると安心できますよ。

赤ちゃんが転落する危険がある

ベッドに寝ている場合、パパやママが気付かないうちに赤ちゃんを隅へ追いやってしまうことも考えられますね。添い寝をしていると、赤ちゃんがベッドの下へ転落する危険もあるでしょう(※1)。

ベッドで添い寝をする場合は、大人用のベッドにベビーベッドを密着させて寝る場所を分けるなど工夫が必要です。床へ転落すると、ベッドの高さによっては赤ちゃんが死亡してしまう恐れもありますよ。

(赤ちゃんの横向き寝については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの横向き寝は危険?突然死の可能性も?正しい寝方や注意点!

赤ちゃんに腕枕をする安全なやり方のコツは?

赤ちゃんを腕枕で寝かしつけたい場合は、ベッドの上など環境を整えることから始めましょう。赤ちゃんは寝ている間に窒息してしまうことが多いため、添い寝をする場合は注意が必要です。パパやママが赤ちゃんへ覆いかぶさらないよう、赤ちゃんが眠ったら少し離れるようにすなど工夫をしてくださいね。

冬場体が冷えていないか心配して、赤ちゃんの布団をかけ直すこともあるでしょう。この場合赤ちゃんが手を動かした時に布団が顔にかかってしまう危険性があります。布団を赤ちゃんの顔の近くにかけないようにしてくださいね。窒息の危険性を低くするため、あまり重たくない布団を選ぶことも大切です。


(赤ちゃんとの添い寝については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんとの添い寝!新生児はいつから一緒に寝ても大丈夫?

赤ちゃんに腕枕をして添い寝する際の注意点

赤ちゃんに腕枕をして添い寝する場合に注意すべきことはないか、気になるママも多いでしょう。以下から、腕枕で添い寝をする際に注意したいポイントを紹介します。

赤ちゃんの周りに何も置かない

赤ちゃんが寝る場所には、必要なもの以外を置かないようにしましょう。ケガなどの事故につながる危険があります。寝ている間はママも赤ちゃんもどんな動きをするか分かりません。スマホの充電器など紐状のものを置く位置には、特に注意してくださいね。

赤ちゃんが寝たら腕を外す

赤ちゃんが寝たら、腕枕していた腕を外しましょう。腕を外すことで、パパやママの腕が疲れたり赤ちゃんが変な体勢になってしまったりすることを防げますよ。

赤ちゃんの様子を確認する

腕枕のまま布団で横になったら、まず赤ちゃんが苦しそうでないか確認しましょう。そのまま腕を外すことができれば1番良いですが、赤ちゃんの眠りが浅いため腕を外せず、腕枕のまま眠ることもあるでしょう。すぐに腕を外せなかった場合は、定期的に赤ちゃんの様子を確認すると安心できますよ。

(新生児を寝かしつける方法については以下の記事も参考にしてみてください)