授乳中に甘いものを食べ過ぎるリスクは?我慢せず上手に食べるコツも!
【医師監修】授乳中に甘いものを無性に食べたくなってしまう理由をはじめ、食べ過ぎてしまった場合のリスクや、我慢しすぎずに上手に食べるコツを紹介します。また、授乳中にたくさん甘いものを食べていた先輩ママの【体験談】も紹介しますので参考にしてみてください。
授乳中に甘いものが食べたくなる理由
授乳中に甘いものを食べたいと感じる一方で、質の良い母乳を作るために甘いものを控えた方が良いのではないかと悩んでしまうママも多いですよ。なぜ多くのママが、授乳中に甘いものを食べたくなってしまうのでしょうか?
授乳中に甘いものが食べたくなる理由には、ストレスや睡眠不足、自律神経の乱れなどが挙げられます。体内時計が整っていないため昼と夜の区別がつきません。夜となく昼となく赤ちゃんのお世話をして睡眠不足になってしまうママは多いですよ。
また、毎日の家事や産後のホルモンバランスの変化、忙しい生活環境へのストレスなどいろいろな要因が重なって自律神経が乱れてしまうケースもあります。これらの理由から食欲をコントロールする中枢神経の働きが弱まり、甘いものを食べたくなってしまうのです。
授乳中に甘いものを食べ過ぎると良くないという意見があるので「我慢しなくては……」と自分を追い詰め、余計ストレスを感じてしまうママもたくさんいるでしょう。
(授乳中のチョコレートの影響については以下の記事も参考にしてみてください)
授乳中に甘いものを食べ過ぎるリスクは?
授乳中に甘いものを食べてはいけない、と考えているママは多いでしょう。授乳中に甘いものを食べると、どんなリスクがあるのでしょうか? 以下から詳しく紹介します。
ママが肥満気味になる
甘いものを摂取しすぎると、肥満体型になる可能性があります。
母乳育児をしているママの中には「授乳すればカロリーを消費できるから多少多めに食べても大丈夫」と考えている人もいるでしょう。しかし、授乳中に推奨されているカロリー摂取量は、通常時+350kcalです。あまり甘くて高カロリーなものを食べていると、太ったり生活習慣病になったりしてしまう可能性がありますよ。
赤ちゃんが便秘になりやすい
赤ちゃんは、サラサラで飲みやすい母乳を好む傾向があります。母乳の質や量が低下していると、赤ちゃんが母乳を飲みにくくなってしまう可能性がありますよ。
甘いものを食べたからと言ってすぐに血液がドロドロになり、母乳の質が変わるわけではありません。しかし、甘いケーキだけで満腹になり食事を抜く……といった生活をしていると栄養が偏ります。栄養が偏ると、ママの血液からできている母乳の量や質が変化してしまうのです。母乳の質や量が変化した結果、赤ちゃんが便秘になってしまう可能性がありますよ。
また、授乳中に飲む水分の量にも注意が必要です。ママが十分に水分補給をせず母乳が少なくなると、赤ちゃんが水分不足になり便秘をしてしまう可能性があるでしょう。例えば新生児期の赤ちゃんは1日に560~640ml、生後1ヶ月の赤ちゃんは600~840mlの母乳を飲んでいます。授乳中のママはいつもより1Lほど多く水分をとるようにしてくださいね。
虫歯になりやすい
甘いものは虫歯菌の餌になります。虫歯菌が歯を溶かす酸を生成するため、甘いものを食べすぎると虫歯になってしまうのです。
歯科医の中では、虫歯にならないためには1回の歯磨きにつき15分程度の時間をかけるのが良いとされています(※4)。しかし、赤ちゃんのお世話で忙しい授乳中のママは食事が不規則になるうえ、じっくり歯磨きする時間を確保することが難しいですね。
歯磨きの時間を十分とれなかったり口の中に糖がたまる時間が長かったりすると歯垢に住み着いた虫歯菌が酸を作り出し、虫歯になってしまう可能性が高いのです。
虫歯菌は、ママから子供に感染するリスクがあります。特にママが自分の食器で子どもにご飯を食べさせる時に、子どもが虫歯菌に感染するケースが多くありますよ。ママと子どもが虫歯にならないよう、甘いものを食べすぎないことや甘いものを食べたらしっかり歯磨きすることを心掛けたいですね。
授乳中でも我慢せず甘いものを食べるコツ!
甘いものを食べたいのに、母乳のことを考えて我慢するママはたくさんいます。ただ、あまり我慢を重ねてストレスを感じると、心に余裕を持って赤ちゃんに接することができなくなってしまいますね。
以下から授乳中でも甘いものを我慢せず食べるコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
果物類を食べる
果物には、エネルギーになる糖類のほか、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれています。おやつに食べることで、たくさんの栄養を摂取することができますよ。
また、母乳は血液からできています。血液をたくさん作るためには、水分をしっかりとることが大切です。果物にはたくさんの水分が含まれているので、母乳のために水分補給を心がけているママにもピッタリですよ。
オレンジやバナナ、りんごなど皮をむくだけで手軽に食べられる果物はたくさんありますよ。生で食べるので、熱に壊れやすく水に溶けやすいビタミンCなどの栄養素を効率的に摂取できることも魅力的です。
小豆を使ったお菓子を食べる
小豆には、サポニンという成分が含まれています。サポニンには血行を改善する働きがあるので、血流が原因で母乳の出が悪い、というママには大福など小豆を使ったおやつがおすすめです。
小豆には腸で吸収された糖分が脂肪酸と合体することを防ぐ効果もあります。脂肪の蓄積を防ぐことでママの肥満を予防することができますよ。
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