赤ちゃんの利き手はいつ決まる?左利きは遺伝?矯正の必要性や見分け方についても紹介

赤ちゃんの利き手について、気になることはありませんか?赤ちゃんの利き手がいつ頃決まるのかという疑問をはじめ、赤ちゃんの利き手の見分け方などを解説していきます。赤ちゃんの指しゃぶりや遺伝と利き手の関係性や、利き手の矯正の必要性についても紹介します!

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの利き手はいつ頃決まるの?
  2. 赤ちゃんの利き手の見分け方は?
  3. 赤ちゃんの指しゃぶりと利き手は関係ある?
  4. 赤ちゃんの左利きは遺伝なの?
  5. 赤ちゃんが左利きだったら矯正したほうがいい?
  6. 赤ちゃんの利き手は個性!

赤ちゃんの好きな食べ物や好きなおもちゃを見せたときの赤ちゃんの手の動きを見ておきましょう。赤ちゃんは好きなものに対して無意識に手を伸ばします。無意識に出す手が利き手になる可能性は高いでしょう。

同じ理由で、赤ちゃんが転びかけた時にとっさに出す手は利き手になりやすいと利き手になりやすいと考えられていますよ。

赤ちゃんの指しゃぶりと利き手は関係ある?

赤ちゃんは、手や指を積極的に動かせるようになるまでは指しゃぶり以外のことができません。そのため、赤ちゃんが指しゃぶりをする指から利き手を判断したいと考えるママも多くいます。しかし、指しゃぶりをする指と利き手には関連がありません。

指しゃぶりをしているとしゃぶっている方の手を自由に動かせませんね。利き手を自由にしておくために利き手でない手で指しゃぶりを行うこともあります。しかし、利き手だから自然と指しゃぶりの際に口元に持っていく……ということもあるのです。

(赤ちゃんの指しゃぶりについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの指しゃぶりはいつから?止めさせるべき?悪影響はあるの?

赤ちゃんの左利きは遺伝なの?

左利きは、右利きに比べると圧倒的に少ないというデータが出ています(※)。人間の約9割が右利きのため、駅の改札を通る時やはさみで紙を切る時などに左利きは不自由するでしょう。なぜ左利きになるのか、遺伝が関係しているのか、などが気になるママはたくさんいますね。

両親の利き手が子供の利き手に関係あるのかを研究したデータがあります。

研究によると、利き手が遺伝する可能性は十分にあります。例えば両親とも右利きの場合に子供が左利きになる可能性は2.1%ですが、片親が左利きの場合、子供が左利きになる可能性は7.3%です。また、両親とも左利きだった場合、赤ちゃんが左利きになる可能性は46%にもなります。(※2)

両親の遺伝子によって子供が左利きになるという説もありますが、ママが左手で生活している、など環境的な要因で赤ちゃんが左利きになるという説もあります。ただ、どちらの説もまだ明確に証明されているわけではありません。

赤ちゃんが左利きだったら矯正したほうがいい?

左利きは道具を使う際に不便なこともあります。そのため、子供が左利きだった場合右利きに矯正するべきか悩んでしまうママも多いでしょう。利き手の矯正にはメリットもありますが、必ず矯正を行う必要はありません。また、利き手の矯正を行う時には注意するべき点もあります。

以下から、メリットや注意点について詳しく見ていきましょう。

矯正のメリット

矯正のメリットには、道具を使うのが楽になるということが挙げられます。最近は左利きの道具が増えているので苦労することが減っていると言われています。しかし、それでも駅の改札やハサミなど右利きに便利な作りのものは多いですよね。右手を器用に使えれば、そういった苦労が減るででしょう。

また、左利きを右利きに矯正したとしても左手が使いづらくなることはほぼありません。左利きを矯正すれば両手が使えるようになり、少し便利になるでしょう。

利き手を矯正する際の注意点

子供の将来のためを思って、早めに利き手を矯正しようとするママは多いでしょう。しかし、幼少期の矯正、無理やりの矯正は避けてくださいね。

幼少期は、手や指先を使う練習をしています。そういった時期に親が手や指の使い方を指示すると自分から手を動かさなくなってしまったり、自己肯定感が薄くなってしまったりする可能性があります。

また、無理やりに利き手を矯正しようとすると言葉を上手にだすことができない吃音という障害になったり、態度が落ち着かなくなったりなどさまざまな悪影響も見られますよ。(※)

矯正は必要なのか

昔は左利きを矯正したほうがいいという声が多くありました。周囲からそう言われると、子供のために左利きを矯正したほうがいいのではないかと考えてしまうママは多いでしょう。しかし、最近では左利きは個性の1つだという考え方が主流です。

左利きを無理やり矯正するためではなく子供が好きなことをするために時間をかけ、その子に合った能力を引き出すことができると良いですね。

ただ、左利きの矯正にはメリットもあります。子供のペースに合わせてゆっくり利き手を矯正するのは、むしろ良いことだと言えるでしょう。

赤ちゃんの利き手は個性!

赤ちゃんは利き手以外にもたくさんの個性をもっていますね。左利きであることも、その他の個性と同じように受け止めてあげるようにしてくださいね。