赤ちゃんの指しゃぶりはいつから?止めさせるべき?悪影響はあるの?

【医師監修】新生児や赤ちゃんの指しゃぶりは可愛いですよね。しかし、指しゃぶりは「いつからいつまでするか」「やめさせるべきか」「悪影響はあるか」と不安もあるのではないでしょうか。今回は新生児や赤ちゃんが「指しゃぶりをする理由」「続けさせて良いか」をご紹介します。

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専門家監修
イソベ先生
キャッツこどもクリニック院長。臨床心理士。産業医。何かあったときに安心できるようなかかりつけのお医者さんとして、地域をサポートする存在になりたいと思っています。・・・
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目次
  1. 知ってほしい新生児や赤ちゃんの指しゃぶりについて
  2. 新生児や赤ちゃんが指しゃぶりをするのはなぜ?
  3. 新生児や赤ちゃんの指しゃぶりはいつからいつまで?理由は?
  4. 他にもある!新生児や赤ちゃんの指しゃぶりの理由
  5. 新生児や赤ちゃんの指しゃぶりはやめさせた方が良い?
  6. 新生児や赤ちゃんの指しゃぶりを優しく見守ろう

知ってほしい新生児や赤ちゃんの指しゃぶりについて

新生児や赤ちゃんが指しゃぶりをしていると可愛いですが「いつからいつまで指しゃぶりをするのか」「悪影響はあるのか」など、指しゃぶりに関する疑問や不安って結構ありますよね。成長する上で大切な指しゃぶりですが、時期によっては悪影響があり、やめさせる必要があります。

そこで今回は「指しゃぶりをする理由」「いつからいつまでするのか」「やめさせる方法」などについてご紹介します。

新生児や赤ちゃんが指しゃぶりをするのはなぜ?

新生児や赤ちゃんが指しゃぶりをしていると「空腹なのか」「愛情が足りていないのか」と、少し心配になりますよね。基本的に、指しゃぶりは発達の段階で現れる赤ちゃんの自然な行為です。新生児の頃の指しゃぶりは、吸啜反射(きゅうしつはんしゃ)と呼ばれています。

吸啜反射とは、口に触れたものに無意識に吸いつく行動のことをいい、空腹ではなくても起こります。赤ちゃんがお母さんの母乳やミルクを飲むために必要な動きです。

生まれてすぐの新生児が、お母さんのおっぱいを吸うことができるのはこの吸啜反射があるからです。そのため指しゃぶりは新生児や赤ちゃんの大切な行動だといえます。早い赤ちゃんだと胎児の頃から指しゃぶりをしているので、妊娠中にエコー写真で指しゃぶりをした胎児を見たことがある人もいるかもしれません。(※1)

イソベ先生

小児科医

唇を刺激すると吸う反射を吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)と医学部では習いました。原始反射の一つです。

指しゃぶりは赤ちゃんの成長する上での自然な行為なので、指しゃぶりをしているときはいつも空腹というわけではありません。(※1)

(おっぱいをあげるタイミングについて興味のある人は、下記の記事も参考にして下さい)

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新生児や赤ちゃんの指しゃぶりはいつからいつまで?理由は?

赤ちゃんの指しゃぶりは発達の段階で現れる自然な行為ですが、時期によって意味合いが異なります。実際に指しゃぶりは「いつからいつまでやるもの」なのでしょうか?

基本的に1歳まではよく指しゃぶりをして、1歳以降は段々と少なくなっていきます。3歳頃まで指しゃぶりをしている子どももいますが、4歳までは無理にやめさせなくても成長の過程なので大丈夫です。時期別に指しゃぶりの理由をご紹介しましょう。

赤ちゃんの指しゃぶり【胎児から新生児】

新生児の頃は目もあまり見えていないため、吸啜反射により自分の口のまわりに触れたものに何でも吸いつきます。この新生児の時期に、口のまわりに触れた手や指に吸いつく行為が段々と指しゃぶりになっていくようですね。

お母さんのお腹の中にいる頃も、吸啜反射により指しゃぶりをしています。その赤ちゃんが、エコー写真に写りこむことがあるようです。赤ちゃんは意識的に指しゃぶりをしようとしているのではありません。そこにたまたま自分の指があっただけで無意識に口の中に入れて吸いついています。

赤ちゃんの指しゃぶり【生後1か月~4か月】