母乳でおっぱいが張らない…。差し乳・溜まり乳とは?特徴や対策を解説

【医師監修】母乳分泌の仕組みや、おっぱいが張らない差し乳の特徴・原因・対策についてくわしく紹介します。また、母乳でおっぱいが張らないのではなく張りやすい溜まり乳の特徴も紹介しますので、母乳で悩んでいるママはぜひ参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. 母乳分泌の仕組みは?
  2. 母乳育児でおっぱいが張らないのは差し乳?特徴・原因は?
  3. 母乳育児でおっぱいが張らない時の対策
  4. 母乳育児でおっぱいが張りやすいのは溜まり乳?特徴・原因は?
  5. 母乳育児によるおっぱいの張りについてのQ&A
  6. おっぱいが張らなくても母乳育児はできる

おっぱいが張りやすい溜まり乳になる原因として、赤ちゃんが飲む母乳の量よりもママが作るおっぱいの量が上回っている場合に起こります(※2)。ママからはたくさんの量の母乳が分泌されていますが、赤ちゃん側がそれを飲み残すことにより、少しずつ母乳が胸に溜まっていき痛みや張りを感じるようになってしまうのです。

母乳育児によるおっぱいの張りについてのQ&A

こちらでは母乳育児によるおっぱいの張りについてのQ&Aを紹介します。ミルクのみで育てているママもいますが、母乳のみや母乳とミルクの混合育児をしているママは多くいますね。授乳中のおっぱいの張りに関する悩みを抱ええている人は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

溜り乳の人は乳腺炎になりやすいの?

溜まり乳タイプのママは、少しでも授乳の間隔があくことにより母乳が胸に溜まってきてしまいます。そのため、母乳がつまりやすく乳腺炎になりやすいので注意しましょう。放っておくと、乳腺炎以外にもしこりになってしまう可能性もあります。

少しでも異常を感じたら早めの受診がおすすめです。

張ったおっぱいは赤ちゃんに影響ある?

母乳が溜まってパンパンに張ったおっぱいは、赤ちゃんの口内で噴射してしまうため母乳が飲みにくくなってしまいます。また、おっぱいに母乳が溜まってから時間が経過すると冷たくなるので、赤ちゃんが飲むことを嫌がる場合もあります。

そういったことが長く続くと母乳=美味しくないものだと赤ちゃんが考えてしまう可能性があります。なるべく新鮮な母乳をあげることが望ましいでしょう。

おっぱいが張らない人はうつ乳になりやすい?

おっぱいが張らない差し乳タイプのママは、母乳が出ないことから赤ちゃんへの頻繁な授乳をしない傾向にあります。中にはどうしても量がでないためミルクとの混合育児をしている人もいるでしょう。

しかし、おっぱいの張りがないからといってそのままにしておくと、乳腺炎手前のうつ乳になる可能性があるので注意してくださいね(※4)。

差し乳タイプのママがうつ乳を回避するには、母乳が出ないからといって授乳回数を減らしたりせずに、毎回きっちり授乳を行うという習慣をつけることが大切です。

胸が張らないのですが完母を諦めてミルクに切り替えないとダメですか?

まず、胸が張らないからといって母乳が出ないというわけではありません。胸が張らない人は差し乳といわれるタイプで、赤ちゃんがおっぱいを吸えば吸うほどしっかりと母乳が出てくるようになります。

しかし、母乳が出るようになるまでに時間がかかるタイプとなるため、ミルクに抵抗がなければミルクと母乳の混合育児をするのがおすすめです。また、母乳の量が少しでも授乳回数を減らさずに続けるようにしましょう。

おっぱいの張りが悪く母乳が足りているのかわかりません

母乳が足りているかどうかを判断するには、いくつか方法があります。まず、ベビースケールを使って赤ちゃんの1日の体重を測ってしっかりと増えているかどうか確認する方法です。生後3ヶ月までの赤ちゃんであれば、1日15g~30g以上増えていれば問題ないといえます(※3)。

もうひとつは、赤ちゃんのおしっこが1日に何回出ているかをチェックする方法です。おしっこの回数が1日に6回以上であれば、問題ありません。母乳が本当に足りないときは、赤ちゃんの身体が水分不足になりおしっこの回数が少なくなります。

渡邉恵里

小児科医

ベビースケールは赤ちゃんの体重を確認するのに便利ではありますが、哺乳や排泄の影響で1日の中でも体重は変動するため、20g程度の体重増加は判断が困難です。1日1日の変化に左右されないよう、1週間の増加を確認するようにしましょう。前日との比較が有効になるのは、脱水の確認をする時です。大幅に減っているのにそれを補うほど授乳できない時は受診しましょう。

おっぱいが張らなくても母乳育児はできる

ミルクではなく母乳育児をしたいのにおっぱいが張らないと悩んでいるママは、必ずしもおっぱいが張らなくてはいけないわけではありません。また、赤ちゃんがおっぱいを吸うことによって母乳が作られるというタイプなので、母乳が出にくいからといって授乳の回数を減らしたりせず、どんどん授乳させるようにしましょう。