新生児のよだれが多い原因は?垂れるよだれの対処法や、臭い・泡状など症状別の解説も!

【医師監修】新生児や赤ちゃんのよだれが多いと心配になりますよね。ここでは、新生児や赤ちゃんのよだれが多い理由や、垂れるよだれ、かぶれた時の対処法などを解説します。よだれが多い・少ない子の特徴や、要注意なよだれを状態別に紹介するので参考にしてみてください。

Contents
目次
  1. 新生児や赤ちゃんのよだれが多い理由は?
  2. 新生児の垂れるよだれの対処法は?
  3. 新生児のよだれかぶれのケアの仕方
  4. 新生児のよだれが多い・少ない子の特徴は?
  5. 要注意な新生児のよだれを状態別に解説!
  6. 新生児のよだれは上手に対処しよう!

新生児や赤ちゃんのよだれが多い理由は?

新生児や赤ちゃんのよだれが多いと「もしかしておかしい?」「ほかの子とは違うの?」と心配になってしまいますよね。よだれの量や時期には個人差があり、多すぎるから問題があるというわけではありません。

新生児や赤ちゃんのよだれが多い理由について、くわしく紹介していきます。赤ちゃんのよだれの量が多すぎて心配という人は、こちらの記事を読んで不安を解消しましょう。

口周りの筋肉が未発達

新生児や赤ちゃんは、口をしっかりと閉じることができません。産まれてまだ間もない時期では、口周りの筋肉、脳への伝達機能が未発達だからです。筋肉が少ないのでつばを飲み込むことができず、口の中にたまったつばがよだれとして垂れてきてしまいます。

成長すればつばをゴクンと飲み込めるようになるので安心してくださいね。筋肉が未発達な赤ちゃんのよだれが垂れてしまうのは、仕方がないことだと理解してあげましょう(※1)。

歯が生える刺激

歯が生え始めることで口の中が刺激され、よだれの量が増え始めます。一般的には生後6ヶ月ころに乳歯が生えはじめると言わており、歯が生え始めると歯茎にムズムズとした感覚がします(※2)。赤ちゃんはそのムズムズを何とかしよう、歯固めを噛んだりしますよね。何かを噛んだりすることで口の中が刺激され、よだれの量も増えるわけです。

よだれの量が多くなってしまうのは、歯が生えてくる嬉しい成長だと考えましょう。

離乳食による刺激

離乳食による刺激で口の中につばが増えます。離乳食を食べる時、スプーンで食べ物を口の中にいれますよね。スプーンがベロやほっぺの裏を刺激したり、食べた物を消化するために、つばの量が増えていきます。

離乳食が進むと、ゴクンと飲み込んだりモグモグと噛むようになります。口の回りの筋肉も発達し、少しずつ唾液の量も減るので安心してください。

赤ちゃんの唾液遊び

赤ちゃんの口にブジュブジュッと泡が溜まっていることありますよね。「泡を吹いている!」と心配になったママも多いのではないでしょうか。赤ちゃんの口に泡が溜まるのは、口の中にたまった唾液で遊んでいるからでしょう。口を動かすことで口が刺激され唾液の量が増えているのですね。

口を動かすことは、筋肉の発達にもいいです。赤ちゃんの唾液遊びは成長している証拠ですから、温かく見守ってあげましょう。

口の中の炎症に注意

よだれの増え方がいつもよりも多い、急に量が多くなったという場合は、口の中の炎症が原因の可能性があります(※1)赤ちゃんが口に運んだおもちゃで口の中を傷つけてしまった、口内炎が出来てしまった、舌炎が起こってしまったなどの理由が考えられます。

口の中に異常が見つかった場合には、早めに小児科で診てもらいましょう。急によだれの量が増えたら何かのサインかもしれません。よだれが多すぎるなと思ったら口の中をチェックして、問題はないか確認しましょう。

マキ先生

小児科医

手足口病やヘルパンギーナなど、アフタが口の中や喉にできるような病気では、つばを飲み込めずよだれを垂らし続けることがあります。風邪の時に喉が痛くなっても同様です。その場合はよだれが増えるだけでなく、ごはんの量も減ることが多いです。

(赤ちゃんのよだれが多い原因については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのよだれが多い原因は?いつまで続く?対処法や、異常な量の目安も!

新生児の垂れるよだれの対処法は?

よだれが垂れたら、しっかりと対策をとることが大切です。よだれを垂らしたままにすると、肌が荒れてしまう可能性があるので注意しましょう(※1)。こちらでは、新生児や赤ちゃんの垂れるよだれの対処法を紹介します。またトレーニング方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

よだれかけ(スタイ)を使う