生後8ヶ月の赤ちゃんの生活リズム。授乳や睡眠など理想のスケジュールを実例で紹介

【医師監修】生後8ヶ月の赤ちゃんの成長状況や平均身長・体重、離乳食・授乳・ミルク・睡眠と生活リズムを紹介しています。理想の生活リズムのタイムスケジュール実例や、整える方法も紹介しているので、生後8ヶ月の赤ちゃんがいるママはチェックしてみましょう。

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Contents
目次
  1. 生後8ヶ月の赤ちゃんの成長状況や平均身長・体重は?
  2. 生後8ヶ月の離乳食や授乳・ミルクと生活リズムの関係
  3. 生後8ヶ月の睡眠時間と生活リズムの関係
  4. 生後8ヶ月の夜泣きの原因と対策は?
  5. 生後8ヶ月の理想の生活リズムをタイムスケジュールの実例で紹介
  6. 生後8ヶ月の生活リズムを整える方法は?
  7. 生後8ヶ月の赤ちゃんの生活で親が注意すべきポイント
  8. 生後8ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを整えよう

生後8ヶ月の赤ちゃんが安全に生活できるように、ママやパパが気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。ママやパパが気を付けて見守ることで赤ちゃんものびのびと生活ができ、さらに成長できるでしょう。

(2歳9〜11ヶ月の体重や身長などの成長については以下の記事も参考にしてみてください)

2歳9〜11ヶ月の子供の成長は?体重・身長・言葉の発達は?イヤイヤ期の悩みなどを解決!

危険がないように環境を整える

部屋の中で危険な場所がないかを確認し、危険なものを置いておかないようにしましょう。これまでよりも行動範囲が広くなる生後8ヶ月の赤ちゃんは、好奇心も旺盛で自由に移動してはいろいろな物を触ります。そのため、赤ちゃんが触って危険な物や口に入れてはいけないものを、赤ちゃんの手の届く場所に置かないようにするのが大切です。

例えば薬・電池・針や安全ピン・化粧品・お金・ビー玉など赤ちゃんの口に入ってしまうおもちゃ・ネジなどは、赤ちゃんの手が届かない場所に保管しておきましょう。またコンセントや扇風機、ファンヒーターなどの暖房器具も赤ちゃんが触ると危険です。必ずゲージなどで触れないようにしておきましょう。

ほかにもハイハイができるようになると、ママが料理をしている時にキッチンに入ってくることも考えられます。キッチンは刃物や火を使う場所であり怪我をする可能性もあるため、赤ちゃんが入れないようにガードをしておくと良いでしょう。浴室や階段、玄関にも赤ちゃんガードをしておくと安心ですね。

排泄が毎日出ているか確認する

赤ちゃんが毎日おしっこやうんちが出ているかどうか、確認しておくのも大切です。排泄は赤ちゃんの体の健康状態を知るバロメーターになります。便秘が続いている場合やおしっこが出ていない場合は、水分不足や脱水の可能性が考えられるでしょう。

また下痢やしている場合は便の状態を確認しておくと、病院に受診した時に症状を伝えることができて、すぐに適切な処置を受けることができます。毎日の排泄をきちんと把握しておくと良いですね。

感染症に注意する

行動範囲が広くなるといろいろな人と接触する機会も増えてくるので、感染症に注意する必要があります。生後半年まではママからもらった免疫がありましたが、生後8ヶ月の赤ちゃんはその効果も薄れています。そのため、人の多い場所や感染症の流行る季節の外出には気を付けましょう。

赤ちゃんがかかりやすい感染症としてはノロウイルス感染症・インフルエンザ・RSウイルス感染症・手足口病・溶連菌感染症などがあげられます。外出して帰ってきた時には手を拭いて衛生面に気を付けると良いでしょう。

後追いする場合の対応について

生後8ヶ月の赤ちゃんは動ける範囲が広がることで、後追いをする赤ちゃんの場合はますます激しくなり、ママは困ることも多くなるでしょう。特にママがトイレに入っている時には赤ちゃんが不安になり、大泣きするケースが多いです。

トイレの中もゆっくりできずに、ママはストレスが溜まってしまうかもしれませんね。そのような時には、赤ちゃんを安心させてあげるためにトイレに入ってからも声をかけてあげましょう。また、ママの姿をトイレの隙間から見えるように、ドアを少し開けておくのも良いですね。ほかにも、赤ちゃんが遊びに夢中になっている時を狙ってトイレに行く方法もあります。

しかし、後追いはいつまでも続くものではありません。ママがトイレに入っても赤ちゃんを安心させてあげることで、後追いも徐々に落ち着いてきます。また、後追いをする赤ちゃんはママがどこいにいても付いて来ようとするので、危険な場所まで付いてこないように注意しましょう。

ほかの赤ちゃんと比べない

周りの赤ちゃんよりも身長が伸びていなかったり成長が遅かったりしても、比べないようにしましょう。ほかの赤ちゃんと比べて成長が遅いと感じてしまうと、赤ちゃんの体に異常があるのではと不安になってしまいます。例えばお座りができない・あまり声を出さない・ハイハイを全くしない・人見知りがなく誰にでも笑顔で接するなどです。

しかしこの時期の赤ちゃんの成長の遅れは、個人差によるものである場合が多いので心配しすぎる必要はありません。それでも、ママが赤ちゃんの様子に不安を感じるなら、小児科など専門機関に相談するのも良いでしょう。

(3歳児の身長の発達の平均については以下の記事も参考にしてみてください)

3歳児の身長の発達の平均は?伸びない原因は?伸ばすための食事・睡眠・遊びを紹介!

寝る時は落ちないように注意

行動範囲が広くなる生後8ヶ月の赤ちゃんが大人用のベッドで寝る際には、ベッドから転落しないように必ず柵を付けましょう。ハイハイができるようになると赤ちゃんが寝ぼけてベッド上を移動し、落ちてしまう危険性があります。大人用のベッドに寝かせている際は柵を付けて、ママやパパがいつでも様子を見れるようにそばについてあげていると良いですね。

また寝ている間にスタイを付けておくと、首に紐が絡まってしまうことも考えられます。寝ている時はスタイを外すようにしましょう。

生後8ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを整えよう

生後8ヶ月の赤ちゃんは以前よりも動ける範囲が広くなるので、1日のスケジュールに遊びの時間を多く取り入れることで家族との時間を楽しむことができます。また、いろいろな刺激を受けることも多くなるので、夜泣きが増えたり睡眠リズムが崩れたりすることもあるでしょう。まずは生活リズムを整えて、赤ちゃんの成長を見守っていけると良いですね。

渡邉恵里

小児科医

睡眠時間には個人差が大きく、8ヶ月で13時間の子もいれば16時間の子もいます。2歳までは生活リズムを作る時期なので、焦る必要はありません。ただ、夜に眠れなくて困る場合は、朝の光を浴びているか、日中にしっかり活動しているか、規則的に食事をとっているか、夜眠る環境は整っているか、過剰なメディア接触がないか、を見直してみて下さい。