子供の貧血に要注意!重大な病気かも?気づきにくい症状の見分け方も!

赤ちゃんでも起きるという、子供の貧血には注意が必要です。重大な病気が潜んでいるかもしれません。子供が貧血になりやすい時期をはじめ、貧血の種類と症状の見分け方、原因、治療法、予防法などについて先輩ママの体験談も交えて紹介します。参考にしてください。

Contents
目次
  1. 子供が貧血になりやすい時期
  2. 子供の貧血は重大な病気の可能性も?
  3. 子供の貧血の種類と症状の見分け方
  4. 子供が貧血になる原因
  5. 子供の貧血の治療法
  6. 子供の貧血予防法!サプリメントなど
  7. 子供の貧血に注意しよう

子供が貧血になりやすい時期

貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが正常よりも少なくなった状態のことをいいます(※1)。赤血球やヘモグロビンが減ると、全身に酸素を運搬できなくなります。酸素不足になることで、貧血のさまざまな症状があらわれるようになるのです。貧血は、子供や赤ちゃんでも起きるため、その症状や対策について知っておくことはとても大切です。

子供には、貧血になりやすい2つの時期があるといわれています(※2)。まずは、貧血になりやすい時期についてくわしく説明していきます。

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生後9カ月〜2歳

子供が貧血になりやすいと考えられている時期の1つが、生後9カ月から2歳までの間です。生まれて間もない赤ちゃんの場合は、ママから鉄分をもらっているので足りなくなる心配はありません。しかし、血液から作られるとはいえ、母乳に含まれる鉄分の量はそれほど多くはないため、徐々に子供の体内では鉄分が不足するようになってしまいます。(※3)

また、子供によって離乳食の食べ具合は違います。少食で鉄分が十分にとれず、貧血になってしまう子もいます。

思春期

子供が貧血になりやすいと考えられているもう1つの時期が、思春期です。思春期とは小学校高学年から高校生くらいまでの時期のことで、子供の体がもっとも成長する時期でもあります。体の成長とともに血液や筋肉も多くなり、鉄分が不足しやすい状態になるのです。

また、女の子の場合は思春期の時期に月経が始まります。血液が体から出ていくことで、鉄分が不足しやすい状態になります。(※3)

子供の貧血は重大な病気の可能性も?

子供の貧血はほとんどが鉄欠乏性貧血ですが、重大な病気が潜んでいる可能性も考えられます。貧血が症状としてあらわれる重大な病気には、悪性リンパ腫や白血病、小児がんなどがあります。これらの病気はとても重い疾患であるため、早期発見ができるように注意が必要です。どれも症状が出にくい病気のため、親が子供の様子を気にかけてあげることも大切です。(※4)

(子供の病気については以下の記事も参考にしてみてください)

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子供の貧血の種類と症状の見分け方

子供の貧血は、重大な病気が隠れている可能性があるだけでなく、種類もさまざまです。子供の貧血の種類と症状の見分けかたについて説明していきます。

鉄欠乏性貧血

子供の貧血でもっとも多いのが、鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足することで起こります。子供の場合は貧血の症状に気づきにくく、健康診断などでも発見されにくいため、鉄欠乏性貧血であることに気づいていないケースも多いといわれています。(※5)

事務

40代

昔から氷を食べるのが大好きな子供だったのですが、それが貧血の症状だと知って驚きました。病院で相談すると、やっぱり貧血の可能性が高いと…。それ以来、子供の食事にはかなり気をつかうようになりました。

鉄欠乏性貧血の症状としては、氷をよく食べるようになる氷食症がみられる場合もあります。また、貧血の場合によくみられる、顔が青白いや疲れやすいといった症状で気づく場合もあるでしょう。

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