子供の『ものもらい』の症状・治療法は?放置で自然治癒はNG?登園・登校はできる?

子供が『ものもらい』で目が急に腫れてしまうとびっくりします。このまま放置して治るの、それとも診てもらった方がいいのではと心配になります。子供の『ものもらい』の症状、治療法、放置で自然治癒はNG?登園・登校はできる?、などについて説明します。参考にしてください。

( 3ページ目 )
Contents
目次
  1. 子供の『ものもらい』の症状・原因
  2. 『ものもらい』に似ている子供の目の病気
  3. 子供の『ものもらい』は放置で自然治癒するのはNG?
  4. 子供の『ものもらい』の治療法!市販の目薬など
  5. 子供の『ものもらい』で幼稚園・保育園・学校にはいける?
  6. 子供の『ものもらい』でプールは入れる?
  7. 子供に『ものもらい』ができた際の注意点
  8. 「子供の『ものもらい』の予防法
  9. 子供の『ものもらい』について知っておこう

ものもらいになってしまうと、幼稚園や保育園・学校などに行ってもいいのか気になります。ものもらいが他の子供にうつってしまう危険性などについて説明します。

ものもらいは他の子供にはうつらない

ものもらいは他の子供にはうつりません。ものもらいの中でも麦粒腫は、細菌感染が原因で起こる目の病気です。麦粒腫になると、保育園や幼稚園・学校などで感染を広げてしまうのではないかと、気になるかもしれませんが、その心配は無用です。

麦粒腫は、基本的に常在菌が原因です。発症したからといって、他の幼児や子供、赤ちゃんなどに感染が広がることはないでしょう。幼稚園や保育園・学校には通常通り行くことができます。

流行性角結膜炎との判別に注意!

ただし、流行性角結膜炎との判別に注意してください。流行性角結膜炎はウイルスが原因です。感染した幼児や子供がいると幼稚園内や保育園内、学校内であっという間に感染が広がる可能性があります。

このため、流行性角結膜炎にかかったときは、多くの学校や幼稚園側では「出席停止」となるでしょう。まぶたの腫れ以外に白目や黒目の部分の炎症、リンパ節の腫れ、目やになどが見られる場合は流行性角結膜炎を疑い、医師の診断を受けてください。

子供の『ものもらい』でプールは入れる?

子供がかかる目の病気の中には、流行性角結膜炎やプール熱といった、プールで他の子に感染させてしまう病気もあります。これらの病気にかかってしまった場合は、そもそも出席停止扱いとなるためプールに入ることは、もちろん禁止です。

一方で、ものもらいの場合は、絶対にプールに入ってはいけないというわけではありません。しかし、ものもらいにかかっている時は、免疫力、抵抗力が落ちて、目が細菌感染しやすい状態にあるといえます。

プールに入ることで細菌感染を起こし、さらなる状態悪化を引き起こす可能性もあるので、ものもらいを発症する可能性もあるので、プールには入らない方が無難でしょう。

子供に『ものもらい』ができた際の注意点

子供の目にものもらいができてしまった場合は、生活する上でいくつか注意することがあります。

患部を清潔に保つ

患部を清潔に保ちましょう。います子供は目が痛かったり腫れていたりと、手でこすったり触ったりしてしまいます。子供の手には雑菌がたくさん付着していることがあり、雑菌によってものもらいが悪化してしまう場合もあるでしょう。

ものもらいにかかってしまったら患部に雑菌が付着しないよう、手や幹部を清潔に保つことです。悪化防止につながります。

眼帯はNG

眼帯はNGです。子供がものもらいに触ってしまうので眼帯をつけた方がよいのではと考えるかもしれません。しかし、眼帯は症状を悪化させてしまう可能性があるので、つけない方がよいでしょう。

眼帯をつけるとより細菌が増え、さらに細菌感染を起こしてしまう可能性があるからです。また、赤ちゃんや幼児の時期は、視力が発達する時期でもあります。眼帯で片目をふさいでしまうと、視力の発達に影響を及ぼす可能性もあります。

他の目の病気としっかり判別

他の目の病気としっかり判別しましょう。まぶたの腫れや痛みなど、ものもらいと同じような症状を発症しても、ものもらい以外の目の病気の場合があります。中でも流行性角結膜炎など保育園や幼稚園・学校などで感染を広めてしまう可能性がある病気には注意が必要です。

新生児鼻涙管閉塞症も、ものもらいのような症状があります。病気の種類によって治療法は変わるため、適切な対処をするためには、しっかりと病気の種類の判別をすることが必要です。ものもらいか、他の目の病気か、自分では判断が難しい場合は受診した方がよいでしょう。

「子供の『ものもらい』の予防法