子供の頭だけ汗がすごいけど病気?原因や寝汗対策は?病院を受診する症状の目安も!

子供や赤ちゃんの頭だけが汗でびっしょり濡れていると、ちょっとびっくりします。なんでそうなるの?病気かもしれない?と心配にもなります。子供や赤ちゃんが頭だけ汗をよくかく原因、病気の可能性、寝汗対策、受診の目安について説明します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 子供が頭に大量の汗をかく原因は?
  2. 大量の汗は病気の可能性も?
  3. 子供の頭の寝汗対策
  4. 受診の目安は?
  5. 頭の汗は要注意な場合も

子供や赤ちゃんは寝ている間にも、頭に寝汗をたくさんかきます。子供が頭にたくさんの汗をかくこと自体は、子供の体にとって必要な反応であり、基本的にはあまり心配する必要はありません。ただし汗をかくこと自体は問題なくても、寝汗などでかいた大量の汗に対しては、適切に対策する必要があります。

かいた汗をそのまま放置してしまうとあせもの原因になったり、体が冷えて風邪の原因になってしまったりする場合があるからです(※1)。そんな赤ちゃんや子供の寝汗対策を紹介します。

(赤ちゃんが寝苦しそうな理由については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんが寝苦しそうな理由は病気かも?うなる時の対処法や受診する目安も

室温・湿度の調節

赤ちゃんが寝る時に、温度や湿度が高ければ、汗で体温調節をしようとするのは当たり前の反応です。あまりに温度や湿度が高ければ、寝汗でびっしょりになってしまうこともあるでしょう。汗をかきにくい温度や湿度を保つことも大事です。

ただし、温度は低ければ良いというわけではありません。クーラーなどによる温度の下げすぎも、低体温などを招き、子供の体の発達に影響を及ぼす恐れがあります。温度は28度程度に設定するのがおすすめです。また、湿度が60%を超える場合にはドライ機能を使うと良いでしょう。

汗を吸収する衣類の着用

汗を吸収する衣類を着用しましょう。子供は寝ている時にたくさん汗をかくため、寝る時の衣類は、汗をしっかりと吸収できる素材のものを選ぶと良いでしょう。コットン100%素材などの、天然素材のものが吸水性には優れています。

寝具の工夫

寝具の工夫も欠かせません。寝汗をたっぷりかく子供の寝具も、しっかりと汗を吸収する素材のものを選ぶと良いでしょう。寝る時の衣類と同様、コットン100%素材の寝具は、汗をしっかりと吸収してくれます。

また、敷布団の上にタオルを敷いておくのもおすすめです。タオルが寝汗を吸収し、寝具の汚れ防止にも繋がるでしょう。また、タオルであれば洗濯も簡単にできます。また、寝る場所の近くにタオルを置いておき、パパやママが寝汗に気付いた時に拭いてあげるのも良いでしょう。

子供にはつい布団をしっかりとかけてあげたい気持ちにもなります。しかし、布団のかけすぎには注意しましょう。特に自分で布団をはぐことができない赤ちゃんの場合、布団のかけすぎが大量の寝汗を引き起こす可能性があります。

寝汗がひどい時には着替えを

寝汗がひどい時には着替えましょう。赤ちゃんの体の汗腺は未発達とはいえ、頭がびしょびしょになる程汗をかいている時には、多くは体も汗をかいています。あまりにたくさん汗をかいている場合は、着ている衣類も濡れている可能性があり、新しいものに着替えた方が良いでしょう。

寝る前の水分摂取に注意

寝汗対策としては、水分摂取量や方法の見直しも大事です。摂取した水分はおしっこや呼気などから排出されるほか、汗として放出されるので、水分を飲めば飲むほど汗の量は増える可能性があります。寝汗をたくさんかく時は、就寝前の水分摂取が過剰な可能性もあるでしょう。

受診の目安は?

子供の頭の汗は、ほとんどの子供が汗腺の発達の過程の中で経験するものです。成長するにつれて、だんだんと頭以外の場所も汗をかくようになり、おさまってくるケースがほとんどです。

一方で、病気が原因の頭の汗には、注意をしておく必要があります。汗以外に発熱、体重減少、倦怠感、手の震え、おしっこの量の減少といった症状がみられます。こうした症状が出た場合は受診した方が良いでしょう。

頭の汗は要注意な場合も

子供は体の汗腺が発達していないため、比較的汗腺が発達している頭からたくさんの汗をかきます。時にはあまりの汗で頭がびしょ濡れなときは、病気ではないかと心配になるかもしれません。しかし、特に発汗以外に症状がないようであれば、あまり心配する必要はないでしょう。

一方で汗をかく原因が、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの病気の場合もあるので、要注意です。また、ストレスが原因で多汗症になっている可能性もゼロではありません。子供が汗を異常にかくときには、病気やストレスを疑い、子供の様子をしっかり観察しましましょう。