赤ちゃんのあざが心配!生まれつきのあざは放置OK?青・赤など症状の特徴、対処法も!

生まれたばかりの赤ちゃんにあざがあると心配になります。生まれつきのあざは放置しても大丈夫なのかな?と心配はつきません。青あざ、赤あざ、茶色いあざなど、あざの種類と症状の特徴、その対処・治療法について先輩パパ・ママの体験談を交えて説明します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの生まれつきのあざは自然に消える?
  2. 赤ちゃんの生まれつきのあざの種類と症状
  3. 赤ちゃんの生まれつきのあざの治療法
  4. 赤ちゃんの消えないあざは治療が必要

単純性血管腫

単純性血管腫は、生まれつきの平らな赤色のあざです。赤ワインのような色をしているため、ポートワイン母斑とも呼ばれています。全身どこにでもできるあざで、自然に消えることはありません。(※6)

カフェオレ斑

会社員

20代

うちの息子は生まれつき背中にカフェオレ斑がありました。けっこう大きな茶色のシミだけど、背中だからあまり気にしてなかったかな。ただ、病気が心配だったので先生にはちゃんと相談してました。1つなら問題ないといわれて、ずっと様子見でしたね。

カフェオレ斑は、生後間もない赤ちゃんの肌に突然できる、カフェオレのような薄い茶色のあざのことです。できる場所も大きさもさまざまなので、気になる部分に大きなあざができてしまう場合もあるでしょう。肌にシミができているようで、見た目が気になってしまうママやパパは多いようです。(※7)

ほとんどの場合は心配のいらないあざです。ただ、生後間もなくうずらの卵大のあざが6つ以上も突然できた場合は注意が必要です。レックリングハウゼン病という遺伝性の病気の疑いがあるため、早めに受診しましょう(※7)。

先天性色素性母斑

先天性色素性母斑は、生まれつきの茶色や黒色の大きなあざのことです。大きなほくろのようで、濃い茶色や黒色で厚みがあるのが特徴です。(※8)

小さなあざであれば心配のいらない場合がほとんどです。しかし、5㎝以上の大きなあざの場合は注意が必要です。黒色や茶色の大きなあざが、まれに悪性になる可能性もあります。茶色や黒色の大きなあざがある時は、早めに医師に相談しましょう。

扁平母斑

扁平母斑は、生まれつきの茶色いのあざのことです(※9)。生後間もなく突然できる場合もあります。境界線がしっかりわかるシミのようなあざで、できるところや大きさはさまざまです。先天性色素性母斑と同じ茶色のあざですが、先天性色素性母斑のように将来的に悪性化するという心配はありません。見た目が気にならなければ、放置して大丈夫でしょう。

赤ちゃんの生まれつきのあざの治療法

赤ちゃんの生まれつきのあざの中には、治療が必要なものもあります。治療が必要な赤ちゃんのあざの治療法について説明します。

(赤ちゃんの病気の治療については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのカンジダ皮膚炎の症状・原因は?薬など治療法は?自宅ケアの仕方も!

いちご状血管腫

いちご状血管腫は自然に消える場合がほとんどのため治療は必要ないとされてきました。しかし、近年は消えた後のたるみやしわが気にならないように早期に治療をはじめることが多くなっています。早い段階でレーザー治療を行い、大きくなりすぎないよう治療を行います。また、いちご状血管腫は内服薬で症状をおさえる治療法もあるため、医師と相談しながら進めましょう。(※5)

蒙古斑

蒙古斑は自然に消えるあざですが、まれにそのまま残ってしまうことがあります。その場合、あざが気になるところにある時は治療が必要になるでしょう。蒙古斑や異所性蒙古斑の治療は、Qスイッチレーザー照射で行います。蒙古斑は広い範囲があざになっている場合も多く、広い範囲への照射で痛みが強くなる可能性もあります。このため、子供の治療では全身麻酔で行われることが多いでしょう。(※2)

ウンナ母斑

ウンナ母斑はレーザーで治療を行います。局所麻酔用のクリームやテープを使い、1~2回レーザー照射をします。回数も少ないため、小さな子供でも比較的受けやすい治療といえるでしょう。ただ、レーザー治療によって毛根がダメージを受け、あざの部分の髪が薄くなってしまうリスクがあります。(※4)

先天性色素性母斑