乳幼児突然死症候群の原因は?安全な寝かせ方など今すぐすべき予防策も!体験談多数

寝ているはずの赤ちゃんが突然亡くなる乳幼児突然死症候群。なぜ悲劇は起き、防げないのでしょうか。乳幼児突然死症候群の前兆やリスクについて説明します。赤ちゃんを守る安全な寝かせ方など、今すぐできる予防策についても【体験談】を交えて紹介します。

Contents
目次
  1. 乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
  2. 乳幼児突然死症候群にリスク因子
  3. 乳幼児突然死症候群に前兆はある?
  4. まずは安全に眠れる環境を
  5. 乳幼児突然死症候群の予防策!安全な寝かせ方など
  6. 乳幼児突然死症候群(SIDS)は予防が大切
  7. 乳幼児突然死症候群 できることから予防

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?

乳幼児突然死症候群は、健康にみえた赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。しかし、残念ながら原因は不明です。前兆や既往歴もなく、事故や窒息でもない突然死の場合に乳幼児突然死症候群と診断されます。英語では「SIDS(シッズ)=Sudden infant death syndrome」といいます。

乳幼児突然死症候群は生後2週間の新生児から1歳までに多く、まれに3歳児でも発症します。(※1)日本では毎年100人前後の赤ちゃんが命を失っています。

乳幼児突然死症候群にリスク因子


突然死の原因は不明ですが、いくつかのリスク因子は挙げられます。未熟児で生まれた子や、新生児期に上気道感染症があった乳児は高リスクです。また妊娠中の喫煙や乳幼児のそばでの喫煙 違法薬物の使用などもリスク因子として挙げられています。

ただ、乳幼児突然死症候群はこれらが当てはまらずとも起こる病気です。また眠っている時に起こるため、発見が遅れて助かることが難しい病気でもあります。赤ちゃんが助かるには、どのようにすればいいのでしょうか。

乳幼児突然死症候群に前兆はある?

乳幼児突然死症候群に前兆はあるのでしょうか?もし前兆があれば予防することも可能になります。実際に乳幼児突然死症候群で赤ちゃんを失った人の体験談をみてみましょう。

乳幼児突然死症候群 前兆なく5分で急変

個人ブログ

夕方17時頃、いつも通りに授乳をして、いつも通りにぐずって、いつも通りに2人を寝かしつける。2人が眠ってる間にカメラ屋さんに写真を取りに行こうと、お母さんに2人の子守りを頼んで出掛ける。
途中、5分もたたないうちにお母さんからTEL。「すぐ帰って!!セイちゃんがすごいもどした!!」尋常でない声に頭が真っ白になる。猛ダッシュ。家につくと、青ざめたセイを抱えてオロオロしているお母さん。
お母さんの話によると、ジュンが「うーん」と伸びをして、たまたまその様子を見に行くと、その瞬間、横で寝ていたセイの顔色がサーッと青ざめていったらしい。

いつも通りの生活をしていたはずなのに、5分後に急変した赤ちゃんもいます。この赤ちゃんはママがすぐに戻ってできる限りのことをしましたが、残念ながら助かることはできませんでした。乳幼児突然死症候群には文字通り前兆などなく、突然亡くなるのです。

3時間後には冷たくなって

個人ブログ

30代

息子は生後6カ月で今年の9月に亡くなりました。
三姉弟の末っ子長男で、一番大きく生まれ、たくさん母乳もミルクも飲む元気な子でした。
いつものように授乳して寝かしつけて、自分はテレビを見にリビングへ。
そろそろ寝ようと三時間後に寝室に戻ると冷たくなっていました。
冷たい体に必死で人口呼吸と心臓マッサージ、
AEDはもう心臓が動いてないからか使えませんでした。

この赤ちゃんも新生児期より健康そのもので母乳もよく飲んでいたようです。普段と何の変りもなく授乳を終え、特にひどくぐずることもなく寝かしつけたはずなのに、3時間後には亡くなった状態で見つかっています。

この赤ちゃんも何も前兆がないままに突然死し、助けることができませんでした。

まずは安全に眠れる環境を

乳幼児突然死症候群は現在の医療では原因が究明できていません。しかし、さまざまなリスク因子は明らかになってきています。少なくともリスク因子を避けることで発症のリスクを下げられるでしょう。

ただ、そのリスク因子にあてはまらなくても突然死は起きます。そうだとしても、まずは赤ちゃんが安全に眠れるように環境づくりをするなど、できる範囲で予防に努めましょう。

乳幼児突然死症候群の予防策!安全な寝かせ方など