乳幼児突然死症候群の原因は?安全な寝かせ方など今すぐすべき予防策も!体験談多数

寝ているはずの赤ちゃんが突然亡くなる乳幼児突然死症候群。なぜ悲劇は起き、防げないのでしょうか。乳幼児突然死症候群の前兆やリスクについて説明します。赤ちゃんを守る安全な寝かせ方など、今すぐできる予防策についても【体験談】を交えて紹介します。

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Contents
目次
  1. 乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
  2. 乳幼児突然死症候群にリスク因子
  3. 乳幼児突然死症候群に前兆はある?
  4. まずは安全に眠れる環境を
  5. 乳幼児突然死症候群の予防策!安全な寝かせ方など
  6. 乳幼児突然死症候群(SIDS)は予防が大切
  7. 乳幼児突然死症候群 できることから予防

乳幼児突然死症候群は原因不明のため完全に赤ちゃんを守れる予防策はありません。しかし、リスク因子が少しずつ明らかになってきています。発症リスクをできるだけ減らす予防策を紹介します。

乳幼児突然死症候群予防 あおむけに寝かせる

新米ママ

20代

あおむけに寝かせたほうが安全なのはわかっているけど、娘はあおむけに寝ると泣き出してしまう。うつぶせに寝せるなら目を離さないようにって言われた。目を離さないようにって…どうしたらいいの…。

乳児であっても、うつぶせ寝のときに苦しいと顔を自分で少しずらす赤ちゃんがほとんどです。しかし、中には苦しくても顔を動かそうとしない赤ちゃんもいます。どの子がそういう子なのか、判断する術がありません。

このため、あおむけで寝ることが乳幼児突然死症候群の予防となると指摘されています(※1)。やはり常に赤ちゃんを見守って、安全を確保するというのは難しい。なかでも赤ちゃんが寝返りをできるようになるまでは、極力あおむけで寝かせるほうが安全です。

うつぶせ寝なら工夫をする

先輩ママ

30代

低体重で生まれた娘はあおむけだと呼吸が苦しそうでした。うつぶせ寝にすると呼吸が楽そう。でも小児科医から乳幼児突然死症候群のリスクも聞いていたので、アイロン台くらいのかたさのマットレスで枕は置かず、シーツにも気を付けていました。

早産で生まれた赤ちゃんは、肺に問題がある場合、あおむけよりもうつぶせ寝のほうが呼吸が楽でしょう。しかし、うつぶせ寝はやはりリスクが高いです。このため、この先輩ママは小児科医と相談し、うつぶせ寝のリスクを少しでも軽減しようと工夫をしていますね。

あおむけで眠れる赤ちゃんは、あおむけで寝かせるようにしましょう。

(うつぶせ寝については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のうつぶせ寝はしてもいい?いつからしていい?危険性は?

体を温めすぎない

先輩ママ

40代

息子が退院した日は雪だった。寒いかもしれないと思って電気カーペットにお布団を敷いて寝かせた。ふと気づくと、ピンク色の顔をして汗をかいている。着替えさせようとしたら息をしていないことに気づいた。

赤ちゃんが寒くて風邪をひいたら大変だと思い、布団を暖かくするママは多いでしょう。乳幼児突然死症候群のリスク要因のひとつに、暖めすぎているというものがあります。寒すぎると風邪などの病気にかかりやすくなります。しかし、暑すぎることで乳幼児突然死症候群の発症リスクが高まるのです。

冬場の室温は、軽装の大人が寒くなく過ごせる程度が乳児にとっても適温といわれています。

(室温については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児の部屋の室温・湿度は何度が目安?季節別の調整方法も!

大人の布団に寝かせない

新米ママ

20代

母子手帳を見ていたら「大人の布団に寝かさないように」って書かれてた。赤ちゃん布団は高いし要らないと思っていたけど、必要なのかもしれない。

大人の布団は実は赤ちゃんには柔らかすぎたり重すぎたりします。大丈夫だと思って寝かせていても、目を離した時に、布団に顔が埋まっていたり、マットレスに顔が沈んでいたりする場合があります。注意が必要です。

ベビー布団は赤ちゃんの体に合わせたマットの硬さになっています。また掛け布団も小さく軽くなっています。そういった寝具への配慮も乳幼児突然死症候群の予防策となるでしょう。

(ベビー布団については以下の記事も参考にしてみてください)

ベビー敷布団の<価格帯別>人気おすすめ15選!サイズ等の選び方も

妊婦や乳幼児の近くでの喫煙はやめる

先輩ママ

20代

うちの夫がタバコをやめてくれない。助産師さんに相談したら「あなたがタバコを吸うと赤ちゃんが突然死する確率が約4.7倍増えるって言いなさい」と言われた。夫に言ってみたら、気まずそうにして禁煙を約束してくれた。

家族が吸うたばこには受動喫煙のリスクもあります。さらに妊婦自身が喫煙する場合は乳幼児突然死症候群のリスクを非常に高めます(※2)。タバコは乳幼児に呼吸器系疾患を起こしたり、睡眠を妨害したりする原因と指摘されているのです。

急にやめることは難しいかもしれませんが、大切な赤ちゃんを守るためには今すぐにでもやめたほうがよいでしょう。赤ちゃんの安全を守れるのは親です。

できるだけ母乳で育てる