熱性けいれん〜小児てんかんへ移行する?症状の違いや原因は?予防法や後遺症についても
1、2歳の乳幼児に多くみられる「熱性けいれん」とは、どんな病気でしょうか。通常は乳幼児の発達とともに症状は収まりますが、症状の種類、原因、小児てんかんとの違い、小児てんかんへ移行、後遺症など、熱性けいれんの全般について説明します。ぜひ参考にしてください。
熱性けいれん 単純型と複雑型の2種類
熱性けいれんは単純型熱性けいれんと複雑型熱性けいれんの2種類に分けられ、症状が異なります。(※1)
単純型熱性けいれんは、子供の発熱後24時間以内に全身性のけいれんを起こします。数分で収まり、繰り返すことはありません。
一方、複雑型熱性けいれんには次のような症状があります。1️⃣発作が15分以上と長い2️⃣体の片側や一部などで局所で起きる3️⃣一回の発熱で発作を繰り返し発熱24時間後にも起きるーなどです
小児てんかん 熱ないときも起きる
小児てんかんと熱性けいれんの違いで1番分かりやすいのが、発熱時かそうでないかという違いです。小児てんかんの場合は熱がない時にもけいれん発作が起きます。小児てんかんの診断の際は、これまでの子供の発達状況についても尋ねられます。
小児てんかん 突然意識失う
小児てんかんに多いのが欠神(けっしん)発作です。欠神発作とは、子供が普通に過ごしていたのに突然意識を失う発作のことです。この発作が起きると、子供の話や動きが突然止まります。時間はおよそ20〜30秒と短いため、周囲が気付かないケースも多いでしょう。
欠神発作が多発すると落ち着きがなくなり集中力に欠けるという状態になります。子供の発達遅れや障害が疑われるケースもあるでしょう。
熱性けいれんと小児てんかんの違い
熱性けいれんと小児てんかんは、症状が違うのと同様に原因にも違いがあります。熱性けいれんと小児てんかん、それぞれの原因について解説します。
(子供の病気については以下の記事も参考にしてみてください)
熱性けいれん 脳に原因か
子供の熱性けいれんの原因は、まだはっきりとは解明されていません。まだ発達しきっていない子供の脳が高熱によって何らかのトラブルを起こし、けいれん発作を引き起こしていると考えられています。
小児てんかんの原因 先天性や突発性
小児てんかんは、乳幼児期の場合、生まれた時の脳の損傷や先天性代謝異常、先天性奇形が原因で起こると考えられています。小学生の子供まで含めた全体の原因としては、原因不明の特発性てんかんが多いとされ、生後まもなくから3歳までに発症しやすいとされています。(※1)
熱性けいれんは繰り返す?予防法は?
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