エナメル質形成不全とは?子供の歯の変色は虫歯じゃなくて病気?原因・治療法も!

エナメル質形成不全の特徴や虫歯との違いなどを紹介します。原因や治療法についても解説するので、エナメル質形成不全について詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。エナメル質形成不全について正しい知識をもち、子供の歯の健康を守りましょう。

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Contents
目次
  1. エナメル質形成不全とは?6歳臼歯に多い?
  2. エナメル質形成不全の特徴は?虫歯との違いは?
  3. エナメル質形成不全の原因
  4. エナメル質形成不全の治療法
  5. 子供の歯の変色は病気の可能性も

エナメル質形成不全は、早めに発見すればすぐに治療できます。以下からエナメル質形成不全の治療法を詳しく見ていきましょう。

フッ素を塗布する

フッ素は、歯の表面の質を強くしたり虫歯になりそうな歯を治したりする成分です。

フッ素塗布は、歯医者だけでなく自宅でも行えます。フッ素入りの歯磨き粉やフッ素スプレーなどが薬局で販売されていますので、ぜひ活用してみてくださいね。ただ、歯医者では市販では販売されていない強めのフッ素を塗布してくれます。2~3ヶ月に1度は歯の点検を兼ねて歯医者でケアすると良いでしょう。

フッ素塗布は1歳前後から始めることが推奨されていますが、乳歯が生えてきた頃から行っても問題ありませんよ。

(子供に歯磨き粉はいつから?については以下の記事も参考にしてみてください)

子供に歯磨き粉はいつから?フッ素入りで無添加など安全な商品17選を紹介!

歯の表面にかぶせ物をする

5~6歳頃に生え始める一番奥の歯(臼歯)は歯磨きしにくいうえ溝が深いので虫歯になりやすいです(※2)。6歳臼歯がエナメル質形成不全になっていたり溝があまりにも深かったりしたら、かぶせ物をすると安心です。歯をしっかり保護してくれるので、虫歯にかかるリスクが低くなりますよ。

子供の歯の変色は病気の可能性も

子供の歯が変色している時は、虫歯だけでなくエナメル質形成不全の可能があります。エナメル質形成不全は虫歯にかかりやすくなってしまう病気なので、通院や毎日のケアが欠かせません。乳歯の虫歯はそのまま永久歯の健康に関わることもありますので、子供の歯を見て違和感を感じたら迷わず医師に相談しましょう。