エナメル質形成不全とは?子供の歯の変色は虫歯じゃなくて病気?原因・治療法も!

エナメル質形成不全の特徴や虫歯との違いなどを紹介します。原因や治療法についても解説するので、エナメル質形成不全について詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。エナメル質形成不全について正しい知識をもち、子供の歯の健康を守りましょう。

Contents
目次
  1. エナメル質形成不全とは?6歳臼歯に多い?
  2. エナメル質形成不全の特徴は?虫歯との違いは?
  3. エナメル質形成不全の原因
  4. エナメル質形成不全の治療法
  5. 子供の歯の変色は病気の可能性も

エナメル質形成不全とは?6歳臼歯に多い?

子供1人で歯磨きができるようになるまでは、ママが仕上げみがきをしていますね。仕上げみがきの時、虫歯のように色が付いた歯を見たことがあるママもいるでしょう。歯に色がついている時は虫歯ではなく「エナメル質形成不全」という病気の可能性があります。

エナメル質形成不全は、生まれつき歯のエナメル質が弱いことが原因で生える時から歯が変色していたり、歯が欠けてしまったりする状態です。

あまり耳慣れない病名かもしれませんが、実は10人に1人の割合で起こる身近な病気です(※3)。エナメル質は本来体の中で一番か硬い組織ですが、エナメル質形成不全の患者はエナメル質の密度が低くもろいので噛むたびにエナメル質が削れます。エナメル質が失われると、虫歯になる可能性が高いのです(※1)。

エナメル質形成不全は6歳頃、奥歯が生え始める時期に発症することが多いとされています。奥歯は歯磨きをしにくく虫歯になる可能性が高いので、歯の白濁や黄ばみなど気になる症状があったら早めに医師に相談しましょう。

(赤ちゃんに歯ブラシはいつから?については以下の記事も参考にしてみてください)

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エナメル質形成不全の特徴は?虫歯との違いは?

「エナメル質形成不全は生まれつき歯を守るエナメル質が薄い病気のこと」と聞いても、エナメル質が少ない歯は簡単に見つかるのか、どうやって見つければ良いのか分からず困ってしまいますね。

また、変色するという点は同じなので、虫歯とエナメル質形成不全を同じものだと思ってしまう人もいるでしょう。以下からエナメル質形成不全の特徴や虫歯との違いを紹介します。

エナメル質形成不全の特徴

エナメル質形成不全の大きな特徴は二つあります。

一つ目は「エナメル質石灰化不全」です。歯が白濁・黄斑する・歯の質感が他と違うなどの症状が出ます。

二つ目は「エナメル質減形成」です。ほかの歯と比べて薄い・歯が欠けているなどの症状が出ます(※2)。

どちらか一方の症状が出る時と、両方の症状が出る時があります。どちらにせよ放置していると虫歯になるリスクが高いので、子供の歯を見て違和感を感じたらすぐに歯科医を受診しましょう。

エナメル質形成不全と虫歯の違い

虫歯になると、歯の黒ずみや痛みなどの症状が現れますね。一方エナメル質形成不全の場合は傷みがないものの、生えて間もない歯が薄かったり歯の表面がザラザラする「石化」をしていることが多いです。

エナメル質形成不全の子供の歯は一般的な歯に比べて弱いので、一度虫歯にかかると進行が早いという特徴もあります。虫歯にならないよう、パパやママが普段からしっかり子供歯のケアを行うことが重要です。

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エナメル質形成不全の原因

歯医者の治療費は高額ですし、何より子供が痛い思いをするのはかわいそうですね。虫歯のリスクを高めるエナメル質形成不全はぜひ予防したいものです。しかし、なぜエナメル質形成不全になってしまうのでしょうか?

エナメル質形成不全になる原因は、まだ明確になっていません。ただ、いくつか原因が予測されていますので、以下から詳しく紹介します(※2)。

乳歯のエナメル質形成不全の原因

妊娠中のママの状態がエナメル質形成不全の原因になると考えられています。妊娠初期には赤ちゃんの成長が始まっているので、妊娠初期のつわりが原因で栄養不足になったり、病気にかかって薬を飲んだりすると胎児の健康に悪い影響が出てしまうのです。また、早産など、出産時の状態もエナメル質形成不全に影響すると言われています。

子供がエナメル質形成不全にならないためにも、薬を飲まなくても良いよう病気の予防をする、栄養バランスを考えた食事を摂るなど妊活中や妊娠中は最善の注意を払いましょう。ただし、妊娠中の行動がエナメル質形成不全の原因だと明確に断言されている訳ではありません。赤ちゃん側の問題や遺伝が原因になっている可能性もあります。

もし赤ちゃんがエナメル質形成不全だったとしてもママが責任を感じる必要はありませんよ。

永久歯のエナメル質形成不全の原因

乳歯だけではなく、永久歯もエナメル質形成不全になり得ます。永久歯がエナメル質形成不全になる原因として考えられているのは、乳歯の虫歯・歯茎や歯の怪我・高熱・発疹です。

「乳歯が虫歯になっても、永久歯に生え変われば虫歯が完治するので問題ない」と考える人は多くいます。しかし、乳歯の虫歯が悪化して歯茎に膿が溜まると、乳歯の下に控えている永久歯に膿が触れ、エナメル質が十分に形成されなくなることがあります。

丈夫な永久歯を生やすためにも、毎日しっかり乳歯のケアを続けることが大切です。「エナメル質形成不全に見えるが判断できない……」という時は、歯医者に見せることも重要です。異変があったらすぐに気づけるよう、定期的に検査をする習慣があるとなお良いですね。

エナメル質形成不全の治療法