子供のチック症とは?症状の特徴や原因は?治し方や、受診の目安も!体験談多数

子供のチック症とはどんな病気なのでしょう?この記事では、子供のチック症とは?という疑問をはじめ、症状・特徴や、原因について紹介します。さらに、子供のチック症の治し方・治療法や、チック症の子供への親の対応、病院を受診する目安についても紹介します。

Contents
目次
  1. 子供のチック症とは?
  2. 子供のチック症の症状の特徴は?まばたき・咳払いなど
  3. 子供のチック症の原因
  4. 子供のチック症の治し方・治療法
  5. チック症の子供への親の対応は?病院を受診する目安も
  6. 子供のチック症について知っておこう

子供のチック症とは?

チック症は、本人の意志と関係なく筋肉が突然動いてしまう症状です(※1)。子供の5人に1人が体験するといわれているポピュラーな症状ですが、初めてチック症の症状を見たママは驚いてしまいますね。

ただ、まばたきや咳払いなど一見すると子供の癖にも感じられる症状も多いので、チック症だと保護者が気づかないケースも多いです。けいれんとは違い数秒から数分程度の短い時間なら本人の意思で抑制できるのも、チック症の大きな特徴でしょう。

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子供のチック症の症状の特徴は?まばたき・咳払いなど

子供がチック症にかかると、やるつもりはなくても「ピクッ」「グイッ」と素早い動きを繰り返してしまいます。また、声に関わる筋肉が動くと「アッアッ」と声を出したり、咳払いのような音を出したりします。

子供のチック症には「単純性」と「複雑性」の二種類があります(※1)。単純チックは急に体が動くので比較的チック症だと分かりやすいですが、複雑性チックは動作がゆっくりなのでなにか目的を持って動いているように見え、チック症だと分かりにくいです。

以下から子供のチック症の症状について単純性と複雑性に分けて詳しく見ていきましょう(※2)。

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単純運動性チック

パート

30代

うちの子がチックになった時はまばたきが増えました。症状がまばたきだけだったのでチック症だなんて全然分からなかったのですが、風邪で小児科に行った時に指摘されてびっくり。

単純運動性チックは、ひんぱんにまばたきする・首を繰り返し振る・首を速くふる・急に肩をすくめる・顔をしかめるなどの症状があるチック症です。

目を細める、白目をむく、目をくるくるまわすなど、目の動きに異変が見られやすいという特徴を持っています。

単純音声性チック

専業主婦

20代

子供が風邪を引いた後、鼻水が出ていないのにやたら鼻をすするようになりました。癖になったのかと思い注意していましたが、元看護士の友達に「チックじゃない?」と指摘されて半信半疑で病院に行ったところ、本当にチック症でした。

単純音声性チックは、何度も咳払いをする・鼻をすする、唸る・吠えるなどの症状が見られるチック症です。中には「シュー」「あー」と声を出す・フンフンと鼻をならす・ウッウッと喉をならすなどの症状も見られます。

複雑運動性チック

会社員

40代

子供が急に変な顔をするようになったので「変顔?」と聞いたら「僕、変な顔してないよ」とキョトンとされました。「何かおかしい」と思って病院に行ったところ「気にしなくて大丈夫よ~」と言われたので、今は様子見をしてます。

複雑運動性チックは、顔の表情を変える・自分を叩く・飛び跳ねるなどの激しい運動を繰り返すチックです。

また、ひんぱんに人や物に触る・においを嗅ぐなど一見ただのクセに見える行動も複雑運動性チックが原因になっていることがあります。

複雑音声性チック

パート

40代

子供が言葉を繰り返したり人の言動を真似したりするのを見て(なんか変だなぁ)と思ったので医師に相談。複雑音声性チックだと言われました。そこまで酷くないので経過観察になったのですが、小学校高学年でやっと治まりました。

複雑音声性チックは、状況に合わない言葉や汚い言葉、わいせつな言葉を言うなどの症状が見られるチック症です。特定の言葉を繰り返し話したり、自分が話した言葉や音を繰り返すなどの症状もみられます。

相手の言葉を繰り返す症状が出ていると、話し相手を不快にさせてしまうこともあるでしょう。