新生児マススクリーニングとは?検査時期はいつ?費用や結果、再検査についても!
生まれたばかりの赤ちゃんが最初に受ける検査が新生児マススクリーニングです。先天性代謝異常症等検査といわれ、先天的な病気があるかないかを調べるためです。どんな病気を調べ、いつ検査を受けるのか?費用は?再検査は?ー新生児マススクリーニングについて説明します。
新生児マススクリーニングの二次対象疾患で再採血を行うのは、一度の採血検査では疾患の有無が判断できず、偽陽性や偽陰性が疑われるからです。特に偽陰性はあってはなりません。ただ赤ちゃんの負担軽減のためにも再採血をしなくてすむように診断手法の改善が望まれます。以下に二次対象疾患を挙げておきます。
アミノ酸代謝異常疾患
①シトリン欠損症
有機酸代謝異常
①βケトチオラーゼ欠損症
脂肪酸代謝異常疾患
①CPT2欠損症
②トランスロカーゼ欠損症
③全身性カルニチン欠乏症
④グルタル酸血症2型
新生児マススクリーニングの血液検査 時期や費用は?
生まれたばかりの赤ちゃんが血液検査を受けるということで、心配になるママもいることでしょう。大切な赤ちゃんがいつ、どんな方法で検査するのか知っておくと安心ですね。
また出産のときはいろいろとお金がかかるものですので、検査費用がどれだけかかるのかも気になるところです。
ここでは検査の時期と費用について紹介しますので、参考にしてください。
新生児マススクリーニングは生後4日から
新生児マススクリーニングは、生後4~6日目に行います。産院で出産した場合はママも赤ちゃんもまだ入院している時期ですので、改めて病院に行く必要はありません。
ママが検査に同意をすれば、助産師さんや先生が赤ちゃんの足から採血してくれます。かかとから少し取るだけなので、すぐ済みますよ。
採血した血液は、特殊なろ紙に染み込ませて検査機関に送られます。
新生児マススクリーニング 自己負担ほぼなしも
検査費用はお住まいの自治体(都道府県・政令指定都市)が負担してくれます。赤ちゃんのための検査を無料で受けられるのは嬉しいですね。
ただし採血の技術料は別途自己負担です。金額は医療機関によって変わってくるのですが、1000~3000円程度で入院費用に含まれて請求されます。気になる場合は事前に病院に確認するといいでしょう。
出産育児一時金や産科医療補償制度を利用すると、実際には自己負担がほとんどない場合もありますので相談しておくと安心ですよ。
新生児マススクリーニングの検査結果はいつわかる?
検査結果は新生児マススクリーニングの検査機関から検査を受けた病院に伝えられます。万が一、異常があった場合、
は病院からママに連絡がきます。
結果は「正常値」「再検査」「要精密検査」の3つです。「再検査」や「精密検査」の場合は、担当医の説明をしっかり聞き、今後の対応を相談しましょう。
特に異常がなければ、ほとんどの病院が1ヶ月健診のときに結果を伝えてくれます。気になる症状がある場合は1ヶ月健診まで待たずに早めに受診してもかまいません。
新生児マススクリーニングの再検査・精密検査とは?
新生児マススクリーニングでは「正常」以外に「再検査」「要精密検査」という検査結果があります。「正常」以外の結果だった場合、ママは不安で眠れなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし「正常」ではなかったからといって、赤ちゃんが病気であると確定したわけではありません。むやみに不安にならないよう、落ち着いて担当医の説明を聞きましょう。
ここでは「再検査」と「要精密検査」がどのように違うのかを紹介します。
再検査
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