子供の虫歯予防!原因や初期症状は?進行止め薬で治る?乳歯は放置で治療の必要なし?

子供の歯を守るためには、子供の虫歯の原因や、初期症状を知ることが大切です。こちらでは、乳歯の虫歯は放置で治療の必要なし?進行止め薬で治る?という疑問について紹介します。虫歯の予防法も紹介するので、参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. 子供の虫歯の原因
  2. 子供の虫歯の初期症状は?進行止め薬で治る?
  3. 子供の乳歯の虫歯は放置で治療の必要なし?
  4. 子供の虫歯の予防法
  5. 子供の虫歯は親が予防しよう

虫歯がある人が口の中でかみ砕いたものを赤ちゃんにあげたり、箸で取り分けたりすると、唾液に混じった虫歯菌が赤ちゃんに感染します。

家族から虫歯菌が感染しないよう、口でかみ砕いたものを赤ちゃんに食べさせないことを徹底しましょう。スプーンや箸、ストローを共用しないことも重要です。面倒に感じる人もいますが、子供の歯を守るために重要なことですよ。

正しい食事習慣を身に着ける

1日3食決まった時間に食事をし、ダラダラと食べ続けないことも重要です。特におやつの時間はしっかり決めましょう。甘いものをダラダラ食べ続けていると、ずっと口の中に糖分が残ります。虫歯菌は糖分を元に歯垢を作り、それを元に虫歯を作り出します。できるだけ糖分を口の中に留まらせないよう、おやつを早めに切り上げ、しっかり歯磨きをすることが重要です。

よく噛んで食べることも虫歯の予防につながります。よく噛むと唾液がたくさん出るので、食べカスや細菌などを洗い流してくれるからです。ぜひ、よく噛むことを心掛けてくださいね。

フッ素を塗布する

フッ素を塗布すると、歯を強くしたり虫歯菌の繁殖を抑えたりできます(※1)。虫歯予防に効果的なので、歯が生え始めた赤ちゃんにも推奨されています。フッ素には、スプレータイプと歯磨き粉に配合されているタイプがあります。どちらも市販で簡単に購入できますよ。子供がフッ素の臭いを嫌がる場合は、甘い味が付いた商品を購入すると良いですね。

歯医者でもフッ素を塗布できます。2ヶ月~3ヶ月に1度歯医者を受診知れば、歯の健診もかねてフッ素を塗布できますよ。

シーラントでデコボコを埋める

虫歯になりやすい歯を、虫歯になる前に「シーラント」で埋める方法もあります。

乳歯から永久歯に変わり始める6歳の頃、1番奥の6歳臼歯が生え始めます。6歳臼歯は上の面がデコボコしているので汚れが落にくく、虫歯になりやすいと言われている歯です。一番奥なので、幼児が自分で磨くのが難しい場所でもあります。

虫歯になる前に溝をシーラントという専用のプラスチックで埋めてしまえば、虫歯のリスクを減らせます。短時間で処置できるので、医者に慣れていない子供でも簡単に処置できますよ。

歯間の汚れをこまめに除去する

デンタルフロスを使って歯間の汚れを除去する方法もおすすめです。

乳歯と乳歯の間にすき間がないとすき間に食べカスが残りやすくなります。そこから虫歯になってしまう可能性は十分にありますよ。特に奥歯や6歳臼歯には隙間がないので、デンタルフロスで歯垢を掃除する習慣を付けましょう。子供用のデンタルフロスは、薬局で購入できますよ。

ただし、力を入れて使うと糸の部分が歯茎にぶつかり、子供が嫌がります。子供が嫌がらないよう、優しい力で歯間を掃除してあげましょう。

(赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?対策は必要?歯医者さんには行くべき?

子供の虫歯は親が予防しよう

子供は、自分では虫歯の予防ができません。仕上げ磨き、デンタルフロスなどの虫歯予防は、パパやママが毎日子供にしてあげましょう。もし虫歯になりそうな歯や虫歯になった歯を見つけたら、早めに子供を歯医者に連れて行ってくださいね。