カウプ指数とは?計算式と標準値、肥満・痩せすぎの目安は?ローレル指数・BMIとの違いも!

カウプ指数と計算式を知っていますか?カウプ指数とは?という疑問をはじめ、計算式や、月齢・年齢別の標準値と肥満・痩せすぎの目安について紹介します。カウプ指数とローレル指数・BMI・肥満度との違いも紹介しますので参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. カウプ指数とは?
  2. カウプ指数の計算式
  3. カウプ指数の標準値、肥満・痩せすぎの目安は?【月齢・年齢別】
  4. カウプ指数とローレル指数・BMI・肥満度の違い
  5. 身長・体重でカウプ指数を計算しよう
月齢・年齢 女の子 男の子
1歳1ヶ月 16.2 16.5
1歳2ヶ月 16.1 16.5
1歳3ヶ月 16.0 16.4
1歳4ヶ月 15.9 16.3
1歳5ヶ月 15.8 16.2
1歳6ヶ月 15.7 16.1
1歳7ヶ月 15.6 16.0
1歳8ヶ月 15.6 16.0
1歳9ヶ月 15.4 15.9
1歳10ヶ月 15.4 15.8
1歳11ヶ月 15.3 15.7
2歳0ヶ月 15.3 15.7

2歳1ヶ月~5歳0ヶ月

2~5歳の間は、カウプ指数の標準値があまり変わりません。

この時期に肥満になっていると、成人した時にメタボリックシンドロームや生活習慣病を招く危険があります。子供が長い期間肥満になっていたら、小児科医に相談しましょう。食事指導や運動療法など、適切なアドバイスをもらえます。

月齢・年齢 女の子 男の子
2歳0ヶ月~2歳6ヶ月未満 15.6 16.0
2歳6ヶ月~3歳0ヶ月未満 15.5 15.8
3歳0ヶ月~3歳6ヶ月未満 15.4 15.6
3歳6ヶ月~4歳0ヶ月未満 15.4 15.5
4歳0ヶ月~4歳6ヶ月未満 15.4 15.4
4歳6ヶ月~5歳0ヶ月未満 15.4 15.3

(5歳児の身長・体重などについては以下の記事も参考にしてみてください)

5歳児の身長・体重の平均は?発達の特徴や目安、順調に成長させるポイントも!

カウプ指数とローレル指数・BMI・肥満度の違い

カウプ指数は、小児科や自治体で使用される指数として小さな子供を持つママに広く知られています。ただ、カウプ指数以外にも肥満や痩せの程度を評価できる指標はたくさんあります。以下から、ローレル指数・BMI・肥満度など有名な指数を、カウプ指数との違いも合わせて見ていきましょう。

ローレル指数

ローレル指数は小学生に用いられる成長指数です(※1)。乳児、幼児には使用できません。計算式は以下の通りです。

体重(kg)÷(身長(cm)×身長(cm)×身長(cm))×10,000,000

130から±15に収まっていれば標準と言えるでしょう。+30以上は肥満、-30以下は痩せ型になります。ただし、このローレル指数は身長の影響を大きく受ける計算式です。年齢や性別によって数値と実際の体形の差が出やすいという欠点があります。

BMI

メタボリックシンドロームが世の中に広く知られるようになってから、頻繁に取り上げられるのが「BMI(ボディマス指数)」です。BMIは、カウプ指数と同じで体重と身長から算出します。カウプ指数と違うのは、乳幼児ではなく成人の肥満指数を求めていることです。

BMIでは、標準体型は18.5以上25未満です。18.5未満は痩せ、25以上は肥満になります。産後など、体型が気になるママはぜひ参考にしてみてくださいね。

肥満度

肥満度は、標準体重に対して実際の体重が何%上回っているかを知るための指数です。計算式は以下の通りです。

(実測体重-標準体重)/標準体重×100(%)

幼児では、15%以上は肥満気味、20%以上はやや肥満、30%以上は肥満とされます。また、小学生では20%以上が軽い肥満、30%以上が中等度の肥満、50%以上が高度の肥満とされています(※1)。なお、肥満度は乳児の肥満を判断する指数としては使用できません。肥満度を計算したことで一時的に肥満と判定されても、あまり心配する必要はありません。

(赤ちゃんの成長曲線グラフについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの成長曲線グラフ!体重・身長など男女の体の発育値を月齢別で解説!

身長・体重でカウプ指数を計算しよう

小さな赤ちゃんはプクプクと丸い体型をしているので、標準体型なのか肥満なのか、ママでは判断しにくいですね。カウプ指数は、乳児健診や保育園、幼稚園での身体測定の時に使用されます。赤ちゃんの肥満が気になるママは、身体測定の結果を見て、赤ちゃんの肥満度が標準値から離れすぎていないか確認してみてくださいね。