カウプ指数とは?計算式と標準値、肥満・痩せすぎの目安は?ローレル指数・BMIとの違いも!

カウプ指数と計算式を知っていますか?カウプ指数とは?という疑問をはじめ、計算式や、月齢・年齢別の標準値と肥満・痩せすぎの目安について紹介します。カウプ指数とローレル指数・BMI・肥満度との違いも紹介しますので参考にしてみてください。

Contents
目次
  1. カウプ指数とは?
  2. カウプ指数の計算式
  3. カウプ指数の標準値、肥満・痩せすぎの目安は?【月齢・年齢別】
  4. カウプ指数とローレル指数・BMI・肥満度の違い
  5. 身長・体重でカウプ指数を計算しよう

カウプ指数とは?

赤ちゃんや乳幼児の発達は、普段大人が使わない単位や指数で評価されることがあります。中でもママ達にとって耳慣れないのが「カウプ指数」という指数なのではないでしょうか?

カウプ指数は、生後3ヶ月~5歳の乳幼児の肥満度を判断する指数の一つです(※1)。病院や市区町村で行う健診でも肥満度をカウプ指数で評価することがありますので、カウプ指数について詳しく知っていると便利ですよ。

以下から計算式や肥満の目安を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(新生児期・乳児期・幼児期の期間については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児期・乳児期・幼児期の期間は?いつからいつまで?成長や定義の違いなどを紹介!

カウプ指数の計算式

カウプ指数は、以下の式で導き出します。身長、体重を入力するだけで自動計算されるサイトもありますので、子供の発達をこまめに確認したいママはチェックしてみてくださいね。

体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}×10000

子供の肥満 - 高精度計算サイト
【みんなの知識 ちょっと便利帳】カウプ指数

カウプ指数の標準値、肥満・痩せすぎの目安は?【月齢・年齢別】

カウプ指数は、赤ちゃんの肥満度を知るために求める指数です。カウプ指数を使用した時の標準・肥満・痩せすぎの目安はどの程度なのでしょうか? 

以下の表は、ある自治体のカウプ指数の目安です。医療機関や自治体によって肥満の目安は多少異なるので、下の表と医師の判断が異なったら、医師の指示に従ってくださいね。

3ヵ月~1歳未満 116未満が痩せ・16~18未満が標準・18以上が肥満
1歳~1歳6ケ月未満15.5未満が痩せ・15.5~17.5未満が標準・17.5異常が肥満
1歳6ケ月~3歳未満15未満が痩せ・15~17未満が標準・17以上が肥満
3歳~5歳14.5未満が痩せ・14.5~16.5未満が標準・16.5以上が肥満

カウプ指数の標準値を見ると、赤ちゃんが痩せ気味なのか肥満気味なのかが分かります。

標準値は子供の月齢や年齢によって変化しますので、当てはまる月齢や年齢の場所を確認してみてくださいね。

(新生児の平均体重・身長については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児の平均体重・身長は?生後1ヶ月以降の赤ちゃんの成長過程も!

生後3ヶ月~1歳0ヶ月

生後3ヶ月~1歳0か月までの、カウプ指数の標準値を紹介します。

生まれて間もない生後3ヶ月前後では16台ですが、体に脂肪がつき始める生後4~7ヶ月は17台になります。その後、生後8ヶ月以降になるとハイハイなどで運動量が増えるので、カウプ指数の標準値は下がっていきますよ。

月齢・年齢 女の子 男の子
生後3ヶ月 16.2 16.7
生後4ヶ月 16.8 17.3
生後5ヶ月 17.0 17.5
生後6ヶ月 17.1 17.5
生後7ヶ月 17.1 17.4
生後8ヶ月 16.9 17.3
生後9ヶ月 16.8 17.1
生後10ヶ月 16.6 16.9
生後11ヶ月 16.4 16.8
1歳0ヶ月 16.3 16.6

1歳1ヶ月~2歳0ヶ月

生後1~2年の間に、体の余計な脂肪が落ちていきます。カウプ指数の標準値も、それに伴って低下していきます。

1~2歳の子供が肥満になる原因の多くは、消費カロリーの不足だと考えられています。標準値から大きく外れていたら、小児科医に相談をしましょう。ミルクや離乳食の量は、自己判断で変更しないでくださいね。