子供の斜視とは?原因は遺伝?症状の特徴や、治療法、手術の費用なども!
子供の目が寄り目っぽくなっているけど、もしかして斜視かなと心配している方もいるでしょう。こちらの記事では、子供の斜視とは?という疑問をはじめ、原因、症状などを詳しく解説します。また、治療法や、手術の費用も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
旋斜視(かいせんしゃし)は、どちらか片方の目が左右にずれる症状をいいます。たとえば、右目は真ん中にあるのに対し、左目の黒目がキョロキョロと動いている状態です。他の種類の斜視と合併して、症状が出ることがあります。
子供の斜視は治る?治療法は?
新生児の寄り目は、経過を観察しているうちに治ることも多いです。しかし、生後2ヶ月~3ヶ月になっても寄り目の症状が見られる時は斜視の可能性があります。斜視を長く放置すると弱視になるなど視力に影響する可能性があるので、早めの対処が必要です。
斜視は、眼鏡で矯正する方法と手術で治す方法があります(※1)。遠視が原因となる調節性内斜視の場合は、眼鏡に樹脂で作られた膜を付け、遠視を矯正します。原因が遠視でない場合や眼鏡で矯正できなかった場合には、手術をすることになるでしょう。
斜視の手術では、目のまわりの筋肉を調整して眼球のズレを治します。30分~1時間以内の短い時間で完了するので、子供の体に大きな負担はかかりませんよ。
(赤ちゃんへの薬の飲ませ方&使い方については以下の記事も参考にしてみてください)
子供の斜視の手術の費用
斜視の手術には、どの程度の費用が必要なのでしょうか?
子供が斜視の手術を受ける場合、30分~1時間という短い時間で施術が完了します。しかし、手術後2泊3日の入院が必要です。入院するとなると、費用が心配になってしまいますね。
健康保険が適用される治療は乳幼児医療費助成制度が適用されるので、基本的に0円で手術を受けられますよ。とはいえ、食事代や診断書料、薬のケースなど負担しなければならない費用も発生します。親が一緒に病院に泊まる場合は、親の食費が発生することもあるでしょう。
食費などで発生する費用は病院によって変わりますので、一度病院に確認してみてくださいね。
子供の斜視の予後
子供が斜視になったら、油断せずしっかり経過をみましょう。斜視が手術で完全に治るとは限りません。症状が残って矯正が必要になったり、斜視が再発し、再手術が必要になる可能性もあります。何度も手術を繰り返すことは子供の負担になるので、なるべく避けたいですね。
急性内斜視は誰にでも起きる可能性があります。矯正や手術で斜視の症状が良くなっているのに、長時間ゲームや勉強をすると目に負担がかかり、斜視が再発する可能性があるでしょう。子供の目に負担をかけないよう、配慮することが重要です。
(赤ちゃんの寄り目・白目については以下の記事も参考にしてみてください)
子供の斜視について知っておこう
新生児や小さな赤ちゃんに見られる寄り目の多くは治ると言われています。しかし、1歳以降にスマホやゲームなどの画面を見すぎて寄り目になると自然には治りません。矯正や手術は少なからず両親や子供の負担になりますので、子供が画面を見すぎていないか、日頃からチェックしてみてくださいね。
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