『叱らない育児』は無理?怒らない子育ての末路は?後悔しない躾の秘訣も!

子育て中は『叱らない育児なんて絶対無理!』と思うママも多いですね。この記事では叱らない育児とはどういう育児なのか、体験談をもとに『叱らない育児』で育った子供の末路や、ママたちの意見を紹介します。また子育てで後悔しないしつけの秘訣も押さえておきましょう。

目次

  1. 『叱らない育児』とは?
  2. 『叱らない育児』で育った子供の末路は?
  3. 怒らない育児は無理?〜ママたちの意見
  4. 『叱らない育児』が上手くいくためのしつけの秘訣
  5. 間違った『叱らない育児』に気をつけよう

『叱らない育児』とは?

子育て中は子供にイライラすることも多く、つい感情的に叱ってしまい、自己嫌悪に陥るママも多いでしょう。このように育児中は怒る、反省するの繰り返しですね。そんなとき「叱らない育児を実践してみようかな?」と思うママも少なからずいるのではないでしょうか。そもそも叱らない育児とはいったいどのような育児のことをいうのでしょう。

叱らない育児は、言葉の通り頭ごなしに叱らない育児法のことをいいます。同時になぜ子供が叱られるような行為を行ったのかを考えること、そして子供の考えに耳を傾けることが叱らない育児の本来の意味でもあります。また叱らない育児といっても、人に迷惑をかけること、危険なことはしっかり子供に教えていく必要があるのです。

叱らない育児の提唱で有名なのが、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹先生です。著書の中でも、子供の好奇心や自尊心を尊重し、叱ることよりも褒めることが子供の成長を促す上で大切だと伝えています。(※)

(子供のしつけについては以下の記事も参考にしてみてください)

子供のしつけはいつから必要?親が怒る・叱るコツや、NG行為など注意点も!

『叱らない育児』で育った子供の末路は?

叱らない育児と聞くと「怒らないほうが子供にとってプラスになるのかな」「でも甘やかしにならない?」と判断がつかなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。また叱らない育児の場合、将来的にはどのような子供に育つのかも気になりますよね。ここでは叱らない育児で育てた経験のあるママの体験談を紹介します。

叱らない育児を実践し順調に成長している

中学生のママ

46歳

小さい頃から叱らない育児を徹底しています。ただ、親の要求はその都度伝えてきました。感情的に叱るのではなく、どうしていけないのか根気強く言い聞かせるには膨大な労力と精神力が必要でした。今、子供は思春期ですが、周囲から気の利く利発な子だと褒められることも多いです。

小さい頃から叱らない育児を実践し、子供が順調に育っているというママの体験談です。物事の善悪を伝えることは、子育てをする上でも大切ですね。しかし、ほとんどのママはそこで感情的に叱ってしまうことも多いでしょう。

叱らない子育ての効果が実感できない

小学生のママ

38歳

叱らない子育てを続けてきましたが、後悔しています。子供は小学生ですが、友達に乱暴し、嘘をつくようになりました。小さい頃はママ友が厳しく叱っているのを見て、いつか反動が来るんじゃない?と正直思っていましたが、その子たちは勉強も習い事も頑張る素直な子供に見えます。

叱らない子育てを続けて後悔しているという体験談です。自分の子育てがうまくいっていないときほど、ほかの子供のいいところが目につき、自分の子供と比較してしまうこともあるでしょう。自分の子育ての方法に自信をもっていただけに「どうしてこんな結果に?」と悔しい気持ちになることもありますね。

打たれ弱い大人になることも

営業

31歳

職場の後輩の話です。その子は本当に打たれ弱く、注意されてはへこみ、アドバイスを聞いても落ち込み、ミスを叱られると号泣してしまうのです。ある日会社を早退し、翌日から欠勤、そのまま退社してしまいました。彼女いわく、生まれてこのかた親に叱られた経験がないんだって。

叱らない育児で育った子供の末路は、メンタルの弱い大人になる可能性もあります。こちらの体験談のように、生まれてこのかた親に叱られた経験のない人は、叱られる耐性がなく、社会に出てもうまくいかないこともあるのかもしれませんね。

怒らない育児は無理?〜ママたちの意見

子供がこちらの思い通りに動いてくれないと、ママはイライラしっぱなしで「子育て中に怒るのは当たり前!」と思ってしまうこともあるでしょう。怒らない子育てをするのは、実際に無理があるのでしょうか。ママたちの意見を紹介します。

気持ちに余裕がなく些細なことで怒ってしまう

2児のママ

28歳

赤ちゃんが生まれてから、上の子優先、怒らない子育てを実践しなくてはと使命感のようなものがありました。でも実際には上の子に対し些細なことで感情的に怒ることが多くなりました。見知らぬ土地で孤軍奮闘していたのもあって、とにかく私の気持ちに余裕がないのが原因。

2人目の子供が生まれると、上の子の対応に悩んでしまうママが多いですね。上の子優先とは頭ではわかっているけれど、気持ちに余裕がなくなると、どうしても上の子を頭ごなしに叱ってしまうこともあります。

赤ちゃんのお世話にくわえて、上の子のケアをしなければならないのは、とても大変なことです。そのような中で、叱らない育児を行うのはよほど忍耐強くないとできないことでもありますね。

叱らない子育てから叱る子育てに切り替えた

小学生のママ

32歳

叱らない育児を実践してきましたが、そのせいなのか、わがままで打たれ弱い子供に育ってしまいました。これではいけないと思い、叱らない育児から叱る育児に方針を切り替えましたが、怒るときも100倍ぐらいのエネルギーを使います。子供も私の急な変化に混乱しているかもしれません。

ママが叱らない子育てがいいと信じて続けてきても、子育てがいい方向に進まない場合「怒らない子育てって実はあまりよくないのでは?」と思うこともあるでしょう。そんな場合、こちらの体験談のように叱らない子育てから叱る子育てに方針を切り替えるママもいますね。

叱らない子育てから急に叱る子育てに方向転換する場合は、ママも今まで以上にエネルギーが必要ですね。

飲食店で叱らない親にイライラ

女の子のママ

28歳

私も子育て中だけど飲食店でよく見かけるのが叱らない親。子供が騒いでいるのに、親は話に夢中で放置。「まったく最近の親は…」ときちんとしつけをしている自分がひとくくりにされるのも嫌。「ちゃんと自分の子叱りなさいよ!」とイライラする。叱らない育児をはき違えていない?

飲食店でよく見かけるのが、子供がバタバタ走り回っていたり、騒いだりしている光景ですね。それ以上に気になるのが、騒ぐ子供のそばにいるのにも関わらず、放置する親の存在です。明らかに店や客の迷惑になっているのに、注意しないのはいかがなものなのか、子供に公共のマナーを教えている同じ親ならなおさら疑問に思うこともありますよね。

問題なのは悪いことだと自覚しているのに、恥ずかしいと理由で叱らない親がいることです。そのような場合叱らない子育てを「自分達の都合のいいように解釈していない?」と思ってしまいますよね。

(2歳のイヤイヤ期の叱り方については以下の記事も参考にしてみてください)

2歳のイヤイヤ期の対処法10選!絶妙な叱り方や逆効果な対応も…!

子育てに正解はない

3児のママ

34歳

叱らない育児が素晴らしいかのように言われることもあるけど、それが正解とは限らない。叱る育児、叱らない育児は子供の気質によってそれぞれ合う合わないがあるのでは?自分の子供に合う方法を試行錯誤しながらやっていけばいいのではと思う。

叱らない育児が素晴らしいとメディアで発信されているけれど、それが子育ての正解ではないと考えるママの意見です。子供の気質はそれぞれ違うので、叱らない育児が自分の子供にとって最善の方法とも限らないですよね。それぞれの家庭で模索しながら、自分の子供にあう育児をしていけばいいという考え方もあるでしょう。

叱ることは子供の自立のために必要

幼稚園児のママ

35歳

小さい頃から親に叱られず育つ子供は、社会に出てはじめて他人から怒られることで精神的に大きなダメージを負い、挫折しやすいと思うよ。だから叱らない育児は子供の人格形成にもリスクが大きい。親に怒られたらあとで許してもらえるけど、他人なら逃げ道もないからツライのでは?

叱らない育児は、子供の将来的にもリスクが大きいという意見です。叱られた経験のない子供が社会に出たときに、はじめて叱られるのが他人からであれば、とても耐えがたい経験なのではないでしょうか。親から叱られ、許してもらう経験が子供の自立につながるので、叱られる経験は必要だという考えもありますね。

怒らない育児は決して無理ではない

ベテランママ

52歳

もう子供は成人していますが、怒らない育児を実践していました。小さい頃は育てにくい子供で大変でしたが、感情的に怒ったり、声を荒げたりせず必ず理屈で教えるようにしました。根気はいりましたけどね。幼くても諭せばいうことを聞いてくれました。しつけは厳しくしましたね。

怒らない育児は決して無理ではないという子育て経験者の意見です。ただし、体験談のように感情的に怒らない分、わかるまでいい聞かせる必要があります。子供に理解してもらうまでいい続けるのはとても根気のいる作業ですよね。叱らずいい聞かすのがよいとわかっていても、いざ実践し継続し続けるとなると、誰でもできることではないでしょう。

(2歳児のしつけについては以下の記事も参考にしてみてください)

2歳児のしつけ。叱り方のコツや注意点!怒鳴ったり叩くのは逆効果?体験談も

叱らない育児は他人に迷惑をかけることではない

3歳児のママ

27歳

近所の親子が家に遊びに来たとき、そこの家の子がうちの子が使っていたおもちゃを横取りしてひとり占めしました。子供も大泣き…。子供に謝らせるそぶりもなく「楽しそうだったから横取りしちゃったんだよね!〇ちゃんの気持ちわかるよ~!」だって。二度と遊びたくない。

叱らない育児をしているママの中には、体験談のようにほかの親子に迷惑をかけている場合もあります。自分の子供が悪さをしているのに「ごめんね」の一言もなく、ただ自分の子供を慰めるだけではほかのママも納得できないでしょう。

他人に迷惑をかけている場合はとくにその子のママに対して「ここは怒るべきところだよね」と思ってしまうのではないでしょうか。子育ての価値観がまったく違うので「この親子とは二度と遊ばない」と怒るママがいてもおかしくはないですね。

叱らない育児を提唱する尾木ママも、他人に迷惑をかけたときはしっかりと子供に教える必要があると言っています。他人に迷惑をかけてまで、叱らない育児をする意味はないのです。

『叱らない育児』が上手くいくためのしつけの秘訣

子供の気持ちを尊重しながら感情的に叱らず、その上できちんとしつけを行うことも叱らない育児のポイントです(※)。叱らない育児がうまく行くためのしつけの秘訣は、子育て中のママにとってどれもプラスになることばかりです。ぜひ頭に入れておくとよいでしょう。

叱る場面を想定し準備する

叱らない育児がうまくいくためには、叱る場面を想定し、準備することが大切です。子供に怒ってしまう場面は、普段の生活の中でもだいたいパターンが決まっていることが多いですね。

子供が出先で退屈していて騒いでしまうときは、お絵かき道具やおもちゃを事前に用意する、ゲームばかりして宿題をやらないときは、前もってゲームの時間を子供に決めさせるなどの事前準備をすることで叱る場面も減るでしょう。

定期的に家族と話し合う

子供のしつけや決め事など、家族と話をする機会を設けましょう。パパの考えはもちろん、子供自身がどう思っているのか、考えを聞いてみることも大切です。しつけの上で約束事を決めるときは、子供自身に決めてもらうことが、叱らない育児がうまくいくための秘訣です。

普段怒ってしまうことに対して子供はどう思っているのか質問してみたり、いくつかの選択肢を与え、子供自身が最適だと思う方法を選んでもらったりしてもいいでしょう。子供は自分で決めた約束事は守ろうとするので、親が叱る場面は減っていきます。

普段からできることを褒める

叱らない育児がうまくいくためには、普段からできることをこまめに褒めるのが有効です。親はできないことについ注目してしまいがちですね。そのため、子供ができること、本来褒めなければならない点を見逃してしまうこともあるでしょう。

おもちゃの貸し借りが上手にできたときや、宿題を頑張っているときなど、年齢に応じて子供の褒めるところは沢山ありますね。「あなたのよいところはきちんと見ているよ」ということが子供に伝わると、子供の自己肯定感が高まり、しつけもうまくいきます。

(3歳児のしつけについては以下の記事も参考にしてみてください)

3歳児のしつけ!わがままで反抗期?叱り方のコツやNGな言動・行動を紹介

間違った『叱らない育児』に気をつけよう

最近では育児の情報もスマホやネットで簡単に入手できるので、どれが正しい方法なのか迷うこともありますね。そのような中で、間違った叱らない育児をしてしまう親もいるでしょう。叱らない育児は感情的に叱らず、迷惑になることや危険なことはしっかり伝えることがポイントです。子育て中の皆さんもぜひ、正しい叱らない育児を実践してみてくださいね。

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