『叱らない育児』は無理?怒らない子育ての末路は?後悔しない躾の秘訣も!

子育て中は『叱らない育児なんて絶対無理!』と思うママも多いですね。この記事では叱らない育児とはどういう育児なのか、体験談をもとに『叱らない育児』で育った子供の末路や、ママたちの意見を紹介します。また子育てで後悔しないしつけの秘訣も押さえておきましょう。

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Contents
目次
  1. 『叱らない育児』とは?
  2. 『叱らない育児』で育った子供の末路は?
  3. 怒らない育児は無理?〜ママたちの意見
  4. 『叱らない育児』が上手くいくためのしつけの秘訣
  5. 間違った『叱らない育児』に気をつけよう

3歳児のママ

27歳

近所の親子が家に遊びに来たとき、そこの家の子がうちの子が使っていたおもちゃを横取りしてひとり占めしました。子供も大泣き…。子供に謝らせるそぶりもなく「楽しそうだったから横取りしちゃったんだよね!〇ちゃんの気持ちわかるよ~!」だって。二度と遊びたくない。

叱らない育児をしているママの中には、体験談のようにほかの親子に迷惑をかけている場合もあります。自分の子供が悪さをしているのに「ごめんね」の一言もなく、ただ自分の子供を慰めるだけではほかのママも納得できないでしょう。

他人に迷惑をかけている場合はとくにその子のママに対して「ここは怒るべきところだよね」と思ってしまうのではないでしょうか。子育ての価値観がまったく違うので「この親子とは二度と遊ばない」と怒るママがいてもおかしくはないですね。

叱らない育児を提唱する尾木ママも、他人に迷惑をかけたときはしっかりと子供に教える必要があると言っています。他人に迷惑をかけてまで、叱らない育児をする意味はないのです。

『叱らない育児』が上手くいくためのしつけの秘訣

子供の気持ちを尊重しながら感情的に叱らず、その上できちんとしつけを行うことも叱らない育児のポイントです(※)。叱らない育児がうまく行くためのしつけの秘訣は、子育て中のママにとってどれもプラスになることばかりです。ぜひ頭に入れておくとよいでしょう。

叱る場面を想定し準備する

叱らない育児がうまくいくためには、叱る場面を想定し、準備することが大切です。子供に怒ってしまう場面は、普段の生活の中でもだいたいパターンが決まっていることが多いですね。

子供が出先で退屈していて騒いでしまうときは、お絵かき道具やおもちゃを事前に用意する、ゲームばかりして宿題をやらないときは、前もってゲームの時間を子供に決めさせるなどの事前準備をすることで叱る場面も減るでしょう。

定期的に家族と話し合う

子供のしつけや決め事など、家族と話をする機会を設けましょう。パパの考えはもちろん、子供自身がどう思っているのか、考えを聞いてみることも大切です。しつけの上で約束事を決めるときは、子供自身に決めてもらうことが、叱らない育児がうまくいくための秘訣です。

普段怒ってしまうことに対して子供はどう思っているのか質問してみたり、いくつかの選択肢を与え、子供自身が最適だと思う方法を選んでもらったりしてもいいでしょう。子供は自分で決めた約束事は守ろうとするので、親が叱る場面は減っていきます。

普段からできることを褒める

叱らない育児がうまくいくためには、普段からできることをこまめに褒めるのが有効です。親はできないことについ注目してしまいがちですね。そのため、子供ができること、本来褒めなければならない点を見逃してしまうこともあるでしょう。

おもちゃの貸し借りが上手にできたときや、宿題を頑張っているときなど、年齢に応じて子供の褒めるところは沢山ありますね。「あなたのよいところはきちんと見ているよ」ということが子供に伝わると、子供の自己肯定感が高まり、しつけもうまくいきます。

(3歳児のしつけについては以下の記事も参考にしてみてください)

3歳児のしつけ!わがままで反抗期?叱り方のコツやNGな言動・行動を紹介

間違った『叱らない育児』に気をつけよう

最近では育児の情報もスマホやネットで簡単に入手できるので、どれが正しい方法なのか迷うこともありますね。そのような中で、間違った叱らない育児をしてしまう親もいるでしょう。叱らない育児は感情的に叱らず、迷惑になることや危険なことはしっかり伝えることがポイントです。子育て中の皆さんもぜひ、正しい叱らない育児を実践してみてくださいね。