中学受験をさせる子供・親のメリット・デメリットは?する・しないの判断ポイントも!体験談あり

周りの子供が中学受験をしようとしていると、自分の子供も中学受験させた方が良いのか迷いますよね。この記事では、中学受験のメリット・デメリットを親・子供別に紹介します。また、中学受験するかしないかの判断のポイントを【体験談】も含めて紹介!

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Contents
目次
  1. 中学受験はさせるべき?
  2. 中学受験の子供へのメリット・デメリット
  3. 中学受験の親のメリット・デメリット
  4. 中学受験をするかしないか判断ポイント【体験談】
  5. 中学受験はメリットもデメリットもある

中学受験の親のメリット・デメリット

子供に中学受験をさせることを決めた場合、親にとっても色々なメリットやデメリットがあります。中学受験をすることによって、安心感を得られる面もあれば、大きな負担を強いられる面もあるでしょう。親自身のメリット・デメリットを踏まえて、親子共々無理のない選択をすることが大切です。

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メリット

子供を中学受験させることで、親に生じるメリットとしては以下のようなものがあります。

●校風や理念に共感できる学校を選ぶことができる
●学習プログラムがある学校なら塾や予備校の費用を節約できる
●高校への進学時に受験の心配をしないで済む
●大学付属の学校であれば、大学受験の心配がない
●親同士も長く付き合える
●いじめなどへの対応が早い

金融関係

40代

地元の公立中学校は、あまり学校の雰囲気が良くないと聞いて中学校受験を決めました。私立の中学校なら、事前の見学や説明会を通して校風や理念を知ることができるので、何校も見学して候補校を決めて受験しました。合格した学校も雰囲気が良く、安心です。

医療関係

30代

私自身が家庭の事情で中学受験はできず、高校受験が何かと大変だった記憶があったので、息子には中学受験をさせました。大学付属校ですが、大学は進んでも進まなくてもどちらでもいいと思っています。でも、高校も大学も保証があるのは親としては安心ですよね。

中学受験の大きなメリットは、自分自身で学校を選ぶことができることです。公立の中学校の場合には、自分では雰囲気などを選ぶことはできませんが、私立中学であれば校風や教育理念などを把握した上で、好きな学校を受験することができます。また、中学校の方針にもよりますが、学習のプログラムを充実させている学校も多いでしょう。

その場合には、塾や予備校などに通うことなく、学校での教育のみで大学受験に向けて学力をつけていくこともできます。その場合には、塾や予備校の費用節約にもつながるでしょう。また、中学受験をすることで、高校受験の心配もなくなります。大学付属校であれば、大学への進学が保証されている場合もあるでしょう。

また、中学受験をした場合には、親同士も中学高校の6年間を通して付き合うことができることもメリットです。さらに、私立の中学校の場合には、いじめなどの問題への対応が早い傾向にあります。なぜなら、学校のイメージに大きく関わる問題だからです。そういった点では、私立の中学校は安心できる部分も多くあると言えます。

デメリット

子供を中学受験させることは、親にもいくつかのデメリットを生じさせる可能性があります。中学受験に迷っている場合には、デメリットもしっかり考慮しておくことが大事です。

●塾の費用、私立中学の受験料、中高の学費、交通費などがかかる
●子供のテキストやプリントの管理・送迎などの手間が増える
●塾の日にお弁当が必要になる
●子供の体調管理に十分注意する必要がある
●学校見学・説明会などに時間を取られる
●受験に失敗した場合も考える必要がある

専業主婦

30代

中学校の受験で驚いたのは、受験料が一校あたり2〜3万円かかるということ。滑り止めの学校も含めて、5、6校申し込んだので20万近い出費になりやりくりが大変でした。塾も毎月2万くらいかかっていたので、子供のためとは言え本当にお金の面では大変です。

建築関係

40代

一番上の子が中学受験の時、下の子が小学校に入ったばかりでまだまだ遊びたい盛りでした。でも、お姉ちゃんの中学受験の説明会やら見学やらが週末にはたくさん。下の子も説明会に連れて行ったりしましたが、あきらかに不満そうでした。

中学受験をする上での一番のデメリットは、費用面での負担でしょう。塾代が毎月かかり、さらに受験校が増えれば増えるほど、受験料がかかります。さらに合格した後には入学金がかかり、公立中学校に比べると高い学費を6年間支払うことになるのが一般的です。遠い学校に通う場合には通学のための交通費も6年間かかります。

また、受験をする場合には、塾の送迎やお弁当作り・体調管理など塾に通う間のたくさんのサポートが必要になるでしょう。親自身も仕事などで忙しいと、手間が増えることになります。さらに、受験校を決める上で説明会や学校見学に何度も出かけることになる場合も多いでしょう。

万が一、中学受験をしても受からなかった場合のことも考えておく必要があります。子供にもプライドがあるため、受験の失敗は子供の心に大きな傷を残してしまう場合もあるのです。もちろん、合格できるのが親子にとって一番良いことではありますが、合格できなかった場合のフォローも計画しておく必要が出てくるでしょう。

中学受験をするかしないか判断ポイント【体験談】

中学受験を決めると、親も子供も生活が大きく変化します。メリットがあるとはいえ、デメリットのことも考えると、中学受験に挑戦すべきかどうか迷ってしまいますよね。中学受験をするかしないか決めかねている場合には、いくつかの判断ポイントを参考にしてみるのもおすすめです。

ここでは、中学受験をするかしないかの判断ポイントについていくつか紹介します。

本人の意思

自営業

40代

ずっと中学受験は嫌がっていた息子が、11月になって突然受験する!と言い出しました。もう本当に時間はないし、今からの勉強で受かるかどうかもわかりません。でも、本人も実際勉強をすごく頑張っているので、ダメ元でも挑戦させてみようと思っています。

中学受験をする上で、非常に大事なのが子供自身の意思です。親の意思だけで中学受験することを決めてしまえば、子供には大きな不満が残るでしょう。場合によっては、親子関係が長期にわたって悪化する可能性もあります。

小学生ではまだメリットやデメリットが理解できない場合もあるかもしれません。しかし、子供が分かるように中学受験のメリットやデメリットなどを伝えることは非常に大切です。子供がその上で、中学受験をすると判断したのであれば、しっかりとサポートしてあげると良いでしょう。

子供は、自分の意思で物事決めることを通して、自分の意思に責任を持つことを学びます。逆に親が勝手に物事を決めてしまうと、物事がうまくいかないと人のせいにしたり、自分で決めることができなくなってしまう場合もあるでしょう。