新生児の片目だけに涙や目やにが出る場合は注意!原因は鼻涙管閉塞?

【医師監修】新生児の健康状態をチェックするのに目やにも重要なポイントです。新生児の体調の変化とともに、目やにの量や質も変化します。特に、片目からしか涙や目やにが出ない場合は注意が必要です。涙や目やにが片目からしか出ていないということはないでしょうか?

専門家監修 |小児科医 イソベ先生
キャッツこどもクリニック院長。臨床心理士。産業医。何かあったときに安心できるようなかかりつけのお医者さんとして、地域をサポートする存在になりたいと思っています。...
キャッツこどもクリニック院長。臨床心理士。産業医。何かあったときに安心できるようなかかりつけのお医者さんとして、地域をサポートする存在になりたいと思っています。海外医療ボランティアや船医や災害医療派遣の経験もあります。役に立し、少しホッとできる正しい知識を啓蒙していきたいと思います。 キャッツこどもクリニックHP:https://catscc.com/

目次

  1. 気になる赤ちゃんの目やに
  2. 新生児の目やにの原因は?
  3. 要注意!眼の縁や片目だけから出る目やに
  4. 新生児の鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)
  5. 要注意!眼の縁や片目だけから出る目やに
  6. 鼻涙管閉塞の治療法は?
  7. 新生児の目やにの取り方は?
  8. 新生児の目やには日ごろからチェックしましょう
  9. 目やにの出方や状態をよく見ることが重要

鼻涙管閉塞が長引く場合は手術療法で治療する場合もあります。特に先天性の鼻涙管閉塞は手術療法が有効です。ブジーという細長い針金状の治療具を、鼻側の目の縁にある涙点から差し込みます。ブジーを鼻涙管に通し、鼻涙管の幕を突き破って開放することで症状を改善させるのです。(※1)

その後涙点からシリコンチューブを入れて1~3か月ほど留置します。手術は点眼麻酔を用いて行いますが時間はそれほどかかりません。しかし、赤ちゃんの鼻涙管閉塞は1歳前後で自然治癒する場合が多いため、症状を見ながらまずは自然治癒を試みるそうです。

新生児の目やにの取り方は?

お子さんの目やにがたくさん出た場合、すぐに拭いて取ってあげたいですよね。しかし「デリケートな部分をどのように拭いたらよいのか?」と、目やにの取り方がわからず戸惑うお母さんが多いといいます。お子さんの目を気づ付けないように、目やにの取り方には細心の注意を払いましょう。

取り方には気をつけて清潔を保つ

赤ちゃんの目やにの取り方は、直接手で触れずにガーゼやコットン、綿棒などで軽く拭うようにします。優しく目頭のほうから眼尻へなでるような取り方で目やにを取り除いてください。誤った目やにの取り方をして、赤ちゃんを傷つけてしまわないように注意が必要です。

固まっていたりして取れにくい場合、水やぬるま湯などで湿らせてから取り除くとよいでしょう。赤ちゃんの肌は弱く、眼球も柔らかいです。目やにをとる際は取り方に気を付けてください。

点眼薬は有効?

薬局などで独自の判断で購入した目薬は使用するのを控えましょう。眼科から抗菌剤などの点眼薬が処方されることがありますので、そちらを使用してください。

1歳未満の赤ちゃんの場合はあまり嫌がることもなく、すんなり点眼させてくれることが多いです。しかし、月齢が上がってくると、目薬を嫌がることもあるかもしれません。その場合は、眠っているときに眼尻のほうから流し込んであげると比較的うまく入ります。お昼寝の終わりころや、朝の起床時間のタイミングで試してみてください。

イソベ先生

小児科医

点眼薬は非常に有効です。それでも目やにが出るなら、鼻涙管閉塞を強く疑います。

新生児の目やには日ごろからチェックしましょう

赤ちゃんの目やには、身体の状態を知ることができるバロメーターです。常に一緒にいるお母さんは目やにの変化にも気を配り、赤ちゃんの異常に少しでも早く気づいてあげる努力をしましょう

新生児の目やにのチェック【目やにの状態をよく見て】

目やには目頭のほうから眼尻へ軽くぬぐうようにして取り除きます。そのときには目やにの「色」「質」「出方」をよく観察しましょう。原因によって目やにの状態が変わってくるので、病院で診察するための重要なポイントとなってきます。

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