新生児の鼻づまりを解消する方法!寝られないときの原因と対処は?
【医師監修】赤ちゃんの鼻がつまって苦しそうだと、心配ですよね。「新生児の鼻づまりの原因は?」「どうやって赤ちゃんの鼻づまりを解消する?」「鼻がつまって寝られない時の対処方は?」といった疑問を解決すべく、鼻づまりの原因や対処法をご紹介します。
どうする?新生児の鼻づまり
赤ちゃんの鼻がつまって苦しそうだと心配になりますよね。新生児の鼻の穴は小さくて、自分で対処しようとしても傷つけてしまいそう…。かといって、病院に行くほどでもないので「どうにかしたいな」と思いつつ、悩んでしまいますね。そんな鼻づまりの原因と、家でもできる対処法をご紹介します。
新生児の鼻づまりの原因は?
「赤ちゃんの鼻がすぐにつまってしまう」「鼻がつまって赤ちゃんが苦しそう……」そんな悩みを持つママも多いでしょう。新生児の鼻はつまりやすいものですが、そもそも新生児の鼻づまりの原因は何でしょうか。それでは、新生児の鼻づまり原因を、ご紹介していきましょう。
新生児の鼻づまりの原因【新生児の鼻の穴が小さい】
新生児の鼻の穴は小さく、鼻も低いので中の空間も狭くなっており、つまりやすい構造です。また、母乳やミルクを飲んでいるので、それが鼻のまわりにつき出口をふさいでしまうことで赤ちゃんはますます苦しくなります。
普段、新生児の赤ちゃんは鼻呼吸ですが、鼻がつまってしまうと口呼吸になります。しかし、赤ちゃんは口呼吸がうまくできないので余計に苦しそうにみえるのです。(※1)
新生児の鼻づまりの原因【空気の乾燥や温度変化】
新生児の鼻は小さいので、空気の乾燥や、ほこりを吸うだけで鼻がつまりがちです。また、新生児は大人と違って少しの温度変化でも刺激となってしまい、鼻の粘膜の炎症で鼻水が増えてしまいます。そのため、鼻づまりを引き起こす原因になります。
しかし、この鼻水は病気ではなく、空気の乾燥や気温の変化に対応している自然な現象なのです。
新生児の鼻づまりの原因【風邪やアレルギーのため】
新生児は風邪を引かないといわれますが、実際に赤ちゃんが風邪を引くことはないのでしょうか?母親が感染したことのない風邪ウイルスでは、新生児も風邪を引くことは十分に考えられます。風邪を引いてしまうと、その症状の一環として、鼻水がでて鼻がつまりやすくなることがあるのです。
また、さらさらした鼻水がずっと出る場合は、アレルギーの恐れがあります。アレルギーも風邪と同じく、鼻水がでるため鼻がつまりやすくなります。(※2)
マキ先生
小児科医
赤ちゃんのアレルギー性の鼻水は、ないわけではないですが、実は一般的には珍しいです。アレルギー性鼻炎が発症してくるのは少なくとも1歳以上のことがほとんどです。
新生児の鼻づまりの原因【仰向けの姿勢】
新生児は大人とは違い、ほとんどの時間を仰向けや横になっていることが多いですね。大人は起き上がっている時間が長いため、鼻水が出ても体の外に出されやすい構造になっています。しかし、赤ちゃんは横になっている時間が長いので、体の外に出しにくい構造となっています。
さらに、新生児の鼻水の量は、大人と同じくらいといわれています。大人と同じ量が出るのに、体の外に出すことが難しいため、鼻水などが鼻の中にたまり、鼻がつまりやすくなるのです。
(赤ちゃんについては以下の記事も参考にしてみてください)
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