子作りのコツ!正しい方法を知って妊娠率を上げよう!

【医師監修】「子作りは簡単と思っていたのに、なかなか妊娠できない」と悩んでいるカップルも多いでしょう。どうすればストレスなく取り組めるのでしょうか。子作りのコツや男女産み分けについてドクターの指摘を交えて説明します。正しい方法を知って妊娠率を上げましょう。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 子作りを始める前に知っておきたいこと
  2. 排卵日を知ることが子作りの一番のコツ
  3. 最適な頻度のセックスも子作りのコツ
  4. 子作りのコツ!有効な体位とは?
  5. 生活習慣の改善で子作りしやすい体を目指そう
  6. 産み分けにもコツがあるって本当?
  7. 子作りがうまくいかないときは婦人科へ
  8. コツを押さえてストレスのない子作りをしよう

子作りを始める前に知っておきたいこと

子作りを始める前にまず知っておきたいのが、子作りには適齢期があるということです。近年は女性の晩婚化により、初産の平均年齢が30.7歳と高めになってきています。このため、子作りを始めようとしたときには適齢期を過ぎており、「年齢のせいで子どもをあきらめた」という女性も少なくありません。では、子作りの適齢期について詳しく説明していきます。

子作りの適齢期は?

子作りの適齢期は、女性の妊娠適齢期でいえば一般的に20~34歳であると考えられています。35歳以上の出産は高齢出産と呼ばれています。また適齢期の間なら簡単に妊娠できるはずと軽く考えている方も多いようですが、それは大きな間違いです。健康な妊娠適齢期の男女であっても、1度の行為での妊娠率は20~25%しかありません。

加えて、女性が35歳を過ぎると妊娠率は一気に下がります。加齢によって妊娠率が下がる最大の理由が卵子の減少、老化です。妊娠適齢期の20~34歳までは、妊娠に適した健康な卵子が多数備わっています。しかし、加齢に伴って卵子数の減少や卵子の老化が起こることで、不妊の状態に陥りやすくなります。(※1)

カズヤ先生

産婦人科医

不妊治療の開始の時期にAMH(アンチミューラリアンホルモン)という値を測定することがあります。 これは発育過程に卵胞から分泌されるホルモンで、その値は卵巣の中にどれくらいの卵子が残っているのか、いわゆる卵巣の予備能を示した値と言えます。 これは35歳を境に急激に低下していきます。このことからも35歳以上の妊娠は難しいことがわかります。

男性にも子作りの適齢期がある?

男性にも子作りの適齢期があるのでしょうか。妊活は女性だけがするものだと考えている男性も多くみられますが、決してそのようなことはありません。妊娠率を上げるためには女性が持つ卵子だけでなく、男性が持つ精子の状態も良好であることが重要です。

男性の妊娠適齢期は40歳までだとされています。男性が年齢を重ねるたびに精子の数は減少し、機能も衰えていきます。機能が衰えた精子は運動率が低下するため、受精しにくくなると言えるでしょう。また、適齢期以降の年齢で生産された精子での妊娠は、流産や赤ちゃんの先天性疾患、発達障害などのリスクが高まります。

(男性の妊活については以下の記事も参考にしてください)

男性も妊活!夫の協力で妊娠率アップ!まずは食事やサプリから

排卵日を知ることが子作りの一番のコツ

子作りする上での一番のコツは、排卵日を知ることです。排卵日の1~2日前に子作りをすると、妊娠率を上げることができるといわれています。しかし、「自分の排卵日がいつなのかよく分からない」「排卵日を狙って子作りしているのに妊娠できない」という女性も少なくありません。まずは正確な排卵日を把握することから始めてみましょう。

(子作りのタイミングや排卵日については以下の記事も参考にしてみてください)

一番妊娠しやすい日は?計算して排卵日を特定できる?
子作りのタイミングは?いつからがベスト?妊娠しやすい時期は?

最適な頻度のセックスも子作りのコツ

妊娠率を上げるためには、最適な頻度でセックスをすることも重要です。「排卵日にだけ子作りをすれば良い」と考えている方も多いでしょうが、排卵日のみのセックスだけで確実に妊娠できるとは限りません。卵子の寿命は限られていますので、排卵日付近には最低でも1日おきのセックスを心がけましょう(※2)。

(子作りの最適な頻度については以下の記事も参考にしてください)

子作りの最適な頻度とは?一般的なセックスの回数や妊娠確率は?

子作りのコツ!有効な体位とは?