新生児が起きないとき!授乳のために起こしていいの?起こし方は?

【医師監修】新生児がミルクの時間になっても起きないときにどうすればいいのか、たくさんのママが悩みを抱えています。「ミルクのために無理にでも起こすの?」「よい起こし方はある?」など、気になる点も多いですよね。起きない新生児と向き合う方法をご紹介します。

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専門家監修
新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児がミルクの時間に起きないけど大丈夫?
  2. 新生児が起きないのは病気?
  3. 起きない新生児をミルクのために起こす?
  4. 新生児をミルクで起こすかどうかの目安
  5. 知っておきたい新生児の体重の増え方
  6. 起きない新生児にミルクをあげるタイミング
  7. 起きない新生児の上手な起こし方
  8. 新生児が起きないときに気を付けること
  9. ミルクの時間に起きない場合でもあわてずに!

泣かないで眠っている新生児の場合は、授乳間隔にはこだわらず、赤ちゃんの体重で判断しましょう。お腹がすいていても泣かない赤ちゃんもいます。空腹かどうか判断に迷うこともあるので、体重を目安に考えてみましょう。ただし、生まれて数日の新生児は体重が10%以内の範囲で減少します。過度な減少でなければ、授乳が足りないというわけではありません。




起きない新生児の上手な起こし方

「お腹がすいたときに目を覚ましてくれたら、すぐ気づけるのに」と思っているママも多いようですね。しかし、実際には空腹を感じていても泣かない新生児もたくさんいます(※2)。赤ちゃんがぜんぜん目を覚まさないと、いろいろ心配になるでしょう。赤ちゃんを上手に起こすにはどうすればよいのでしょうか。

ミルク以外でも役立つ起こし方

泣かないで長時間眠っているのは、赤ちゃんが安心している証拠です。そうとは分かっていても、体重もあまり増えていないのに、ミルクも飲まずに眠っている状態が続くと不安になりますよね。そういった場面で役に立つ、赤ちゃんの起こし方についてご紹介します。

新生児の起こし方には、いくつか方法があります。まず、声をかけて起きてくれるのが一番です。次は足の裏や額などをくすぐってみてください。それでも起きないという場合は部屋の温度を変えてみたり、掛け布団を外して刺激を与えでみましょう。おむつを替えてみてもよいかもしれません。どの起こし方を試すとしても「やさしく」「慎重に」心がけてください。


新生児が起きないときに気を付けること

体重の減少などの異常がない場合、眠っている新生児はそのままにしておいても大丈夫なことがほとんどです。その場合でも、いくつか気をつけてほしいポイントがあります。

眠っている間の状態

新生児が長時間眠っていて起きないときは、眠っている赤ちゃんの状態に気をつけてください。まずは脱水症状です。「おしっこの量や回数が少ない」「顔色が悪い」という場合は、脱水症状の可能性があります。唇がカサカサになることもあるので、注意深く様子を見ておきましょう。


3か月を過ぎたら生活リズムを

赤ちゃんが夜寝て朝起きるという規則正しいリズムを刻むようになるのは早くて生後3か月を過ぎたころからです。このころになったら、夜の就寝時間には部屋を暗くして、朝は光を入れるようにしていきましょう。そうすることによって昼夜が逆転することも減っていくのです。さきほどご紹介した赤ちゃんの起こし方を利用して、生活リズムを整えてあげましょう。

ミルクの時間に起きない場合でもあわてずに!

新生児がミルクの時間に起きないと、ママの不安は大きくなるかもしれません。しかし、赤ちゃんにとっては安心して寝ていられる環境ということです。体重が順調に増えて元気いっぱいなら心配ありません。眠っている赤ちゃんの状態はこまめにチェックしながら、生活リズムが整う時期がくるまでは気にせず見守りましょう。

新井昇子

小児科医

寝ている赤ちゃんの様子をよく観察し、顔色や、呼吸状態、回数等問題なければそのまま寝かせておきましょう。 5時間以上連続して寝るようなら、やさしく起こしておっぱいやミルクを吸わせてみると、はっきりと起きなくても飲む場合がありますので、赤ちゃんに無理のない範囲で、授乳してみてもいいですね。 ただ、あまり、時間や回数、量にこだわらず、赤ちゃんの全身状態や、体重増加の流れなど大きなスパンで見るようにすると、それほど心配ないことがほとんどです。 ご自身で判断できない場合は、助産師や小児科医にご相談ください。